ル ラボラブダナム 18

ラブダナム 18
ブランド ル ラボ
分類アンバーソフトアンバー
季節
原産国 アメリカ
詳細 公式サイト

ラブダナムを主役とし、“濃厚かつ甘いアンバー香”を形成しながらも、実際は肌に静かに溶け込むという矛盾を持ったミステリアスなフレグランス。公式いわく、「強烈な個性をもつ濃厚なアンバーとムスクのはずが、肌にのせると静かに囁くように香る」という一見矛盾する特徴を備え、“いったん身に着けると耳を澄まさずにはいられなくなる”神秘的な香りと評されます。ユーザーからは「お香のよう」「ベビーパウダーのよう」「甘い中にもスパイスやレザー感をほのかに感じる」といった声が多く、パウダリーな甘さとオリエンタル的な深みを同時に味わえる、ややクラシカルかつエロティックな香りです。

香りの構成

※ ラブダナム 18は公式に香りを公表していないので、推測を含みます。

  • ラブダナムの“静かな”樹脂甘さ + ほのかなスパイス:強く甘そうな要素が揃っていながら、意外にも肌からそっと香る始まり。スパイス感が柔らかいアクセントとなり、甘さ一辺倒にはならない。
    • ラブダナム (Labdanum):樹脂由来のバルサミックな甘さに、レザーっぽい苦みやスモーキーさを含む。いわゆる「アンバー」らしさの核。噴霧直後から甘さは確かに強いが、肌から静かに立ち上り、大音量の主張はしない。“アンバー爆弾”になりそうで、実際は非常にソフト。
    • ほのかなスパイス要素:成分表には明記されていませんが、ユーザーはシナモンに似た軽いスパイスを感じることがある。甘い樹脂香だけでなく微かな辛みがあることで、重たすぎない立ち上がりを作る。「甘すぎる」と感じにくい微妙な調整役。
  • ムスク & アニマリック原料 + パチュリ & 白樺レザー感:アンバー(ラブダナム)+動物的ムスク+レザリーな苦みが絡み合い、ミステリアスで官能的な中盤となる。
    • パチュリは土や森を思わせる苦み、ウッディグリーン感。白樺(Birch)はタール状の香りがレザー的な焦げっぽさを生む場合がある。甘い樹脂と動物的要素をわずかな苦みやスモーキー感が引き締め、香りを一筋縄ではいかないダークな奥行きへ導く。
  • バニラ & トンカビーンのデザート感 + 甘いパウダリー:甘くスモーキーなパウダーがゆったり肌に張り付き、インテリアや寝具用フレグランスを思わせるほど落ち着く一面をもつ。濃厚ながら派手ではなく、“包み込むような優しいダークアンバー”として息づく。
    • バニラ & トンカビーン:いわゆる「お菓子っぽい」甘さというより、クマリン由来の粉っぽさやカラメル風のほろ苦さが混ざった、大人のデザートのような香り。“お香+ベビーパウダー”と形容されるパウダリー感が顕著になる。甘く落ち着く安心感がありつつ、ほんの少し“香ばしさ”を含む。
    • 甘くダークなアンバー余韻:引き続き、ラブダナムのアンバーが煙っぽい甘さを保つが、さらにバニラ&トンカでまろやかになっていく。フィニッシュは“パウダリーなお香”とも例えられ、秋冬の寝香水などリラックスしたシーンで活かしたい静かな余韻。

おすすめの季節と時間帯

日中

濃厚なアンバー&ムスクが涼しい〜寒い気候で特に心地よく馴染む。濃密かつ官能的で、寝香水や夜のリラックスタイムに特に相性が良い。

男性向け、女性向け

男性
女性

パウダリー&甘さのあるアンバー香は、やや女性人気が高いとみられる一方、ユニセックス派や濃厚ムスク好きな男性からも一定の支持を得ているため、おおむね女性60%:男性40%程度と推定されます。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • アンバー系・・・アンバー、ソフトアンバー
ラブダナム、バニラ、トンカビーンなどが織りなす樹脂的“アンバー”。※ パチョリの土っぽさやスモーキーな苦みが加わるが、主役はアンバー&ムスク。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アンバリー
  • パウダリー
  • ムスキー
ラブダナム、バニラ、トンカなどが作るアンバー香だが、パウダリー&拡散弱めで“柔らかい”印象。パチュリ、白樺レザー的苦みなどのわずかなウッディ感ありでウッディアンバーも候補。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

ラブダナム 18の香りが似合うイメージ・人物

ラブダナム 18をつけている人のイメージ

漆黒の書庫で“古代の写本”を読み解く学者

  • 闇のように暗い書庫で、ろうそくの明かりを頼りに数百年前の古文書を解析する姿。
  • 埃っぽいレザー装丁の本や香炉で焚く樹脂が混じりあい、静かに時間が流れている。
  • 一見冷たい雰囲気を纏いつつも、書庫に漂う甘いアンバーが、研究に集中するその人の内なる情熱をほのかに伝える。

冬の夜、暖炉のそばで過去を懐かしむ“ノスタルジックな男女”

  • チャコールグレーのセーターを着こんで、暖炉の炎を見つめながら一杯の赤ワインを嗜む。
  • 外は雪が降り積もっており、窓を開けると冷気が頬を打つが、室内には温かいアンバーの香りが充満している。
  • 少し物悲しげな表情を浮かべつつ、昔の記憶を辿り、胸がきゅっとなるようなノスタルジーに浸る。

密かな情熱を抱える“修道院の絵画修復士”

  • 修道院の一室で古い宗教画の修復作業を続け、絵の具や樹脂、黙々とした空気の中で神聖なオーラが漂う。
  • 外観は静かでひっそりしているが、実は内に燃え上がるような情熱を秘めており、それを作品に投影する。
  • 近づいた時に濃厚なアンバーの甘さを控えめに感じ取れるほど、静かながらも色気を含む雰囲気を持つ。

現代アートの彫刻を手掛ける“ダークファンタジー作家”

  • コンクリート打ちっぱなしの地下アトリエで、樹脂や金属片を組み合わせた“抽象オブジェ”を作る。
  • 見た目はモノトーンの服装に身を包み、無表情だが作品には強いメッセージを宿している。
  • 空間には甘くも焦げたような香りが漂い、ゴシック要素とモダンアートが溶け合った独特の世界観を形成。