マイヤ エンジャイ

マイヤ・エンジャイは、スウェーデンと西アフリカの記憶を香りで編むロンドン発のニッチメゾンです。1970年代の家族写真を出発点に、嗅覚と記憶の接点を探る少量生産のユニセックス オードパルファンを展開します。作風は、スパイスやウッド/ムスクの温度感と、果実や白花の透明感を滑らかに重ねるのが持ち味で、肌に近い投影でじんわりと続きます。すべてビーガンで動物実験不実施、ブランドの物語性と“身近な記憶の風景”を結びつけています。

代表作と香調ハイライト

  • ノーディック シダーカルダモンの明るいスパイスから、パチョリとシダーの土っぽい骨格へ。ムスクとアンバーが温かな余韻で包むウッディ・スパイシー。
  • ヴァニル:スウェーデン流“ヴァニラ×カルダモン”を核に、パチョリ/シダーを柔らげてパウダリーなグルマンへ。わずかにブージーな艶を帯びます。
  • トバック:甘いタバコリーフとベチバー、シナモンの温度に、レザーとアニマリック・ムスクが潜む、心地よく煙るタバコ・ウッディ。
  • トロピカ:柑橘とパイナップルで弾け、地中海のイチジクとアイリス/ルバーブへ。ココナッツとアンバー系のベースが南国へ連れ出します。
  • レ フルール:ベルガモットのグリーンな光に、イチジク果肉、ネロリ、マグノリア。フローラル・ムスクとウッドで柔らかく締める詩的なグリーン・フローラル。