バイレードバル ダフリック

アフリカの大地や文化へのオマージュを、明るいグリーンとフローラル、そしてウッディな深みで表現した、軽快かつエキゾチックなフレグランス。甘さは控えめながらも、わずかにパウダリーなニュアンスや木の温もりを含み、“爽快さ+エキゾチックな穏やかさ”が両立したユニセックス香水です。さらに、口コミでは「トロピカルフルーツのような甘酸っぱさ」や「高級ホテルのアメニティのような清潔感」を感じる方も多く、“南国の甘さ”と“上品なウッディ感”がバランスよく共存していると言えます。
香りの構成
※ バイレード公式で公表されているノートを元にした解説です。
- トップノート:マリーゴールド&ブークーのグリーン+ハーブ調とベルガモットの柑橘が弾ける、青々しさと軽やかな酸味を持つフレッシュな始まり。「アフリカン」と名付けられた背景どおり、野趣・エキゾチック感が印象づけられるトップ。
- アフリカン マリーゴールド(African Marigold):一般的なマリーゴールドよりも緑っぽく、少しスパイシーな香りを持つことが多い。ほろ苦いグリーン調のニュアンスが広がり、南国や野性的な印象を残す。
- ベルガモット(Bergamot):紅茶のアールグレイでもおなじみの柑橘。オレンジやレモンよりも苦みと甘さがバランスよく混ざった印象。トップに爽やかで軽快なエネルギーを与える。
- ブークー (Buchu):南アフリカ原産のハーブ。黒スグリ(カシス)に似たフルーティー&ハーブな香り。ごくわずかにベリー系の甘みや野性味あるハーブ感を与え、全体を“アフリカン”なテイストにまとめる。※ 人によっては、このブークーのフルーティーさが「パイナップル」や「ココナッツ」を思わせる“トロピカル”な甘酸っぱさとして感じられるとの声も。
- ミドルノート:トップの野趣あるグリーン&フルーティー感から徐々に移行し、花の甘さとパウダリーさが顔を出すステージ。爽やかさを残しながらも、優しい甘さと淡いフローラルが重なり合います。
- シクラメン(Cyclamen):“かすみの花”とも呼ばれ、やわらかく淡いフローラルをもたらす。グリーンや水々しさを感じることもあり、軽やかな甘さをプラスする。
- バイオレット(Violet):パウダリーでわずかに青みのあるフローラル。シクラメンの淡い甘さにスミレの上品な“粉っぽさ”が加わり、ほんのり大人っぽい印象に。
- ラストノート:軽快に始まった「バル ダフリック」のグリーンやフローラル感が、最後はウッディとアンバー、ムスクが穏やかな甘みでやや落ち着いた雰囲気へと導きます。持続性はやや控えめですが、肌に近づいてくると一層しっとりと柔らかい余韻を残すのが特徴です。
- シダーウッド(Cedarwood):乾いた木材を思わせるウッディノート。鉛筆の芯やややスモーキーなニュアンスを含むことも多い。フローラルやハーブ感を落ち着いた木質感でまとめる。
- ベチバー(Vetiver):土や根っこのようなほろ苦いグリーンウッディ香。ややスモーキーでアーシーな印象があり、シダーウッドよりも苦味や深みを強調する。
- ブラックアンバー(Black Amber)・ムスク(Musk):香り全体をほんのりと包み込む甘さと柔らかさの要素。口コミでは「軽い甘さが持続」「高級ホテルのロビーのような清潔感」という声も。
ポイント
- フローラル+グリーン+ウッディをベースに、ややトロピカルフルーツを思わせる甘さが軽快に広がるユニセックス香水。
- トップ~ミドルでは甘さや南国感を強く感じやすい一方、ベースではアンバーやムスクのやわらかさとウッディの落ち着きが残り、上品にフェードアウト。
- シーンや季節をさほど選ばず使いやすいが、甘さの出方には個人差があるため、事前にサンプルやムエットなどで試してみるのがおすすめ。
- 「上品だけど派手すぎず、ほっとする柔らかい魅力」を求める人に特にフィットしそうです。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
「バル ダフリック」はジェンダーレスとして高い人気があり、フローラルが含まれていても甘すぎず、ウッディやグリーンの要素がバランス良く男女問わず使いやすい印象。 よって、男女半々程度で支持される香りと推測されます。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- ウッディ系・・・ウッド
- フレッシュ系・・・グリーン
- フローラル系・・・フローラル
ミドルにシクラメン&バイオレット(フローラル)がしっかり登場し、トップにはベルガモット+マリーゴールド&ブークーのグリーンニュアンス(ややフルーティー)、ベースにシダーウッド&ベチバー、そこにブラックアンバーやムスクが加わることで、フローラル/グリーン/ウッディの三要素が調和しています。
補足分類(18の属性からの分類)
- ウッディ
- グリーン
- シトラス
- フローラル
トップのベルガモット(シトラス)。マリーゴールド、ブークーのハーブ・青々しさ(グリーン)。シクラメン、バイオレット(フローラル)。シダーウッド、ベチバー(ウッディ)。※軽くパウダリー感もあるが、中心はフローラル+グリーン+ウッディ
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8~15%
- 持続時間・・・約5~6時間
バル ダフリックの香りが似合うイメージ・人物

秋の夕暮れに大使館のレセプションへ向かう“国際交流コンサルタント”
- 多国籍企業や各国の大使館で仕事を請け負い、異文化を繋げる役割を果たしている。
- パーティドレスやスーツは控えめながら、本人の存在からはどこか“異国の香り”が漂うと評される。
- 近づくと、柑橘の爽快感とハーブ&フローラルが入り混じり、最後はウッディな辛みも感じられ、「どこの国か分からない不思議な雰囲気」を纏っていると周囲がささやく。
ショッピングモールでオリジナルブランドを手がける“若きファッションデザイナー”
- アフリカンプリントの布地やエスニックモチーフを、モダンなシルエットに落とし込み、“街で着やすい民族調”がコンセプト。
- 生地の色や柄が鮮やかなため、香りは全体をまとめるように、爽やかかつ甘みのあるフレグランスを選択。
- 近寄ると、“トロピカルフルーツっぽい甘酸っぱさ”と木の苦みが混ざり、若いながらも落ち着いた大人びた空気を持ち、顧客からの評価が高い。
昼下がりの美術館カフェで散策を楽しむ“都会派主婦”
- 子育ても一段落し、自分の時間を取り戻し始めた。最近はアート巡りやカフェでの読書に興味を持ち始める。
- 派手なメイクはしないが、動きやすくも上質な洋服選びをして、さらりとしたまとめ髪が特徴。
- すれ違うと最初に青々しいハーブ感、次第にフローラルな甘さが顔を出し、最後はウッディな清潔感に落ち着く。「どこかエキゾチックで新鮮」と周囲に思わせる雰囲気を楽しんでいる。
夜の屋外イベントでDJを務める“ボヘミアンスタイルの人”
- フェスやナイトイベントでチル系の音楽を流すDJで、ボヘミアンなファッションと軽やかなダンスが売り。
- フローラル+アンバー系の香りで、周囲から“自然体だけど不思議な深み”と評される。
- ジェンダーの壁を超えて支持され、“バル ダフリック”の香りがワンポイントとなり、音楽と共に異国情緒やリラクシーな空気を演出する。
トップの柑橘やグリーンが爽快で、春〜秋の3シーズンには特にマッチしやすい印象。 夏場はトロピカル感が強く出るので、「甘さがくどい」と感じる方もいれば、「南国テイストで夏気分を盛り上げる」と評価する方もいます。 冬のように気温が低い季節には少し爽やかさが浮きやすいものの、軽やかでパウダリーな甘さを感じやすくなる場合も。 香り自体が軽快なので、日中メインで使いやすいですが、持続・拡散が強すぎないため、夜のシーンでも邪魔しない柔らかさがあります。