バイレードビブリオテーク

「ビブリオテーク(Bibliothèque)」は、古い本や革装丁を思わせるアンティークな空気感と、意外なほどしっかりした甘さが同居する、ウッディアンバー系のフレグランス。トップではプラムとシナモンによる濃密なフルーティースパイスが広がり、ハートではレザーアコードやバイオレットがアンティークな質感を強めます。ラストはウッディなバーチウッド&パチュリに、バニラが甘く寄り添い、図書館のような渋み+お菓子を思わせる甘い余韻が特徴的。口コミでは「図書館や古書のイメージ」は感じつつも、「想像以上に甘く、フルーティー」「バニラが強めに香る」という声が多く、クラシカルなレザー感の中にもしっかりした甘みを楽しめる香りとして評価されています。
香りの構成
※ バイレード公式で公表されているノートを元にした解説です。
- トップノート
- プラム (Plum):熟したプラムの甘酸っぱさと、とろけるような濃厚な果実の甘みを感じさせる。口コミの中には「ピーチのようにも感じた」という声もあり、深くリッチなフルーティー感を演出。
- シナモン (Cinnamon):甘くスパイシーな香り。プラムの甘さを引き締め、ホットドリンクを想起させる温かみをプラス。トップから秋冬のようにほっこりする雰囲気をまとわせる。
- ミドルノート
- レザーアコード (Leather Accord):革特有の渋みやわずかなスモーキー感があり、古書や革張りのソファを連想させる。フルーツの甘みを単調にしすぎず、しっかりと奥行きを与える存在。口コミでは「タバコのよう」「重めでクセがある」という感想も。
- バイオレット (Violet):パウダリーで甘いフローラルを持ち、少し青みを含む。レザーの重厚感を柔らかくし、少し“化粧品”のようなパウダリーさを加味。甘みと渋みのコントラストを引き立て、どこかアンティークなノスタルジック感を演出。
- ラストノート
- バーチウッド (Birch Wood):樺の木のスモーキーかつドライなウッディ感。レザーとも相性が良く、図書室の古い木製家具を思わせる。
- パチュリ (Patchouli):湿り気のある土っぽさや苦味をもつウッディグリーンノート。フルーティーな甘さを深みのある“大人の香り”へ導き、少しスモーキーな渋さを強化。
- バニラ (Vanilla):しっかりとした甘みと温かみを与える。バニラの存在が強めに感じられる場合も多く、レザー&ウッディの苦さをまろやかに包み込み、甘く上品な余韻を残す。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
革やウッドといった“無骨さ”の中に、プラムやバニラの甘みがしっかり潜むため、比較的ジェンダーレスながらも「やや女性寄りに感じる」という口コミが多め。 公式のイメージはユニセックスですが、実際には甘めの香りが好きな男性、あるいは渋みのあるレザー感が好きな女性に特に好まれています。 全体としては4:6ほどで女性人気がやや高い印象です。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- アンバー系・・・ウッディアンバー
- ウッディ系・・・ウッド
バーチウッド&パチュリのウッディ感を核に、バニラやパチュリで甘く温かい樹脂的な雰囲気も加わり、ウッディアンバーとも捉えられる香り。
補足分類(18の属性からの分類)
- ウッディ
- スパイシー
- パウダリー
- フルーティ
- レザー
あくまで軸はウッディとレザーの重厚さですが、プラム&バニラの甘みがしっかりと主張し、スパイシーとパウダリーな要素がアクセントを加えています。
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8~15%
- 持続時間・・・約5~6時間
口コミでは「かなり長持ちし、服にしっかり残る」との意見が多いため、付け直し不要なほど強めの持続・拡散があり、付けすぎ注意。
ビブリオテークの香りが似合うイメージ・人物

アンティーク書店を営む“文学好きの店主”
- レトロな街角で古書店を営み、希少な洋書や革装丁の全集などを収集している。
- 店内は薄暗く、革張りのソファがあり、訪れるだけでクラシカルな雰囲気に浸れると評判。
- 無造作に読みかけの本を積み重ねているが、香りはしっかり“甘くて奥深い”印象を与え、「本をめくる度に感じる古い紙の香りが好き」という人が多い。
秋の午後にクラシック音楽を聴く“大学の図書館の司書”
- 大学図書館の司書で、レファレンスや蔵書管理に慣れており、学生からは少しミステリアスな印象を持たれている。
- 暇さえあれば落ち着いたクラシックやジャズを流し、夕暮れには書棚から革装丁の洋書を取り出して眺める。
- 近づくと、フルーティーで甘い香りとレザーやパチュリの渋みが混じり、「ややレトロかつエレガントな雰囲気」を醸し出す。
古着やヴィンテージ小物を愛する“感度の高い女性”
- 普段からマルシェやヴィンテージショップを巡っては、革バッグやレトロ感ある服を集めている。
- レザーの香りや古着特有の雰囲気を好み、部屋には古いチェストや木の棚などを配置して自分流にレイアウト。
- 外出時は“少し甘めだけど渋みもある”フレグランスを纏って、アンティークファッションと好相性に。
薄暗いバーのカウンターで静かに考え事をする“思想家風の男女”
- 音量を抑えたジャズが流れる薄暗いバーのカウンターに、独りで腰を下ろし、革表紙のノートに何かを書き留める。
- 話し相手はいないが、グラスを傾けながら頭の中で創作や哲学的思考を巡らせる。
- 香りはほのかに漂う甘くスパイシーなプラムとレザー感で、周囲の人からは「一筋縄ではいかなそうな人物」と印象づける。
フルーティーな甘さとスパイシー&ウッディの重厚感があるため、涼しい〜寒い季節に特に映えます。 口コミでも「少し肌寒い季節に合う」「重いので暑い時期はきついかも」という声が多めです。 シックで大人っぽい雰囲気があるため、夜のデートやイベント、落ち着いたシーンにおすすめ。昼に使う場合は少量のワンプッシュで柔らかく香らせるのが◎。