ディオールジャドール オードゥ パルファン

ジャドール オードゥ パルファン
ブランド / コレクション ディオール / ジャドール(Dior)
分類フルーティフローラル
季節日中
調香師 カリス・ベッカー→フランソワ・ドゥマシー
原産国 フランス
詳細 公式サイト
人気の香りを分析するInstagram(@semiperfumer)も始めました

「ジャドール オードゥ パルファン」は、イランイラン、ジャスミン、ローズなどのフローラルノートに、洋ナシ(ペアー)やメロンなどの瑞々しい果実感を重ねた“フローラルフルーティ”の名香です。1999年の発売以来、多くのファンを魅了しており、一部からは「まさにディオールを象徴する香り」「時代を超えたエレガンスを感じる」といった高評価を得ています。一方で、「やや上品すぎる」と感じる声もあり、時に“マダム”や“母的”なイメージを抱かれることがありますが、「逆に、真の大人の女性のエレガンスを表現できる」という評価も根強いです。

全体としては白い花束を思わせる華やかさがあり、透明感のある甘さがバランスよく調整されています。また、発売当初はそのフルーティ&フローラルな組み合わせが革新的と評されましたが、近年は似た香調の香水が増えたため、「今となってはオーソドックスに感じる」という意見があるのも事実です。それでも、「着けると“自分が上品になった”気分になれる」「季節を問わず使いやすく、よく褒められる」との声は多く、香りの完成度は今も高く評価されています。

香りの構成

  • トップノート
    • ペアー、メロン、マグノリア、ピーチ、マンダリンオレンジ、ベルガモット:フルーティかつみずみずしい印象が強く、「軽やかな甘さに一瞬で惹き込まれる」といった意見が多いです。ただ「少し人工的に感じる」という人もいて、オールド感に繋がる要素と捉える方もいらっしゃいます。
  • ミドルノート
    • ジャスミン、スズラン、チュベローズ、フリージア、ローズ、オーキッド、スミレ、プラム:華々しいフローラルブーケの印象が強く、特にジャスミンやローズ、チュベローズなどの存在感を強く感じる方が多いです。ここで「花畑に包まれる感じ」「結婚式に似合いそう」という声がある一方で、「香りがやや強いので1プッシュでも充分」と感じる方も。
  • ラストノート
    • ムスク、バニラ、シダー、ブラックベリー:ややクリーミーな甘さと柔らかなムスクで、終始上品な余韻を残します。人によっては「懐かしい香り」と表現するケースがあり、デイリー使いもしやすい安定感が評価されています。

おすすめの季節と時間帯

日中

基本的にはオールシーズン使いやすいですが、フローラルの甘さが比較的しっかり香るため、「真夏の蒸し暑い日中にはやや重い」という声も。一方で「秋冬にも合うエレガントさがある」という意見があります。お出かけやドレスアップの夜に華やぎを添えるのはもちろん、「落ち着いた甘さで普段使いにもOK」「オフィスに1プッシュで取り入れると気分が上がる」という口コミもあります。

男性向け、女性向け

男性
女性

多くの人が「女性らしい香り」「まさにディオールらしいフェミニンな雰囲気」と評価しており、男性が使うには甘く華やかすぎる傾向があります。とはいえ、甘さや花の香りを好む男性は十分に楽しめるでしょう。圧倒的に女性支持が高いアイコン的存在です。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フレッシュ系・・・フルーティ
  • フローラル系・・・フローラル
メロンや洋ナシの瑞々しい果実感と、多彩なフラワーブーケによる上品な甘さが特徴です。

補足分類(18の属性からの分類)

  • フルーティ
  • フローラル
フルーティなトップが明るさを演出し(フルーティ)、甘い白い花々が中心を支え(フローラル)、最後にムスクとバニラがクリーミーな包容力をプラス(ムスキー、パウダリー)。全体として清潔感を維持しながらフェミニンさを強調するため、季節やTPOを問わず受け入れられやすい(ニューフレッシュネス)香りです。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

ジャドール オードゥ パルファンの香りが似合うイメージ・人物

ジャドール オードゥ パルファンをつけている人のイメージ

ティアラを纏う“プリンセス感漂う”パーティーゲスト

  • ホワイト〜パステルカラーのドレスに、控えめなティアラや上品な髪飾りを付けた若い女性。
  • ドレスコードのあるパーティーに登場し、華やかで可愛らしい印象を与えつつも、落ち着いた言動が気品を感じさせる。
  • 「ジャドール」のフローラルな甘さが、プリンセスのように愛らしいムードを作りながら、ローズ&ジャスミン由来の大人びた上品さも同時に演出。

ファッション雑誌の撮影現場で“春の新作ドレス”を着こなすトップモデル

  • 柔らかい春カラーのドレスと花柄アイテムを中心に纏い、雑誌の特集用写真撮影に臨むモデル。
  • スタジオには生花のセットや小道具があり、カメラマンとスタッフが忙しく動く中、彼女の立ち姿からは余裕のある大人っぽさと可憐な香りが漂う。
  • 「ジャドール」の明るいフローラルがトップノートで目を惹きつけ、撮影が進むにつれローズ&ジャスミンが深まり、一枚一枚のショットに“春の優美さ”が焼き付けられる。

ヨーロッパの美術館巡りをする“アートに造詣の深い社交家”の女性

  • 年に数回ヨーロッパを訪問し、パリやローマの美術館でお気に入りの絵画を鑑賞する。
  • デイタイムでも上質なコートやスカーフを纏い、パブリックスペースでのマナーに細心の注意を払いつつ、同時に存在感を放つ。
  • 近づくと「ほんのり甘い花束の香りがするけれど、派手すぎずどこかアカデミックな印象」――それがジャドールの、華やかでありながら知的な雰囲気を体現している。

パーティに欠かせない“華やか係”の友人

  • パーティや女子会があれば必ず呼ばれる、ムードメイカー的な存在。いつも笑顔で周囲を明るく盛り上げてくれるが、一方で落ち着いた大人の面もありバランスが良い。
  • 「ジャドール オードゥ パルファン」の“明るいフローラル”で周りの雰囲気をぱっと華やかにしながら、後から来るローズ&ジャスミンの濃厚なエレガンスで「意外と大人びてるのね」と思わせるギャップを演出。
  • 雰囲気はキャッチーなのに香り立ちはしっかり上品――その両立が人気の秘訣。