マイヤ エンジャイトロピカ

原材料を知らないまま香水を選んでいませんか?原材料についてはInstagram(@semiperfumer)などでわかりやすく解説しています
どんな香り?(口コミ含む総合評価)
パイナップルとシトラスのジューシーな立ち上がりに、フィグの青い果肉感とココナッツの乳白色の丸みを重ねたトロピカル・フルーティです。序盤は軽く発泡するように明るく、数分でアイリスのワクシー(蝋様)なドライさが輪郭を整え、終盤はサンダルウッドのクリーミーな木質とアンバーグリスのごく淡い塩気が肌に溶けます。ピニャコラーダ(ラムをベースにパイナップルジュースとココナッツミルクのカクテル)直球ではなく、果汁の瑞々しさを保ちながら甘さを抑えた設計です。トップに酸味の強いパイナップルやバナナ様(ブチリック)のクセが立つ、逆にアプリコットのように滑らかに感じるという口コミもあります。

拡散は近接〜中距離が中心、持続は中程度という声が多く、春夏の日中に最もよく映えます。ココナッツが主役でも重たくならない点に評価が集まる一方、石鹸様/ヘアドライヤーの熱風を連想するソーピーな乾き方に触れる感想も見られます。
香りの構成
- トップノート
- シトラス、パイナップル:明るい柑橘とフォトリアリスティックなパイナップルが弾けます。体温や湿度が高いと果実の酸味が前に出やすく、個人差で熟したバナナ様や軽い蒸れ感に触れることがあります。
- ミドルノート
- フィグ、アイリス、ココナッツ:フィグの青い果肉/リーフのニュアンスに、アイリスのワクシーでソーピーな質感が重なり、ココナッツが乳白色のラクトニックな柔らかさを付与します。肌によってはアプリコット様の丸みが現れ、反対に合成的に感じるという声もあります。
- ラストノート
- アンバーグリス、サンダルウッド:潮風の塩気を思わせるスキンアコードと、サンダルウッドのクリーミーでドライな木質が穏やかに残ります。一部ではわずかなアニマリックやヘアプロダクト的な温かみを感じるという口コミもあります。
トロピカと似てる香水
- ディプティック「フィロシコス(Philosykos)」青いフィグの葉と樹液のミルキーさ→ココナッツ様のクリーミーな中盤→サンダルウッドでドライに収束=Tropicaの「フィグ×ココナッツ×ウッディ」軸に最も素直に寄る(甘さ控えめ)。
- アクア ディ パルマ「フィーコ」ベルガモット/レモンの明るいトップ→ジューシーなフィグのハート→シダー/ウッドで軽やかに乾く=Tropicaの“シトラス→トロピカル果実→ウッディ”という運びが重なる。
- ヒーリー「コッコベロ(Coccobello)」パームリーフの青さ+ガーデニアにココナッツが重なり、塩気のあるドリフトウッドで肌に溶ける=Tropicaの“ココナッツ×陽光×アンバーグリス様ウッディ”の残香が共通。
- メモ パリ「タマリンド(Tamarindo)」パイナップルの鮮やかなトップ→ジャスミンの南国フローラル→パチョリ/ウッドで長く引く=Tropicaの“トロピカル果実の立ち上がり→ウッディに沈む”骨格が近い(ココナッツ要素は無し)。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
パイナップル/フィグ/ココナッツの柔らかさがわずかにフェミニン寄りに映りますが、甘さを抑えた設計とアンバーグリス+サンダルウッドの骨格でユニセックスに収まります。清潔感のある肌寄りのトロピカルを求める方に適しています。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- ウッディ系・・・ウッド
- フレッシュ系・・・シトラス、フルーティ
骨格はパイナップル/フィグ/ココナッツの果実感(フルーティ)に柑橘の明度(シトラス)を重ね、終盤はサンダルウッドで締める構成(ウッド)です。重い樹脂甘味や濃厚な白花で押し切らないため、アンバーやフローラルは補助的に留まります。
補足分類(18の属性からの分類)
- アンバリー
- ウッディ
- グルマン
- シトラス
- フルーティ
- フレッシュネス
果実の瑞々しさと軽い乳白感がおだやかな食香をつくります(フルーティ/グルマン)。序盤の柑橘のキレが全体のトーンを上げ(シトラス/フレッシュネス)、乾くほどにサンダルウッド+アンバーグリスが温度と奥行きを与えます(ウッディ/アンバリー)。“日焼け止め的”なココナッツの厚塗りにはならず、清潔な肌寄りに落ち着きます。
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8~15%
- 持続時間・・・約5~6時間
トロピカの香りが似合うイメージ・人物

海辺の朝市で果実を選ぶ“トロピカル・ソムリエ”
- 30代前半の女性。夜明けに市場へ入り、熟度は香りと重さで判断します。
- 服は白いコットン、籐のバスケット一つで身軽に動きます。
- 試食は最小限、ノートには産地と酸度だけを記します。
自転車で湾岸を縫う“ブランチ・プランナー”
- 30代後半の男性。午前は下見、午後にメニュー構成を決めます。
- 帆布トートとリネンのシャツ、移動はいつも自転車です。
- 休憩はエスプレッソと果物少し、甘さは控えめが信条です。
島の宿でスケッチを重ねる“トラベル・イラストレーター”
- 30代前半の女性。午前は波打ち際、午後は木陰で画面を組みます。
- 彩色は薄く、線と余白で湿度を表現します。
- 夜はローカルバルで果物の前菜を少しだけ。
屋上温室を手入れする“アーバン・ガーデナー”
- 30代後半の女性。剪定は最小限、朝露の時間だけ作業します。
- 軽いデニムに白T、帽子はつば広のストローです。
- 収穫はバスケット一杯まで、余白を残して育てます。
早朝の桟橋でボードを磨く“サーファー兼理学療法士”
- 30代前半の男性。出勤前に短く波に入り、体幹だけを起こします。
- 仕事中は無駄を削ぎ、ケアは的確でやわらかい口調。
- 食事は軽くフルーツとヨーグルトで済ませます。
湿度と体温で果実がよく開くため、春夏の外気やリゾート環境で活きます。秋はウッディな余韻を楽しめ、冬は果実部が平板になりやすいとの声があるため軽めの使用をおすすめします。日中は軽快、夜はサンダルウッドの包容感が心地よく響きます。