シャネルN°5 オードゥ パルファム

N°5 オードゥ パルファム
ブランド シャネル
分類ソフトフローラル
季節日中
原産国 フランス
詳細 公式サイト

1921年の誕生以来、シャネルのN°5は「女性のための女性の香り」として世界的に愛され続けてきた歴史的名香です。オリジナルのパルファムをベースに、オードゥ パルファムではシトラスを加えた軽やかなオープニングとバニラを含むラストのモダンなアレンジが施されています。 代名詞とも言えるアルデヒドの“洗練されたきらめき”と、ローズやジャスミンなどの豊かなフローラルブーケが溶け合い、甘いながら凛とした清潔感を同居させているのが特徴。華やかさと奥行きの深みを持ちつつ、“女性らしいエレガンス”を体現する香りとして、誕生から100年以上たった今でも色褪せない魅力を放ち続けています。

香りの構成

※ 無数の香料がブレンドされていますが、ここでは一般的に知られる代表的なノートを挙げています。

  • アルデヒド (Aldehyde):石けんのような清潔感や金属的なきらめきを与え、シャープで華やかな空気感を作る。「天花粉のよう」「化粧くさい」と感じる方もいる一方、その上品なパウダリー感が「懐かしく優しい」「高級石鹸を思わせる」と愛される大きな要素。
  • シトラス系 (ベルガモットやレモン(Bergamot / Lemon)など):ほどよい酸味や苦味を含む爽やかさ。オードゥ パルファム版では、フローラルが出る前に明るいオープニングを演出し、重厚になりすぎるのを軽減。
  • ネロリ / ビターオレンジの花 (Neroli):ビターオレンジの花から取れるやさしいフローラル。トップのシャープさをほんのりソフトに和らげ、ややグリーンかつ甘い清潔感をプラス。
  • ローズ (Rose):甘くみずみずしいバラの香りで、ロマンティックかつ女性的な印象を与える。多くのユーザーが「クラシカルなバラ」と捉え、「母のドレッサーを思い出す」「メイク香」という声も。
  • ジャスミン (Jasmine):白花の中でも特に官能的で甘い香り。ローズと絡み合い、深くフェミニンなフローラルブーケを作る。「石鹸+お花」や「ベビーパウダーのよう」と感じる方もおり、懐かしい安心感を覚える口コミが多い。
  • イランイラン / ミュゲ(スズラン)など:イランイランは甘くエキゾチック、ミュゲは白く可憐な香り。フローラル全体を一層華やかにしながら、オリエンタルな温かみや純白の清潔感を加える。
  • バニラ (Vanilla):ミルキーで甘い香りで、ややスパイシーな温かみも含む。フローラルに包み込むような“とろける甘さ”を与え、優しく女性的な余韻を残す。
  • サンダルウッド (Sandalwood):クリーミーで柔らかい木質感。花の甘さを落ち着かせる役割を担い、ベースに穏やかな深みを与える。
  • ムスク / ベチバーなど:ムスクは肌に溶け込むような甘さ、ベチバーは土っぽい苦味やスモーキーさを含む。アルデヒドとフローラルの個性を包み込み、セクシーさと静謐さを最後まで維持する。

おすすめの季節と時間帯

日中

比較的過ごしやすい季節に、日中から夜まで楽しめる控えめな量で、清潔感のあるパウダリーな余韻が好印象。よりゴージャスかつセクシーに香りを楽しめる場面。特に冬やフォーマルシーンに映える。基本的には年間を通して使えますが、気温やシチュエーションに合わせて付ける量を調整するのが、N°5 オードゥ パルファムをスマートに纏うコツです。

男性向け、女性向け

男性
女性

“究極の女性らしさ”を表現する香水としてあまりにも有名で、実際は女性支持が圧倒的。ただし、アルデヒドやフローラルのクラシカルな世界観を好んであえて身にまとう男性もごく少数いるとされます。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フローラル系・・・ソフトフローラル
N°5は“フローラル アルデヒド”の先駆けとして歴史的に名高く、わずかなシトラスも感じられますが、主眼はあくまで花(ローズ、ジャスミン…)とアルデヒドの調和。パウダリーなニュアンスやバニラの温もりも相まって、清潔感と奥深い甘さが同居するのが特徴。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アルデヒド
  • シトラス
  • パウダリー
  • フローラル
アルデヒド(N°5の最大の特徴)、ローズやジャスミンなどのフローラルブーケ、アルデヒドやムスク由来の粉っぽさ、ベルガモットやレモンのシトラスがトップを明るく演出している。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

N°5 オードゥ パルファムの香りが似合うイメージ・人物

N°5 オードゥ パルファムをつけている人のイメージ

長年自分のスタイルを大切にする“ベテラン秘書”

  • 大企業で長年社長付の秘書を務め、完璧なスケジュール管理と上品な振る舞いが評価されている。
  • 周囲には落ち着いた雰囲気を与えるが、実は華やかな社交界にも馴染んでいる“どこかの貴婦人”のような気品を醸す。
  • ふと近づくと、アルデヒドのパウダリー感と甘い花の香りが漂い、独特の“清潔感と成熟したセクシーさ”が同居する印象を与える。

フォーマルドレスを着こなしパーティーを盛り上げる“洗練されたホステス”

  • 定期的に社交パーティーを主催し、テーブルセッティングから料理の選定、ゲスト招待に至るまで全てを完璧にこなす。
  • ドレスアップした姿は華やかだが、話し方や表情は柔らかく品があるので、自然と場を盛り上げてくれる存在として重宝される。
  • 近づくと、「昔ながらの王道フローラル+パウダリー」の上質な甘さが漂い、「やっぱりこの人は特別だ」とゲストが感じる。

レトロなドレッサーを愛用する“おしゃれ好きなレディ”

  • ベッドルームにはクラシカルな家具を配し、レースやフリルをあしらったスタイルが大好き。
  • ドレッサーには昔ながらの香水瓶や化粧品が並び、そこにN°5の瓶があるだけで空間が完成すると感じている。
  • メイクを終えて外出する前に一吹きすると、柔らかいパウダリー感とまろやかなバニラが部屋に広がり、出かける気分が最高潮に。

日常で上質な時間を大切にする“ミドルエイジ主婦”

  • 子育てもひと段落し、最近は自分のための時間を見直している。
  • 掃除や料理など家事はしっかりこなすが、普段から気に入った香りを纏い、自分の機嫌を取ることも忘れない。
  • 白いシャツにデニムなどラフな装いでも、すれ違うと“ふわっと大人の色気”が薫り、周囲からは「上質な暮らしをしてるのね」と感じさせる。

秋の夜、オペラ鑑賞を終えた“熟練の芸術愛好家”

  • オペラやクラシックコンサートに通い詰めており、初演に必ず足を運ぶような文化通。
  • 帰りにはお気に入りのバーで一杯飲む習慣があり、楽曲の解釈や歴史などを熱く語るが、話し方が上品なので周りは自然と耳を傾ける。
  • 近づくと、少しパウダリーな甘いフローラルが混じる大人の香りがして、会話の余韻にも“深み”を与える感じ。