メゾン マルジェラアイディアル ワン

アイディアル ワン
ブランド メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)
分類アロマティックウッディアンバードライウッド
季節
発売年月日 2025/08
調香師 クリストフ・レイノー
原産国 フランス
人気の香りを分析するInstagram(@semiperfumer)も始めました

“磁石のように惹き合う理想のパートナー”というファンタジーを具現化したメゾン マルジェラ、レプリカシリーズ(オードパルファン)のアイディアル ワンは、スキンムスクが肌の温度を再現し、バニラとアンバリーウッドが陶酔的な抱擁を、スモーキーなガイアックウッドが燃え上がる欲望を描く官能的ウッディ・アンバー。

アイディアル ワンの実物

開幕のシトラスが光を放ち、ハートでラベンダーとオレンジブロッサムが溶け合うと、やがて「オイリーでレザー調」「オイリーでセクシーなウッド」とも評されるダークなスモークウッドが現れます。

ラベンダーが出てくるかどうかは肌質次第。ウッドスモークに埋もれてわからないという人もいれば、ラベンダーがきれいに香り、セクシーさを生み出すという人もいます。もしもラベンダーが出ないと、オイリーとゴムの「自転車ショップのようだ」という口コミもあるような独特の香りになります。

単純なスモークウッドではなく、肌質によって香りが変わってくるので、まずは試してみることをおすすめします。

香りの構成

  • トップノート
    • エレミ,オレンジ,カラブリアンベルガモット:スパイシーな樹脂とシトラスが鋭く立ち上がり、冷たい火花を散らす序章。エレミのスモーキーさとガイアックウッドが合わさって最初からスモーキーな足音はしています。
  • ミドルノート
    • オレンジブロッサム,ラベンダー:やわらかな白花とハーバルアロマが混ざり合い、肌と肌が溶け合う甘い緊張感を演出。「フローラルが革のようなウッドに隠れてほとんど出てこない」という人もいれば、「オレンジブロッサムとラベンダーがきれい」という口コミもあります。この香りの好みを分けるポイントです。
  • ラストノート
    • ウード,ガイアックウッド,スチラックス,ムスク:レザーを帯びたスモーキーなウッドとアンバリーなバニラが絡み、官能的でダークな余韻を長時間持続させます。特にガイアックウッドがエレミなどと合わさって、セクシーなオイリーさを演出する重要な要素です。ただし、「工場のような香りがする」「ガソリンのようだ」とオイリーさを強く感じてしまう人もいます。

おすすめの季節と時間帯

日中

スモーキーウッドとアンバーの厚みが冷気に映え、深い余韻を強調します。控えめに纏えばシトラス&ラベンダーのクリーンさがビジネスシーンにも適応しますが、量には注意。 夜はレザーウードとムスクが濃密に立ち上がり、親密なシーンで官能を高める。

男性向け、女性向け

男性
女性

スモーキーウードとレザーのダークさが、モダンなマスキュリニティを演出します。女性でも、バニラとホワイトフローラルの甘さが肌に溶け、センシュアルな面を魅力的に思うのであれば付けこなすことは可能です。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フレッシュ系・・・アロマティック
  • アンバー系・・・ウッディアンバー
  • ウッディ系・・・ドライウッド
バニラを含むアンバリーウッズとスモーキーウードが深い甘さと熱を形成。ガイアックウッド+ウードの乾いた焦げ感、オイリー感が香りの骨格を支える。ラベンダーとエレミのハーバル・レジンがトップ〜ハートの奥底でクールに彩る。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アロマティック
  • アンバリー
  • ウッディ
  • オリエンタル
  • グルマン
  • パウダリー
  • フローラル
  • レザー
エレミとベルガモットがメタリックな輝きを放ち、 ラベンダーとオレンジブロッサムがアロマティックな甘さで融け合う(アロマティック, フローラル)。 ウードとガイアックがレザー調の黒煙を上げ(ウッディ, レザー, オリエンタル)、 バニラとアンバリーウッズが官能的な熱を下支えし(アンバリー, グルマン, パウダリー)、 全体として“テクノロジーと肉体が交錯する”ウッディアンバーを完成している。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

アイディアル ワンの香りが似合うイメージ・人物

アイディアル ワンをつけている人のイメージ

鋭さと色気を両立する広告ディレクター

  • 30代後半の男性。都会的でドライな印象を持ちながらも、親密になると急に情熱的な一面を見せる。
  • スーツにレザースニーカー、ラベンダーの精油で夜の集中力を高める習慣がある。
  • 普段は無香かアロマ程度だが、“ここぞ”というときは濃密な香りで空気を変える。

「人に合わせすぎない」香水好きの研究職

  • 40代前半の女性。研究所勤務。華美な見た目よりも、“自分にしかわからない香りのゆらぎ”を楽しむのが好き。
  • 天然精油より合成香料の複雑性に魅力を感じる。
  • 香り選びでは「香水とわかるもの」を避ける一方で、個性は強く残したい。

静かなバーに通うDJの卵

  • 20代後半の男性。人前では無口で、夜のバーや音楽イベントで本領を発揮するタイプ。
  • 香水は「音楽と同じでレイヤーがあるもの」を好み、重ねづけにもこだわる。
  • スモーキーで都会的な香りを「自分の空間の延長」として扱っている。

産後の“自分時間”を取り戻し中の編集者

  • 30代半ばの女性。仕事復帰後、夜のひとときだけは自分のために香水を使うようになった。
  • 子育てとのギャップを楽しむように、ウッディな香りを“非日常”のスイッチにしている。
  • 香りを纏うことで、自分の輪郭を再確認している。

クラフトレザー職人を目指す美大生

  • 20代前半の男性。革細工とアートの境界を探っている。手のひらや道具に残る香りにも敏感。
  • 香水は“触覚的な香り”を探しており、スモーキー・ウッディ系の中に甘さを含むものに惹かれる。
  • 展覧会前など「自分を高める香り」として、甘くて苦い香りを選ぶ傾向。