ペンハリガンザ コヴェテッド デュシェス ローズ

ザ コヴェテッド デュシェス ローズ
ブランド / コレクション ペンハリガン / ポートレート
分類フローラルフローラルアンバー
季節日中
発売年月日 2016
調香師 クリストフ・レイノー
原産国 イギリス
詳細 公式サイト
人気の香りを分析するInstagram(@semiperfumer)も始めました

2016年にペンハリガンから発表された「ポートレート コレクション」の一作、「誰からも愛されるローズ公爵夫人」。中心には雨上がりのように澄んだローズが据えられ、軽やかなマンダリンオレンジがふわりと彩りを加え、ラストはムスキーウッドが柔らかな深みと官能をもたらします。

中心にあるみずみずしく透明感のあるローズに対する口コミには「シャープな冷ややかさがあり、強い甘さが控えめで使いやすい」という意見や、「石鹸のようなクリーンさ」「軽いジャム感」を感じるという声もあります。古典的なローズ特有の重さや粉っぽさは少なく、ローズが苦手な人でもこのローズは好きという声が多い、ユニセックスに寄り添う上品な仕上がりです。

香りの構成

  • トップノート
    • マンダリンオレンジ:ごく短い時間ながら柑橘のフレッシュさが広がり、ローズに向かう前の軽快な雰囲気を演出します。口コミでは「さっと消えるが、一瞬の爽快感が印象に残る」と評されることが多いです。
  • ミドルノート
    • ローズ:メインのローズは透き通るような青みを少し湛え、甘さが強すぎないのが特徴。生花そのもののようにみずみずしい反面、「若干ソープ感やラムネ的な清涼感を感じる」という声もあります。全体として上品でクリーンなローズにまとまっており、幅広い年代や性別の肌に柔らかく調和する印象です。
  • ベースノート
    • ムスク、ウッディノート:香りの後半ではムスクがふんわりとした温もりを加え、ウッディな要素がわずかなスモーキー感や官能性をプラス。口コミでは「余韻として心地よいが、短時間で肌に溶けてしまう」、逆に「ソフトな纏い心地が好き」と高く評価する人もいます。

おすすめの季節と時間帯

日中

ローズにありがちな重厚さや濃厚さが抑えられており、春から初夏にかけての涼やかな空気に合いやすいです。また、秋にもムスキーウッドの深みが軽く立ち上がり、落ち着いた雰囲気を楽しめます。香り立ちが繊細で飛びが弱いため、オフィスや日常遣いでも邪魔になりにくい設計です。夜にはローズの柔らかな甘さとムスクが少し艶やかに香り、しっとりとしたムードに寄り添います。

男性向け、女性向け

男性
女性

ローズの華やかさが前面にありますが、「ローズ石鹸のようなニュアンス」でクリーンさが際立ち、甘さも控えめなため、男性が付けても抵抗が少ないです。実際、「フレッシュなローズを楽しみたいが甘い香りは苦手」という男性の口コミも見られます。女性にとってはもちろん“軽快なローズ香水”として親しみやすく、デートや日常使いなど幅広いシーンに合います。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • アンバー系・・・フローラルアンバー
  • フローラル系・・・フローラル
官能的なムスクとウッディ要素がベースをほんのり甘く彩り、アンバリーな温かみをわずかに残します。メインはローズの澄んだフローラル。過剰な甘さや青臭さが抑えられ、透明感を前面に押し出しています。

補足分類(18の属性からの分類)

  • ウッディ
  • オリエンタル
  • シトラス
  • フローラル
  • ムスキー
透き通るローズを中心とするフローラル性が全体を彩る(フローラル)。ムスキーでやや官能的な側面を持ちつつも、比較的ライトな仕上がり(オリエンタル)。ベースの木質感が香りを落ち着いた方向へ導きます(ウッディ)。ベースにかけて肌に溶け込むようなムスクが広がり、“淡い官能”を演出(ムスキー)。トップのマンダリンが短時間ながら爽快感を演出(シトラス)。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。
短い持続力を指摘する口コミも多く、「数分でフェードアウトしてしまう」「何度も付け直しをしたくなる」との声が散見されます。繊細かつエアリーなアプローチゆえ、あえて“香りが儚く消える”軽やかさを好む方には魅力的な1本と言えます。

ザ コヴェテッド デュシェス ローズの香りが似合うイメージ・人物

ザ コヴェテッド デュシェス ローズをつけている人のイメージ

朝の花市場を楽しむ「フレッシュローズ愛好家」

  • 20~30代女性。週末の朝に自転車で花市場へ出かけ、旬の花をこまめにチェックする習慣を持つ。
  • 部屋の中にはいつも数種類の生花が飾られており、さりげなく香りを感じる空間が好き。
  • 甘さよりもみずみずしさ重視で、ローズと柑橘の軽やかさを求めるタイプ。

上質なルームウェアを纏う「ホームスパ愛好家」

  • 30代女性。自宅のバスルームを小さなスパのように整え、バスタイムにはローズ系のバスソルトを愛用。
  • 一人の時間を丁寧に味わい、アロマキャンドルや音楽とともに心身をリラックスさせる。
  • 香りは“重くないフローラル”を好み、清潔感のあるローズで癒されたいと思っている。

カフェで短編小説を書く「感性派の男性作家」

  • 20~40代男性。路地裏の小さなカフェを定番スポットにし、ノートPCや手帳を広げて物語を綴る。
  • フルーティや甘ったるい香りは苦手だが、“少しだけローズのニュアンス”を身に纏いたいと考える。
  • 香りで表現するのは“青く爽やかなバラ園”のイメージで、男性だからこそ軽いローズを逆に楽しみたい。

オフィスの休憩スペースで気分転換をはかる「ワーキングウーマン」

  • 20~30代女性。社内で忙しく業務をこなしながらも、こまめにストレッチや紅茶休憩を挟む。
  • 香りは“強すぎると社内で浮く”ので、フローラルでも爽やかで主張の少ないものを選びたいと思っている。
  • ローズが好きだが、昔ながらの濃厚ローズが苦手なので「透明感ある軽やかさ」に魅力を感じる。

休日のブランチを楽しむ「リゾートホテルのラウンジでくつろぐ女性」

  • 30代女性。休日にリゾートホテルへ小旅行し、ラウンジでゆっくりブランチやスイーツを楽しむ。
  • ホテルのフローラルアレンジにも興味があり、特にバラを使ったデコレーションを見かけると嬉しくなるタイプ。
  • 濃厚なローズは苦手だが、爽やかに香るバラなら“ホテルの上質な空気”とも合うと考えている。