ディオールジャドール ロー

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「ジャドール ロー(海外では“J’adore L’Or”表記)」は、ディオールの名香「ジャドール」を“ゴールド”の華麗さで再構築した、フランシス・クルジャンが手がけるフローラル ブーケです。大枠のDNAはジャドールならではの上質な白い花ですが、オレンジ ブロッサムやジャスミン、そしてセンティフォリア ローズを中心とした芳醇さがより一層際立ち、甘さとボリューム感が増した印象を与えます。
パワフルなジャスミンや、「ハチミツを思わせる濃厚な甘さ」「軽いバナナやトロピカル感」など、人によって多彩な表現が聞かれる一方、「クリーミーかつパウダリーで、まさに液体のゴールド」という声も少なくありません。
香りの構成
- オレンジ ブロッサム:爽やかな苦味と高貴な甘さが同居し、ゴールドのようなまばゆい印象をもたらす序章。ここで「ややトロピカルでジュージーに感じる」という意見も。
- ジャスミン(グランディフローラム)、センティフォリア ローズ:ジャスミンの官能性とローズの上品さが濃縮され、華やかでまろやかなブーケを形成。多くの人が「インパクトのあるジャスミンを強く感じる」「ほんのりバナナのニュアンス」という感想を挙げるほど、存在感が際立つゾーン。
- 白い花の余韻(わずかなヴァイオレットなどのパウダリー要素):とろけるような甘さとクリーミーな質感が広がり、「ハニーがけのフラワーブーケ」や「軽いパウダリーフィニッシュ」を連想する声がある。最後までしっかりと肌に溶け込み、温かな余韻をキープ。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
ゴージャスで蜜のようなフローラルが強調された香りで、圧倒的に女性的という評価が支配的。ただしホワイトフローラル好きの一部の男性からは「甘くセクシーな面が魅力」と肯定的な感想もわずかにあり、性別にとらわれず上質な花の香りを堪能する層も存在します。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- フローラル系・・・フローラル
主役のジャスミンとローズが中心となり、オレンジ ブロッサムがゴールドのきらめきを加える芳醇な白い花束。
補足分類(18の属性からの分類)
- パウダリー
- フローラル
オレンジ ブロッサムとジャスミンが放つ芳潤な甘さ(フローラル)に、わずかにヴァイオレットやムスクが溶け込むようにパウダリーさを加え、全体をまろやかに仕上げている。甘いながらも品格ある「ネクターのようなゴールドフローラル」が特徴で、肌にまとった際に「軽くバナナのニュアンス」や「Alien風のジャスミン」を感じ取る人もいる。
持続時間
オードトワレ
- 香料の濃度・・・約5~8%
- 持続時間・・・約3~4時間
ジャドール ローの香りが似合うイメージ・人物

パーティ会場で“ゴールドアクセサリー”を身につける華やかな女性
- ドレスコードがあるようなフォーマルパーティに登場し、ゴールド系ジュエリーが映える白かクリーム色のドレスを着こなす。
- 姿勢や仕草に落ち着きがあり、近づくとジャドールらしい白花の高級感と、やや甘い暖かさのある香りが鼻をくすぐる。
- まるで、“ゴールドの花束”を身にまとっているかのように、周囲を華やかなオーラで包み込む。
憧れのブランドブティックを主宰する“洗練オーナー”の女性
- ハイブランドのブティックを経営し、普段からドレッシーな装いを好むラグジュアリー志向の女性。
- 店頭には海外から厳選したドレスやバッグが並び、接客の際は落ち着いたトーンで話すが、そこに華やかで甘いフローラルがふわりと漂い、店全体を高級感で満たす。
- 「ローズ&ジャスミン」の濃密でエレガントな香りが“ラグジュアリー店”のイメージと調和し、特別な気分を来客へ演出する。
夜のガーデンパーティーで“キャンドルを灯す貴婦人”
- 広大な邸宅の中庭で、キャンドルの柔らかな明かりに包まれながらディナーが進む。
- シルクやオーガンジー素材を身に着け、談笑する貴婦人。会話の合間にふと隣に立つと、濃密フローラル×甘いバニラが夜風に乗って香り立ち、一瞬でロマンティックなムードを醸成。
- ローズ&ジャスミンの花束がまるで暗闇に光を投げかけるように存在感を放ち、「夜の庭とキャンドルの雰囲気」を華やかに彩る。
グランドピアノを弾く“クラシック音楽のプリマドンナ”
- 豪奢なホールでクラシックリサイタルを行う女性ピアニスト。ドレスは白〜アイボリー系で、煌めくアクセントがあしらわれている。
- ステージに登場した瞬間から“濃厚で優雅な花の香り”がオーラのように広がるが、決して雑味なく、むしろ清らかさを感じさせる。
- 演奏が進むにつれ、ほんのりバニラ&ムスクの甘さが客席に届き、聴衆を優しい包容感で満たす。演奏終了後、スタンディングオベーションとともに“ジャドール ロー”的な余韻が残る。
映画の舞踏会シーンで“高貴なドレスに身を包む女優”の役柄
- 歴史映画のクライマックス、豪勢な舞踏会に登場する貴婦人役。ドレスはゴールドやシャンパンカラーで輝き、ローズの髪飾りなどがあしらわれている。
- その場面では部屋中に生花の香りが散りばめられており、女優が踊りながら華やかに花束を持ち歩いているようにも見える。
- 香りはローズの芳醇さとジャスミンの深みが重なり、甘くゴージャスなムード。画面越しにも「香りまで伝わってきそう」と視聴者が感じるほどの迫力。
濃厚かつ上質なフローラルの温かみが、秋冬や春先のまだ涼しい気候にとくに似合うとの意見が多数。ただし、高温多湿な夏の昼間には重すぎるという声もあり、夏は夜のデートや特別なシーンで少量を使うとよいという口コミが見られます。全体として香り立ちが強く、「1~2プッシュでも十分長持ちする」とのことです。