ル ラボリス 41

リリー(百合)、チューベローズ、ジャスミンなどの白い花(ホワイトフローラル)を主役にした、非常に華やかで濃厚なフローラル フレグランス。バニラやムスク、ノーブルウッズがベースに加わることで、“甘さ”と“エレガントな重み”が同居し、まさに「白い大輪の花束に飛び込んだよう」な圧倒的な存在感を放ちます。ユーザーからは「しっかりとした百合やチューベローズの強い花の香り」「奥にバニラムスクの温かみ」などの声が多く、“華やかで清楚なのに悪女の香りも匂わせる”ような、艶やかな大人フローラルとして評価されます。
香りの分類
- リリー/チューベローズ/ジャスミンの濃密なホワイトフローラル:“真っ白な花が幾重にも重なった重厚フローラル”で始まり、その甘く強い花の香りが一瞬で空間を支配するほど。清潔感と同時にセクシーさを感じさせる。
- リリー(百合):クリアで清楚なイメージながら、わずかに青みと甘みを伴う花の香り。なかでも“オリエンタル・リリー”的に少し刺激的ともいえる濃厚感がある。噴霧直後から“白い百合”を思わせる強い花香が、周囲を一気に包み込む。あくまで上品ながらも主張が大きい。
- チューベローズ & ジャスミン:チューベローズは甘くクリーミー、やや官能的。ジャスミンは白花特有の柔らかい甘さと軽い動物的ニュアンスを伴う。チューベローズがリリーの香りをさらに強く甘く、ジャスミンが花束感を立体的にして、トップから圧倒的な“白花ブーケ”を形成。
- 引き続きホワイトフローラル + わずかな“ウッディな苦み”や緑っぽさ:ほぼ“白い花”一色で攻め続けるステージ。ウッディ要素は控えめながら、完全な甘さべったりにはならない程度に自然の深みを加える印象。
- フローラルの持続:トップの百合、チューベローズ、ジャスミンが一気に萎まず、しばらくの間力強い花々をキープ。「香りが強い花」が続き、周囲から“芳香剤”や“フレッシュな花束”と思われるほど。つける量には要注意という声が多い。
- ノーブルウッズ(noble woods)のニュアンス:公式でいう“noble woods”は、シダーやサンダルウッドのような落ち着いた木材の苦み・温もり。白花の圧倒的甘さをわずかに引き締め、香りの骨格に“支え”を与える。香りは大幅には変わらず、あくまでフローラル中心だが後半に向けてバニラの甘みと合流しつつある。
- バニラ & ムスクが柔らかく甘い余韻を付与:トップから中盤にかけての白花の鋭いアタックは徐々に落ち着き、バニラ&ムスクのまろやかな甘さが1〜2段階ソフトなフローラルに変化。もちろん花感は消えないものの、柔らかいミルキーな甘みに包まれるフィニッシュ。
- バニラ(Madagascar Vanilla):甘くクリーミー、やや温かみあるデザート様の風味。花の香りがやや落ち着くと、バニラのやさしい甘さが表面化。パウダリーに感じる人もおり、“品の良い甘い花束”という最終イメージが形成される。
- ムスク (Musk):動物的な甘さと石けんっぽいクリーンさを併せ持つ。花とバニラを肌に溶け込ませるような官能的な仕上げ。最後までやや強めだが、纏った本人に安心感を与えるような包容力をもつ。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
“濃厚で甘い白い花”は一般的に女性らしさを強く連想させるため、女性人気が圧倒的。ただしホワイトフローラル好きな男性も一定数いるものの、やはり全体の傾向としては女性80%:男性20%程度の支持と推定されます。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- フローラル系・・・フローラル
リリー、チューベローズ、ジャスミンの白花が前面。【補足】バニラ&甘いスパイス(ホワイトフローラル×バニラ)感が加わるため、“甘いフローラルアンバー”とも言える
補足分類(18の属性からの分類)
- フローラル
百合・チューベローズ・ジャスミンによる圧倒的白花(フローラル)。バニラやムスクで甘く温かい印象(ややアンバリー)。 後半に感じる“おしろい”や“ベビーパウダー”に近い柔らかさ(ややパウダリー)。ベースにムスクの包容力(少しムスキー)。
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8~15%
- 持続時間・・・約5~6時間
リス 41の香りが似合うイメージ・人物

夜の舞台に立つ“オペラのプリマドンナ”
- 歌劇場のスポットライトを一心に浴び、真っ白なドレスで堂々と歌い上げるトップスター。
- 舞台裏では少し神経質にリハーサルをするが、いざ本番になると華やかで圧倒的な存在感を放つ。
- 客席にまで届く“濃厚な白い花束”のような香りが、その人の登場とともに空気を染めてしまう。
美術館のパーティで冷静に微笑む“社交界の華”
- 美術館の夜間イベントに姿を現し、知的な会話を軽やかにこなす女性。
- 大きなフェザーや繊細なビーズがあしらわれたドレスをまといながらも、落ち着いた品格で周囲を魅了。
- 香りは強烈な花のアタックがありながら、近づくと甘く包み込むような柔らかさを秘めている。
白いスーツで夜のバーに現れる“ミステリアスなキャリア女性”
- 仕事をバリバリこなし、オフィスでもリーダーシップを発揮するが、夜になるとバーで一人静かにグラスを傾ける。
- 周囲からは「無駄のない振る舞い」と「すべてを見透かすような強さ」を感じられ、声をかけづらいほどのオーラを放つ。
- 香りは白花の濃密さで妖艶さを纏いつつ、やや甘いバニラの余韻が“気高い女性らしさ”を際立たせる。
結婚式の披露宴でブーケを抱える“新婦の親友”
- 親友の結婚式でブーケを預かり、華やかなテーブルコーディネートを手伝う。
- 会場の花々に負けないくらいの白花を纏った甘く清廉な香りで、祝福の空気を彩る。
- 普段は地味目だが、この日は晴れやかな笑顔で新婦をサポートしつつ、来客からも「今日のあなたも素敵だね」と好印象を得る。
沈黙を貫く女スパイ
- ヨーロッパの旧市街を舞台に暗躍し、普段は派手な服やメイクをしないが、ミッションの時にはゴージャスなパーティに潜入することも。
- 変幻自在に姿を変えるため、香りも普段は控えめにしつつ、いざ勝負という場面では“強烈な白花”を撃ち込むようにつける。
- 行動には迷いがなく、時に見せる女神のような微笑みでターゲットを誘惑する。
“晴れやかな花”を思わせるため、春夏の暖かい季節に映える。ただし香りが強いので、湿度が高い真夏には少量推奨。フローラル系は日中の明るいシーンで映えるが、濃厚な香りなのでパーティーや特別なイベントにも合う。TPOには注意が必要。