ル ラボベチバー 46

ベチバー 46
ブランド ル ラボ
分類ウッディアンバーウッド
季節
原産国 アメリカ
詳細 公式サイト

ベチバー 46(VETIVER 46)は、ハイチ産ベチバーを「グラースの伝統技術」で昇華させた、「ディープでダークな」香水。ペッパー、ガイアックウッド、ラブダナム、シダーなどが加わり、スパイシーかつスモーキー、深く官能的なウッディアンバー香を形成。ル ラボのなかでも特に重厚でミステリアスと評されるフレグランスです。口コミでは「土っぽさがしっかり出る、クラシックなベチバー」「スモーキーさが強く、秋冬にぴったり」「開幕のペッパーが刺激的で苦手」というように評価が分かれることがあります。好きな人には“ダークで深みのある大人の香り”として高評価な一方、苦手な人には“ウッディ+スパイスのパンチが強すぎる”と感じられる場合もあるようです。

香りの構成

※ ル ラボは香りのピラミッドなどを出していないので推測を含みます。

  1. トップノート
    • ペッパー(Pepper)の辛み + ベチバーの“序章”:噴霧直後にペッパー(黒コショウのような刺激的なスパイス感)が立ち上がり、同時に土っぽいベチバーが静かに背景を感じさせる。 口コミではこの強いスパイシーさに「ややハードルの高さ」を感じる人も。一方で、辛口でクセになるという声もあり、好みがはっきり分かれる印象。
  2. ミドルノート:辛くスモーキーなウッディ感が一段と顕在化し、「ディープでダーク」という評価を裏付ける中盤に。ここでベチバーもその土っぽい深さを少しずつ強め、香り全体をダウナーにまとめ上げる。
    • ガイアックウッド (Gaiac) :スモーキーでレザーにも似た濃厚な木質香をもつ。ペッパーの強い辛みを煙っぽい深みに繋ぎ、ダークで官能的な雰囲気を高める。
    • シダーウッド (Cedarwood):ドライで少しスパイシーなウッディ。ベチバーの苦みとも呼応し、よりシャープで力強い印象を加速させる。
  3. ラストノート:ラブダナムのアンバー感+ベチバーの苦い土っぽさが絡まり合い、「濃厚でダークなウッディアンバー」に落ち着く。さらにガイアックやシダー由来のスモーキーさが持続するため、深みのある神秘的な余韻が残る。
    • ラブダナム (Cistus / Labdanum):樹脂系で甘く暖かい“アンバー”を思わせる香り。レザーやタバコを連想させる渋みを含むこともある。
    • ベチバー (Vetiver):根茎由来の土っぽさ・苦み、ウッディグリーンなニュアンスをもつ。時間経過とともに“湿った土の深さ”が強調される。

おすすめの季節と時間帯

日中

ダークなウッディアンバーは涼しい〜寒い季節と相性良好。力強いスモーキー感や官能的な甘さは、特に秋冬の夜やドレスアップのシーンで映えます。口コミでは「暑い季節に使うと少し重い」という声が多いため、夏場や日中は少量に留めるのがベターとされています。

男性向け、女性向け

男性
女性

ベチバー+スモーキーウッディ+ペッパーという強い個性から、全体的には“男性的”と捉えられる傾向があるものの、スパイスやアンバーが好きな女性も一定数存在。口コミでは「渋さがかっこいい」と感じる女性愛用者も。おおよそ男性60%:女性40%くらいのイメージです。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • アンバー系・・・ウッディアンバー
  • ウッディ系・・・ウッド
ベチバーやシダーウッドを中心とする木の苦みと、ラブダナムのレザー的樹脂甘さ、そしてスモーキー感が合わさり、典型的な「ウッディアンバー」の領域に分類されます。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アンバリー
  • ウッディ
  • スパイシー
ベチバー&シダー&ガイアック、そしてラブダナムによるレザー的樹脂甘さが特徴的。ペッパーのスパイシーさも大きく作用します。一部ではムスキー (musky) な要素を感じるという意見もあります。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

ベチバー 46の香りが似合うイメージ・人物

ベチバー 46をつけている人のイメージ

山奥の古びた館に住む“神秘の考古学者”

  • 大都市を離れ、山岳地帯の古い洋館を拠点に世界の遺跡を調査しながら文献をまとめている。
  • 研究のため長期的に一人こもることが多いが、たまに来客があると館のどこからか“土や樹脂の濃い香り”が漂ってくる。
  • 近づくと“ペッパーの辛み”を伴う力強いアロマが特徴で、一瞬でその場の空気を変えるほどインパクトがある。

ジャズクラブでトランペットを吹く“夜の演奏者”

  • 薄暗いジャズバーで週末だけ演奏し、客からは熱狂的な支持を受けるが、演奏が終わるとすぐに姿を消す謎の存在。
  • ステージ上はアルコールとタバコの煙が渦巻く中、トランペットの鋭いサウンドで観客を魅了。
  • 香りは、スパイシーかつ土のような深みがあり、演奏後に軽く汗ばんだ肌からほんのり甘いアンバーを感じる人もいる。

冷たい季節の街角で焚き火を見つめる“詩人”

  • 人通りの少ない街の隅で、イベントか何かの一環で焚き火が焚かれているのをじっと見つめている。
  • 手にはノートを持ち、街の喧騒が遠く感じる夜を詩的に観察しながら、わずかにこぼれ落ちる白い息。
  • 革のコートをまとい、ラブダナムの甘くスモーキーな香りを纏いつつ、どこか寂しげな眼差しで火を眺める姿が印象的。

ワインの樽熟成セラーで働く“ソムリエ志望の青年”

  • 地下のワインセラーで樽に注がれる赤ワインの熟成を見守り、時々ワインの状態をチェックするのが日課。
  • 樽材やワインの渋みが充満する空間に慣れきっており、自分自身もややスパイシーかつウッディな香りを好む。
  • 外見は若々しいが、内面には深遠なワインの知識と審美眼を備え、静かに野心を燃やす。

現代アートの暗いホールでパフォーマンスをする“ダンサー”

  • 無機質なホールにかすかなライトが当たる中、一人のダンサーが激しい動きと静止を繰り返す前衛的なパフォーマンスを展開。
  • 衣装は黒とグレーを基調としたレザーやビニール素材で、観客の目を引くが、ダンス自体は言葉にならないメッセージを含む。
  • 周囲に漂う煙や焦げた匂いの演出があり、ダンサー自身の香りが重なって“不可思議なアート空間”を完成させる。