アイアム
“Aíam” は “eimy istoire” のクリエイティブディレクターを務めるMANAMIが手掛けるもうひとつのトータルビューティケアブランド。「私は、わたし」というセルフラブを核に、日本国内で製造したユニセックス香水をチャプター番号ごとに物語仕立てで展開しています。石けんを思わせるクリーンさと果実や花の甘さを重ねる設計が多く、軽やかな拡散と肌なじみの良さが支持されています。特にチャプター65・8・9・29はそれぞれ異なる季節や感情を映し取り、重ねづけやホームフレグランスとのレイヤリングも楽しめる点が高く評価されています。
各チャプターの香り
- チャプター65:トップでベルガモットとレモンが泡立てた石けんのように弾け、ハートでバイオレットやローズマリーがパウダリーに広がり、ラストはアンバーとサンダルウッドが静かな温もりを残します。
- チャプター8:マグノリアとジャスミンの気品に、ドライアンバーとクリーミーなサンダルウッドが寄り添い、ムスクがヴェールのように包み込む“しっとりとした朝靄”のフローラルアンバーです。
- チャプター9:レモンとピーチ、シクラメンで瑞々しく開き、きめ細かなサボン、ライラック、リリーにアプリコットが重なります。ラストはムスクとバニラ、ベンゾインが柔らかな甘さを添え、“泡立つ石けんに果実を溶かした”ようなフルーティフローラルに仕上がっています。
- チャプター29:トップでレモンとペアーが澄み渡り、金木犀の甘さが夕暮れの切なさを連想させます。ホワイトムスクとシダーウッドがベースで穏やかな木陰をつくり、ノスタルジックなフルーティフローラルとして秋の黄昏を演出します。
ブランド全体の特徴と評価
アイアムの香水はすべてエタノール・水・香料のみのシンプル処方で、肌に軽く霧状に乗るため「香り疲れしにくい」と口コミで語られています 。一方でトップからラストまでに柔らかい揺らぎがあり、夕方にふわりと香りが戻ることを好意的に挙げるユーザーも多いです 。
価格は中価格帯ながら、同じ香調のボディ・ヘア・ルーム製品をそろえた“レイヤリング前提”のラインアップがセルフラブ体験を深め、国内外の旅行者から「日本で買うべきフレグランス」として注目されています。 ブランドストーリーに響く前向きなメッセージと透明感ある香りが共鳴し、レビューでは「清潔感があり唯一無二」「甘さが控えめでジェンダーレスに使える」といった声が目立ちます。