カルバン・クラインシーケーワン

シーケーワン
ブランド カルバン・クライン(Calvin Klein)
分類グリーンシトラス
季節日中
発売年月日 1994
調香師 アルベルト・モリヤス / ハリー・フレモント
原産国 フランス
詳細 公式サイト
人気の香りを分析するInstagram(@semiperfumer)も始めました

「CK One(シーケーワン)」は、90年代を代表する“ユニセックス フレグランス”として広く認知されてきました。レモンやベルガモット、マンダリンオレンジなど弾ける柑橘系を軸に、グリーンノートやパパイヤ由来のフルーティな甘酸っぱさを溶け込ませた軽快な香りが、性別を問わずに心地よい清潔感を演出します。こうした“洗いたて”のようなカジュアルな雰囲気を好む方から根強い支持を集めており、オフィスや学校はもちろん、トレーニング後のリフレッシュなど、日常のさまざまなシーンで活躍しやすい1本といえます。

なお、近年では「CK One Essence」というパワフルなバージョンに注目が集まったり、少量のオードを加えて“より濃厚な雰囲気”を楽しむユーザーも見受けられるようになりました。こうしたアレンジやレイヤードを試すことで、定番香水にさらなる奥行きを持たせることも可能です。トータルで見ると、控えめな清涼感を纏いたい方にとっては理想的な選択肢であり、誰もが一度は試してみる価値のある“シンプル&ユニセックス”な名香といえるでしょう。

香りの構成

  • トップノート
    • レモン、グリーンノート、ベルガモット、マンダリンオレンジ、パイナップル、カルダモン、パパイヤ:柑橘系が生き生きと弾ける幕開けに、みずみずしいパイナップルやパパイヤがほのかな甘酸っぱさをプラスします。実際には「トップからすでに清潔感が強い」「初めは苦みを帯びたシトラスが心地よい」という声が目立ち、必要以上に尖ったクセは感じさせません。
  • ミドルノート
    • スズラン、ジャスミン(ヘディオン)、バイオレット、ローズ、ナツメグ、オリスルート、フリージア:シャープなシトラスが少し落ち着いた後、やわらかな花々が軽い甘みと奥行きをもたらし、全体を優しくまとめ上げます。一部では「フローラルが前面に来るより、パウダーっぽさが軽く香る程度」と感じる意見もあり、男女問わずなじむバランスが保たれています。
  • ラストノート
    • グリーンアコード、ムスク、シダー、グリーンティー、サンダルウッド、オークモス、アンバー:爽やかなまま軽快に終わりつつも、清潔感の裏にはほんのり温かいムスクやアンバー、そしてサンダルウッドなどの落ち着いた要素が控えています。口コミでは「最後は石鹸以上にソフトでフワッとした香りになる」「香り自体は飛びやすいが、肌に鼻を近づけると樹木っぽい温もりを感じる」と評価されています。

おすすめの季節と時間帯

日中

軽やかな柑橘とグリーンが春夏の日差しの下でとくに映えますが、基本的には1年を通して使いやすい設計です。朝や日中、オフィスや学校などの“香りを控えめに”したい場面から、トレーニング後のリフレッシュまで幅広く活躍します。

男性向け、女性向け

男性
女性

トップの柑橘からミドル・ラストでのソフトなフローラル、そしてごく控えめなウッディ&ムスクの組み合わせにより、万人が気軽に纏えるユニセックス設計が完成しています。「メンズ寄り」という指摘も一部にありますが、実際には甘酸っぱいフルーツやパウダー感がほどよく中和し、性別を問わず“軽やかにクリーンな印象”を演出します。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フレッシュ系・・・グリーン、シトラス
柑橘を中心とした軽快な爽快感に、青々しいグリーンのニュアンスが加わることで“洗い立てのような清涼感”を演出しています。

補足分類(18の属性からの分類)

  • ウッディ
  • グリーン
  • シトラス
  • フローラル
  • ムスキー
柑橘を軸とした爽やかなトップ(シトラス)と、お茶や青々しい要素によるクリーンな透明感(グリーン)がメインとなり、かすかな花々(フローラル)やウッディ&ムスク(ウッディ, ムスキー)が全体をまろやかにまとめ、シンプルかつ繊細なユニセックスフレグランスを生み出します。

持続時間

オードトワレ

  • 香料の濃度・・・約5~8%
  • 持続時間・・・約3~4時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

シーケーワンの香りが似合うイメージ・人物

シーケーワンをつけている人のイメージ

ノンバイナリーを体現する「ジェンダーレス・シンプル派」

  • 20〜30代の男女やジェンダーレス。ファッションはシンプルなモノトーンやデニムなど、“服に囚われず個性を表現”するスタイル。
  • 重たいメイクや装飾を避け、ナチュラルな外見を好む。
  • “誰でも使える香り”を求め、強すぎない清潔感と軽快さを重視。

学生&フレッシュ世代の「青春カジュアル派」

  • 10〜20代前半、男女問わず。授業や部活、アルバイトなど、常にアクティブに過ごす。
  • 普段着はTシャツやパーカー、スニーカーなど軽快な装い。
  • “香水の強い匂いはまだ抵抗があるけど、柔軟剤だけでは物足りない”という人が“初めての香水”として選びがち。

健やかに汗を流す「スポーティー・アクティブ派」

  • 20〜40代男女。ヨガやランニング、ジム通いを日課としており、健康的なライフスタイルを好む。
  • スポーツウェアはシンプルで動きやすいものを選びつつも、小物や香りで“こなれ感”をプラス。
  • ひと汗かいた後の爽快感を上書きするために、ライトで清潔感のあるフレグランスを探している。

オフィスでも嫌われにくい「ビジネス・クリーン派」

  • 20〜50代男女。スーツやオフィスカジュアルを着こなし、職場で好印象を与えたい。
  • 近距離で対人する機会が多いため、強い香りは避けたいが、無臭も物足りない。
  • 上司や取引先に対しても“当たり障りのない清潔感”を優先しつつ、自分らしいさわやかさをプラスしたい。

ユニセックスなペア使い「シェアドフレグランス派」

  • カップルや友人同士が“同じ香りを共有”したいと思っている層。
  • 日常生活で衣類や雑貨を共有するように、香りの趣味も近しく、シンプルな柑橘系やグリーン系が好み。
  • どちらかがやや甘め、もう一方がウッディやスパイシー好き…というとき、CK Oneのニュートラルさがブリッジになる。