ムスクってどんな香り?(おすすめの香水も)

ムスクとは?
最も人気のある香りの1つ、ムスク。
でもその正体は曖昧です。

元々ムスクはジャコウジカ、英語名だとMusk deerのオスのヘソの下にあり、メスへのアピールのために匂い物質を出す、この香嚢という器官から分泌される液を乾燥させたものでした。

サンスクリット語で睾丸を意味するムスカに由来しますが形が似ているだけで睾丸でもその分泌物でもありません(バズ目的なのか、ウソの情報が流れているのでご注意ください)。

そのままだと強烈なアンモニア臭や獣臭がしますが、薄めることで官能的で素晴らしい香りになるそうです。

ただし 現在ジャコウジカはワシントン条約で商取引が厳格に規制されているので香水に天然の動物性ムスクが使われることはありません。
つまり私たちが知っているムスクというのは全て代替品。大きく分けて合成ムスクと植物性ムスクがあります。
合成ムスク

まず主流なのが合成ムスクです。
成分や配合で様々な種類がありムスクは全体像が掴みにくくなっています。例えば、柔軟剤や石鹸っぽい香り、ホワイトムスクと呼ばれるものが代表的ですね。

多くの方はムスク=ホワイトムスクだと思っていますが他にも様々なタイプがあり奥が深いです。
- 柔軟剤や石鹸っぽいホワイトムスク
- 柔らかい甘さのパウダリームスク
- 官能的なアニマリックムスク
- カシュメランなどウッディムスク
- 梨っぽいフルーティムスク

植物性ムスク
そしてもう一つ、注目されているのが植物性ムスクです。

代表的なのはハイビスカスの仲間のアンブレットの種から採れる天然香料(アンブレットシード)。

動物を犠牲にせず、かつ合成でもない、肌のような温度感の天然ムスクとしてナチュラル志向のブランドなどで重宝されています。
ムスクの捉え方

色々ありすぎてわけわからん!という方はムスクとは香水の香りの余白を埋める柔らかいニオイだと考えてみてはいかがでしょうか。

主役になることもありますが、その多くが主役を立たせるための例えば写真のぼやけ感。

あるいはファンデーションの下地みたいな役割です。
ムスクは遺伝的に感じにくい人もいる

合成ムスクは、分子によって違いますが遺伝的に感じにくい人が結構いることがわかっています。

ですから、ムスクが多く含まれたルラボのガイアック10のような香水は感じ方が大きく違ってくる人がいるわけですね。
ムスクの歴史

天然のムスクはなんと5000年以上前から香料や薬として使われ、1888年には最初の合成ムスクが作られそこから発展。その後1979年にはジャコウジカの商業目的の取引が厳しく規制されたため、さらに幅広い合成ムスクが生まれて今に至ります。
ムスクを知るのにおすすめの香水

ホワイトムスクなら、ジャコウジカを殺さないを掲げて成功したザ ボディ ショップのホワイトムスク。

ホワイトムスクとアニマリックムスクの境界線、キールズのオリジナル ムスク。

官能的なムスクなら、フレデリックマルのムスク ラバジュール。


植物性ムスクなら、ル ラボのアンブレット 9かディプティックのフルールドゥポー。