バイレードモハーヴェゴースト

「モハーヴェゴースト(Mojave Ghost)」は、モハーヴェ砂漠に咲く「儚くも逞しい花」をイメージした、柔らかなムスキー&フルーティ感と白花フローラル、さらにウッディな温もりが同居したジェンダーレスなフレグランス。アンブレットやネスベリーによる淡い果実の甘さをトップに、ミドルノートではマグノリアやバイオレットが透明感あるフェミニンさを演出。最後はサンダルウッドやシダーウッド、ベチバーの乾いた大地のような落ち着きに、肌に溶け込むムスクが官能的な余韻を生み出します。口コミには「甘い・フルーティー」という意見が多い一方、「ウッディやムスクが程よいアクセントになりエレガント」「少しバナナやメロンを思わせる重めの甘さ」とさまざまに評価され、“しっとり華やかなフローラルウッディ”が最大の特徴といえる一本です。
香りの構成
※ バイレード公式で公表されているノートを元にした解説です。
- トップノート
- アンブレット(Ambrette):植物性ムスク(ムスクマロー)で、軽くソフトなムスキー感や、わずかなナッツ&果実っぽい甘さを持つ。軽くパウダリーかつ柔らかな酸味もあるため、つけた瞬間から肌に溶け込むように淡く広がる。
- ネスベリー(Nesberry):主に南米やジャマイカなどで食される甘い果物。梨や桃に似たみずみずしい甘さがあり、「バナナやメロンのように感じる」という声も。トップからフルーティーさをくっきり演出し、やや甘みのあるムスクと好相性。
- ミドルノート
- マグノリア(Magnolia):白花系で、レモンのような柑橘調とフローラルの甘さが程よく調和。華やかだが主張しすぎず、さわやかな花のイメージを広げる。
- サンダルウッド(Sandalwood):ミルキーでクリーミーな甘さをもつウッディ。フローラルの明るさを支えつつ、コクと深みを加え、「重たくはないが軽やかでもない」バランスを作る。
- バイオレット(Violet):パウダリーで淡い甘さをもつスミレの花。ごく軽い青みがあり、ミドルのフローラル感をより繊細に。口コミでも「粉っぽい甘さ」「ときにバナナやメロンを連想させる甘み」と表現されることがある。
- ラストノート
- シダーウッド(Cedarwood):ドライで鉛筆の芯のような木質感。フルーティー・フローラルの甘さを控えめに落ち着かせ、“砂漠の乾いた空気”を思わせるシックなニュアンスを添える。
- ムスク(Musk):クリーンでややセクシーな甘さ。フローラルウッディ全体を肌に溶け込むよう包み込み、最後に官能を残す。
- ベチバー(Vetiver):根っこを連想させる青みや苦味があるウッディグリーン。やや土っぽい苦みやスモーキー感を加え、ラストを落ち着いた大人の雰囲気にまとめる。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
フルーティー&フローラルが強めで「女性寄り」との意見が多い一方、シダーウッドやベチバー、ムスクによるドライな要素がベースを支えているので、男性でも使えるジェンダーレスな香り。肌質や付ける量によって甘さ・ウッディ感のどちらが強まるか変わるため、どちらにも好まれる構成です。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- ウッディ系・・・ウッド
- フローラル系・・・フローラル
マグノリアやバイオレットが中心のフローラルと、サンダルウッドやシダーウッド、ベチバーのウッディ要素が大きな柱。さらにアンブレット&ムスクが“肌っぽい甘さ”を与え、ネスベリーのフルーティさが薄いトロピカル感を添えます。
補足分類(18の属性からの分類)
- ウッディ
- フルーティ
- フローラル
- ムスキー
シダーウッド、サンダルウッド、ベチバー(ウッディ)。マグノリア、バイオレット(フローラル)。アンブレット&ムスクで“肌っぽい”甘さ(ムスキー)。ネスベリーの果実感(フルーティ)。一部からは「バナナやメロンっぽい」「バニラ感も感じる」といった口コミもあり、ほのかにトロピカルな香りとしても捉えられています。
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8~15%
- 持続時間・・・約5~6時間
モハーヴェゴーストの香りが似合うイメージ・人物

ガラス張りのラウンジで執筆する“旅するコラムニスト”
- 世界中を点々とし、ホテルや高層マンションのラウンジなど“眺めの良い場所”に拠点を置きながら仕事を進める。
- 服装はシンプルかつ洗練され、動きやすいが上質な素材を好み、メイクやヘアはほどよく抜け感を出している。
- 近づくとほんのり甘いトロピカルフルーツのような匂いに続いて、洗練されたウッディ感がやってきて、“大人の余裕と緊張感”を両立しているイメージ。
都会の美術館で展示を眺める“感性豊かな20代女性”
- 若くして芸術関連の仕事に携わり、美術館やギャラリーを頻繁に巡るアート好き。
- 私服はラフに見えて洗練されたモードテイストがあり、会話は落ち着いているが熱量があり、意外な洞察を持っている。
- 後ろを通ると、ちょっと甘くフローラルな空気が漂い、次第にウッディな苦みへ変化する香り。「可愛いだけじゃなく、妙に大人びた雰囲気があるな」と周囲が感じる。
サンドベージュのセットアップを着こなす“コンサルタント男性”
- 日常はスーツを着ることが多いが、グレーやネイビーではなくサンドベージュやブラウンなど柔らかなカラーをあえて選び、親しみやすさを演出。
- 普段からパリッとした「男らしい」香りは苦手で、自然に溶け込むようなムスキー&フローラルを好む。
- すれ違うと甘さがありつつも重すぎず、後から遅れて木質的な苦みが感じられ、女性のクライアントからも「素敵な香りですね」と評判になる。
ネイルサロンを営む“女性オーナー兼ネイリスト”
- 小さなネイルサロンを自宅の一部で開業しており、顧客はリピーターが多い。
- 清潔感を最重視しながらも、インテリアはスモーキーなパステルカラーでまとめ、落ち着いた安らぎを提供。
- 独特のバナナ・メロンっぽい甘さと花&木の香りが混ざったフレグランスを纏い、「女性らしいけど大人っぽい。上品だけど可愛い」と顧客に評判。
高原リゾートに住む“クラフト作家の男性”
- 大都市から離れ、木々に囲まれた高原の工房で木工作品を制作しながらゲストを招いて小さなショップ兼ギャラリーも営む。
- ゲストを案内するときは落ち着いたアースカラーの服装で、作家らしい落ち着きと穏やかさを感じさせる。
- 時々感じる香りはやや甘さが目立ちつつ、最後はウッディな苦みで終わるため、“自然の中で暮らす男性”というイメージに意外にもぴったりとはまる。
フルーティー&白花の明るさと、サンダルウッドやベチバーのウッディな温もりが共存するため、春〜秋に特にフィットします。甘さが強めに感じられる方もいるので、真夏には少量がおすすめ。冬場に使う場合も、室内でのデートやパーティでは暖かさとエレガントさが際立つと評価されることが多いです。オフィスや普段使いにも比較的取り入れやすいが、バナナやメロンを思わせる甘さに抵抗がある人は少量から試すのがベター。