インプ

インプ(imp.)は英国の紅茶文化に着想を得た日本発のフレグランスブランドで、ダージリン茶葉や柑橘果皮などの天然精油を主体にした“ティーアロマ”を核とします。トップでは果実やハーブの瑞々しい立ち上がりを、ドライダウンでは茶葉の渋みとムスクの柔らかな余韻を両立させ、肌に寄り添う軽やかな投影ながら穏やかに香りが戻る点が高く評価されています

代表作と香調ハイライト

  • 1 シアーコットン:レモンとライムにダージリンを重ね、コットンブロッサムとホワイトフローラルが“洗い立てのリネン”を思わせる爽快パウダリーです
  • 2 ピュアサボン:石けん泡のようなネロリとミュゲを中心に、ムスクで包み込むクリーンフローラルで“シャワー後の肌”をイメージさせます
  • 3 シトラスレモン:ベルガモットとレモンティーの酸味にラベンダーとローズマリーを添えた、気分をリセットするシトラスハーバルです
  • 10 クラフトティー:ベルガモット・ライチ・イチジクのフルーティなトップから、ホワイトグレープとダージリンが広がる“午後のアールグレイ”を再現したティーフローラルです
  • 6 ヴァインフラワー:ブドウの花を主役に、カモミールとジャスミンが透けるみずみずしいグリーンフローラルで、春夏に映える清涼感が特徴です
  • 7 ハーバルミント:ミントとダージリンにレモンが弾け、ジャスミンとシダーが奥行きを添える“朝の森を吹き抜けるハーブティー”のような爽快ウッディです
  • 8 ウィステリアブロッサム:藤の花を中心にシトラスとフレッシュフルーツが重なり、清楚でやさしい花のベールが長く続くフローラルフルーティです
  • 12 マンダリンジンジャー:マンダリンオレンジとグレープフルーツのジューシーさにジンジャーのスパイスが重なり、ジャスミンとムスクが温かい余韻へ導く明るいシトラスジンジャーです

共通する香りの設計と評価

インプの作品はすべてエタノール・水・香料のみのシンプル処方で、天然原料の揮発を活かした軽やかな拡散と“紅茶の湯気のようにふわりと戻る”残香をめざしています 。甘さや重厚なアンバーを控え、茶葉の渋みと果実・ハーブのナチュラルさで「ほっと一息つく瞬間」を香り化しているため、オフィスや公共空間でも使いやすいと口コミで支持されています 。紅茶ボトルを思わせるシンプルなデザインや重ねづけ前提のミニサイズ展開も、香水初心者からティーアロマ愛好家まで幅広い層に“自然体で楽しめるフレグランス”として受け入れられる要因となっています