ジョー マローンオレンジ ブロッサム コロン

オレンジ ブロッサム コロン
ブランド ジョー マローン
分類フローラル
季節日中
発売年月日 2003
調香師 ジャン・クロード・デルヴィル
原産国 イギリス
詳細 公式サイト
人気の香りを分析するInstagram(@semiperfumer)も始めました

ジョー マローン ロンドンが2003年に発売した「オレンジ ブロッサム コロン」は、爽やかな柑橘フローラルとして支持を集める一本です。太陽の光を存分に浴びたオレンジの花をイメージしており、花咲く庭園を想起させるような華やかさとやわらかい甘さが同居しています。トップにはタンジェリンブロッサム(クレメンタインなどを含む柑橘花)のフレッシュさが広がり、ミドルではオレンジブロッサムやライラックなどのホワイトフローラルが開花。ラストでアイリスやベチバーがほんのりとパウダリーな落ち着きを添え、軽やかながらも上品な余韻を残す点が魅力です。

口コミでは「初夏の陽射しに似合う」「軽やかで日常的に使いやすい」という声が多い一方、「甘すぎる」「ミドルからライラックが強く出るため想像と違った」などの意見も見られます。また、「個人的にはジャスミンを感じる」「ビターなグリーンが好み」という方もいれば、「猫のおしっこっぽいニオイを感じて苦手」という方もおり、人によって大きく印象が異なるフレグランスです。総じて“リアルなオレンジブロッサムを楽しめる”、“結婚式やブライダルシーンにも映える”と好評ながらも、コロン特有のやや短い持続時間には注意が必要だという声がしばしば聞かれます。

香りの構成

  1. トップノート
    • クレメンタイン フラワー:みかん系柑橘の花由来の明るい香りで、甘さとビターさをほどよく含みます。口コミでは「みずみずしくフレッシュ」「はじめに強い柑橘果汁を感じるが、人によっては人工的に感じる」という意見もあります。
  2. ミドルノート
    • ホワイト ライラック、オレンジブロッサム、ウォーターリリー:ジャスミンやネロリを連想する白花の透明感あふれる甘さに、ライラックのかすかなスパイス感とウォーターリリーの瑞々しさが加わり、“一気に花が開く”ような印象を作ります。「甘く華やかだけれど、なぜかジャスミンのような雰囲気を感じる」「まるで春のブーケ」という声がある一方、「ライラックがやや強すぎて苦手」「猫っぽいニオイに変わる」という指摘もあります。
  3. ラストノート
    • オリス、ベチバー:アイリスの根茎由来のややウッディなパウダリー感が、全体をまろやかにまとめあげます。さらにベチバーがほどよい苦みと深みを付与し、最初の軽快なフローラルが少し落ち着きを帯びたラストへとシフトします。香りが短時間でフェードアウトすると感じる人もいますが、「想像より長く持続した」という意見もあり、個人差が大きいようです。

おすすめの季節と時間帯

日中

オレンジブロッサムという名前のとおり、春から初夏の日中に合わせる方が多いです。「真夏に使うと甘さがくどい」と感じる方もいれば、「夏こそこの柑橘と白花が爽やかに映える」という方もおり、好みによってさまざまです。また、冬の寒い時期にフローラルシトラスを楽しむ使い方をする人もおり、季節を厳密に限定しなくても良いという声も見られます。コロンであるため、あまり強く長時間は香らない傾向があり、「付け直しをするたびに最初のフレッシュ感を楽しめる」とポジティブに捉える方もいます。

男性向け、女性向け

男性
女性

オレンジブロッサムやホワイトフローラルを好む女性ユーザーが多い印象です。ただ、軽やかな柑橘フローラルなので「意外と男性がつけても合う」という口コミもわずかに見られます。甘さを強く感じる方とそうでない方がいて、「ジャスミンなどの白い花が苦手な男性にはハードルが高いかもしれないが、爽やかなトーンが得意な方なら違和感はない」との意見もあります。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フローラル系・・・フローラル
メインはオレンジブロッサム(ネロリ)系の白花。クレメンタインフラワー(柑橘花)による軽やかなシトラス感があしらわれ、ラストにはアイリスやベチバーがほんのりパウダリーな落ち着きを演出します。

補足分類(18の属性からの分類)

  • シトラス
  • パウダリー
  • フローラル
「フローラル × 柑橘」で始まり、ミドル〜ラストにかけてアイリス由来のパウダリーな質感をほんの少し伴います。ハッキリしたウッディ要素やアンバー感はありませんが、ベチバーがかすかに苦みや深みを加えて「単に甘いだけではない」と感じる方もいます。

持続時間

オーデコロン

  • 香料の濃度・・・約3~5%
  • 持続時間・・・約1~2時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。
4時間程度。持続時間は短いと感じる方が多いので、こまめな付け直しが必要かも。

オレンジ ブロッサム コロンの香りが似合うイメージ・人物

オレンジ ブロッサム コロンをつけている人のイメージ

白基調のカフェで働く“ほんわか系バリスタ”

  • 明るい日差しが差し込む白いインテリアのカフェで、ふんわりした雰囲気で接客。
  • コーヒー豆の深い匂いを打ち消さないよう、「軽い柑橘花を一吹き」して清潔感を保っている。
  • 近づくと、オレンジの花っぽい優しい甘さと、洗いたてのワイシャツのような淡いフローラルが広がり、コーヒーの香ばしさとも絶妙にマッチ。「思わず笑顔になる香り」と言われる。

一軒家のベランダでハーブを育てる“スローライフ派女性”

  • 家のベランダや庭でオレンジやハーブを小規模に栽培し、朝には摘みたての花やハーブでブーケを作るのが日常。
  • 派手なファッションは好まず、白いワンピースやナチュラルカラーのカーディガンで過ごすことが多い。
  • 近くを通ると、爽やかな柑橘花や青々しいフローラルがほのかに感じられ、「新鮮な庭の空気感がする」と言われる。最後にわずかなパウダリーが肌に溶け込み上品な余韻を残す。

午後の海辺を散歩する“リゾートホテル勤務の女性スタッフ”

  • 海沿いのリゾートホテルでコンシェルジュとして働き、オフタイムには波打ち際を散歩しながら気分転換。
  • お客様に不快感を与えない程度の軽やかなフローラルコロンを選んでおり、甘いだけでなく爽やかな柑橘感が必要だと思っている。
  • そばに行くと、「砂浜の太陽を思わせるオレンジ花の香り」と、「ホテルのシーツのようなパウダリーな甘さ」が混ざり、心地よい南国リゾート気分を演出。

春先のオフィスでディスクワークをこなす“業務効率重視の女性社員”

  • 多忙な事務仕事をテキパキ片付けつつ、職場で好印象を得られるように香りはほんの少し爽やかに。
  • 甘さや重さが強い香水は苦手なので、シトラスフローラルの軽めのコロンを選び、昼過ぎに付け直す習慣がある。
  • 同僚からは「清潔感があって花の匂いがほどよくする」などと評価され、窓際に飾られた花を一瞬思わせるような心地よい残り香があるとの声。

裾の長いワンピースで散歩する“柔らかなフェミニン”な学生

  • 大学生で、休日には白やパステルカラーのロングワンピースをさらっと着て、近所のお花屋さんや雑貨店を巡るのが好き。
  • メイクはナチュラル系、香りは“甘いけど軽い”が条件。そこでオレンジブロッサムのコロンを試し、ソープみたいな清潔さが理想的だと感じた。
  • すれ違うと石けんっぽいフローラルの穏やかな甘みが少し広がり、周囲には「女の子らしいけど爽やか」と印象付けられる。