ジョー マローンウッド セージ & シー ソルト コロン

人気の香りを分析するInstagram(@semiperfumer)も始めました
2014年にジョー マローンが発表した「ウッド セージ & シー ソルト コロン」は、海塩(シーソルト)とセージの組み合わせが特徴のアロマティック・マリン系コロンです。潮風に包まれる海辺の開放感とハーブの落ち着きを絶妙に調和させつつ、アンブレットシード(植物性ムスク)の柔らかな甘さによって、シャープすぎない穏やかな雰囲気を演出しています。さらにグレープフルーツの柑橘感がトップを明るく彩り、シーウィード(海藻)が海洋のミネラル感をプラスしているため、「海辺で潮風を浴びるような清涼感」や「ほんのり甘い潮の香り」が感じられる、ユニセックスで親しみやすい香りに仕上がっています。
ただし、口コミでは「爽やかだが甘く感じることもある」「塩気が想像以上に磯っぽく出る」「ココナッツのようなトーンを嗅ぎ取る」という声など、香りの出方は肌質や気温で変化しやすいようです。また、コロンという性質上「持続時間は短い」と感じる方が多く、2~3時間程度で香りが薄れるという意見も散見されます。その分、オフィスや普段使いに取り入れやすいライトな香りとして「一日に何度も付け直すのが楽しい」「同ブランドの別香水とレイヤリングして楽しむ」という愛用者も少なくありません。
香りの構成
- アンブレット シード:やわらかな甘さと淡いナッツ感を持ち、“シャンプーのような清潔感”を感じさせる方もいます。香りをほんのりまろやかにまとめる存在ですが、人によっては「甘さが気になる」と感じる場合もあります。
- グレープフルーツ:苦みを含む軽快な柑橘感が、トップにフレッシュな立ち上がりをもたらします。余韻としては長く残らないものの、最初に香り全体を明るく盛り上げる印象です。
- シーソルトアコード:「塩そのもの」というよりも、海岸のミネラル感や潮風を思わせるアコードです。口コミでは「磯っぽい」「甘い潮の香り」「やや海苔のような塩味」など、人によって感じ方が異なります。特に暑い季節や肌温度によって、ソルティーさが強調されるケースがあります。
- シーウィード(海藻) アコード:海塩アコードをさらに際立たせる要素で、“海辺の空気”をより具体的に連想させます。人によっては「やや磯の香りが強い」と感じる場合もあれば、ほんのりミネラル感を補佐する程度でおさまることもあります。
- セージ:ほろ苦さと軽いスパイシー感を持つハーブで、ローズマリーほどは強くありません。甘い潮風にハーバルな落ち着きを加え、「ウッディっぽい」「爽やかさを抑えるハーブ感」など多面的な印象を持たれることが多いです。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
「海を思わせるソルティな爽やかさ」や「ほのかな甘さ」があるため、女性がつけると可憐さもありつつ清潔感が強調されます。男性にとってはセージのハーバル感やマリン系アコードが比較的つけやすい印象ですが、体温や汗との相性で「少し甘くなりすぎる」と感じる場合があるようです。ジョー マローンの定番フレグランスの中でも強いクセがなく、ユニセックスに使いやすい香りとして高い人気を集めています。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- フレッシュ系・・・アロマティック、ウォーター / マリン
「海塩(Sea Salt)」がマリン系の雰囲気を演出し、セージのハーバルな苦みがアロマティックな要素を加えています。アンブレットシード(植物性ムスク)の甘さが重なり、“塩気×ハーブ×ささやかな甘さ”という独特のバランスが生まれています。
補足分類(18の属性からの分類)
- アロマティック
- マリン
- ムスキー
ハーブ(セージ)と塩(シーソルト)をメインにした香り構成で、全体がアロマティック&マリン寄りのトーンを持ちます。アンブレットシードによるやわらかなムスキー感も感じられ、「爽快ながらほんのり甘い」「シャワー後のような清潔感」といった印象を与えます。
持続時間
オーデコロン
- 香料の濃度・・・約3~5%
- 持続時間・・・約1~2時間
普段使いしやすいが持続力は短め。2−3時間で飛ぶという口コミが多い。
ウッド セージ & シー ソルト コロンの香りが似合うイメージ・人物

海沿いの別荘でリモートワークをする“余裕ある大人カップル”
- 都会を離れ、海辺にある小さな別荘でリモートワークをこなしながら、夕方には潮風を感じるテラスでワインを楽しむ。
- 服装はリラックス感重視だが、こだわりの素材やシンプルなデザインを選び、“自然体だけど洗練された”雰囲気を醸す。
- そばに行くと甘いムスクの中に潮風の塩味とやわらかなハーブが漂い、まるで海岸をそぞろ歩いているかのように心がほどける。
ランニングが日課の“アクティブな都会派女性”
- 週に数回早朝ランニングをし、シャワー後は軽く柑橘や海塩のコロンを纏って出勤する。
- 汗をかいても重苦しい香りにならない“清涼感のあるコロン”を探していて、ウッド セージ&シー ソルトを選択。
- 近くを通ると、スポーティーな雰囲気と海っぽいミネラル感が合わさり、「健康的だけど大人っぽい」と同僚に評される。
イギリスの港町へ留学中の“アート専攻女子大生”
- 海辺の歴史ある港町で寮生活をしながら、美術と文学の勉強に励んでいる。
- 朝は海岸沿いを散歩して潮風に当たり、アトリエではハーブや花のスケッチを楽しむのが日課。
- 香水は「海を思わせる香り」を探してウッド セージ&シーソルトに辿り着き、甘さ控えめの潮と木の香りを気に入っている。
コミュニティガーデンでボランティアをする“スタイリッシュ男子”
- スーツで働く平日を終え、週末は屋上のコミュニティガーデンで野菜やハーブの手入れをする。
- “自然や海辺”を連想させる香りが好みで、甘い香りよりも海塩ハーブ感に魅了され、ウッド セージ&シーソルトを愛用。
- 近づくと、塩気のある爽やかさやハーブの苦みがちょうど良いミクスチャーで、「シンプルにかっこいい」と仲間から評判。
週末ロードトリップが趣味の“ドライブ好きカップル”
- 毎週、車で近郊の海や湖を巡るのがデートの定番。休日は風を感じられるコースを走り、道の駅で地元の野菜やハーブを買うのを楽しんでいる。
- 車内に強いフレグランスは苦手だが、「潮の匂いとウッディ感が欲しい」という共通嗜好で、ウッド セージ&シーソルトを二人で使っている。
- 旅先で食事や休憩する時、すれ違う人が「何このさわやかな潮風みたいな香り…カップルでおそろい?」と驚き、羨ましいと感じることも。
海塩とセージの爽やかなコンビネーションは、気温が高いシーズンにぴったりです。軽いコロンタイプなので、汗ばむ季節に香りが強くなりすぎないところが好まれています。また、乾いた暑い時期にはムスクの甘さが柔らかく広がり、涼しげな海辺を連想させる方が多いようです。「控えめな香り立ちで邪魔をしない」との声も多く、オフィスや普段使いでも重宝されています。夜につける場合でもさほど問題はありませんが、あっさりとした香りですので、どちらかというとデイタイムやカジュアルなシーン向きという意見が目立ちます。