メゾン マルジェラネバーエンディングサマー

ネバーエンディングサマー
ブランド メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)
分類ウッドシトラス
季節日中
発売年月日 2025
調香師 クリストフ・レイノー
原産国 フランス
詳細 公式サイト
人気の香りを分析するInstagram(@semiperfumer)も始めました

メゾン マルジェラ 「レプリカ」シリーズの「ネバーエンディングサマー (Never-Ending Summer)」は、アマルフィ海岸の夕暮れを思わせるビターオレンジとアペロール調の弾ける明るさを纏ったシトラスフレグランスです。オレンジの皮を丁寧に削り取ったようなリアルな“ほろ苦い柑橘感”が、まるで大人のためのサマーカクテルを想起させます。

口コミでは「冒頭からまるで本物のアペロール スプリッツ(イタリアのカクテル)を手にしているかのよう」「甘すぎず、苦味を伴うオレンジが生き生きとしている」「ほどよくお酒っぽい香調が楽しい」「夏だけでなく秋口にも合いそうな、スパイシーな深みがある」という声が多く、「初めはキリッとした柑橘が主役だが、時間とともにウッディ&スパイスの深みが増していく」「甘さはうっすらバニラ系のまろやかさ程度で、クドさがない」といったバランスの良さを評価する意見も見受けられます。中には、「強めの苦味が人によってはリビング用クリーナーのように感じられる場合もある」という批判的な意見もあります。

ネバーエンディングサマーのイメージ

全体としては、ビターオレンジの鮮烈なシトラスが明るい印象をつくりつつ、奥底にはヴェチヴァーやパチョリによるウッディな土台が広がっているため、真夏の太陽に負けない清涼感と、夜風を感じさせる落ち着きの両方を楽しめる構成といえます。

香りの構成

  • トップノート
    • ビターオレンジ, アペロール, ペッパー :みずみずしいオレンジの皮や柑橘のほろ苦さがダイレクトに広がり、 Aperol Spritz(アペロールスプリッツ)のような軽いアルコール感を連想させます。口コミでは「ペッパーがアクセントとなり、朝からでも気分を上げてくれる」「微かな甘みがある一方、決して甘ったるくないのが魅力」と評されることが多いです。
  • ミドルノート
    • アールグレイティー, カルダモン, ナツメグ :アールグレイ特有のほんのりとした渋みとスパイスが、オレンジの苦味を柔らかく包み込みます。ユーザーからは「飲み物のような爽快感が続く」「ここで急にスパイシーすぎると感じる場合もあり、秋を思わせる深みに変化した」という声が散見され、好みが分かれるポイントといえます。
  • ラストノート
    • ヴェチヴァー, シダーウッド, パチョリ, バニラ, ペルーバルサム, カシュメラン:ウッディなヴェチヴァーやシダーウッドがベースをしっかりと締め、パチョリがややアーシーな渋みを加えます。ここにバニラやペルーバルサムの軽い甘さが重なり、肌に溶け込むような“ほのかな残り香”を残すとされています。口コミの中には「段階的に温かさが出て、夕焼けのような落ち着きを感じる」「柑橘とスパイスが程よく引き継がれ、終始心地よい」と高評価を受ける一方、「最後まで柑橘が持続するわけではなく、ウッディ寄りになる」といった指摘もあります。

おすすめの季節と時間帯

日中

オレンジの酸味とウッディな深みが共存するため、真夏の晴天下でのリゾートシーンはもちろん、初秋のまだ暑さが残る日中にも使いやすい香りです。「日中のレジャーや週末のブランチにぴったり」「夜には温かみのあるスパイスが香り立ち、大人の余裕を演出する」という口コミもあるため、カジュアルから少しドレスアップした場面まで、自由度の高い一本といえます。

男性向け、女性向け

男性
女性

ビターなオレンジの皮を活かした柑橘と、ウッディなベースが男性の肌にもハマりやすく、同時に甘みが抑えられているので女性も過度な「甘ったるさ」を感じにくい印象です。ユーザーからは「特に男性が使うと“クールな夏の装い”に合う」といった意見の一方、「女性がカジュアルに着こなすと、逆に甘辛のバランスが絶妙」との声もあり、非常にユニセックスに振れる香りといえます。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • ウッディ系・・・ウッド
  • フレッシュ系・・・シトラス
カシスの葉・つぼみが発する青い酸味と、濃厚なローズが融合することで、“甘さとほろ苦さのコントラスト”を際立たせています。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アロマティック
  • アンバリー
  • ウッディ
  • シトラス
  • スパイシー
  • フレッシュネス
カシスのグリーンフルーティが瑞々しい刺激を与え(グリーン),力強いローズが華やかさと奥行きを加え(フローラル),シトラスやアロマティックな余韻が爽快な余白を残し(ニューフレッシュネス),全体として青々しさを帯びたロマンティックフローラルに仕上がっています。

持続時間

オードトワレ

  • 香料の濃度・・・約5~8%
  • 持続時間・・・約3~4時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。
「香りが早めに消えてしまい、付け直しが必要」「意外と投香力が弱い」という口コミもしばしば見受けられますので、長時間の使用を想定する方はアトマイザーでのリフレッシュがおすすめです。

ネバーエンディングサマーの香りが似合うイメージ・人物

ネバーエンディングサマーをつけている人のイメージ

アペロール スプリッツで始まる「シトラス・カクテル派」

  • 20〜30代で、友人と夕暮れのバルコニーで軽くお酒を楽しむのが大好きな男女。
  • バーやカフェでも、ビターオレンジを活かしたカクテルをオーダーするなど、爽やかな苦味を好む。
  • 日々の忙しさのなか、ひとときの“ミニバカンス気分”を味わいたいと考えている。

真夏の太陽を満喫したい「リゾート・アクティブ派」

  • 20〜40代、夏のリゾートを思い切り楽しむアウトドア好き。ビーチやプール、マリンスポーツに熱中する。
  • ファッションは明るいカラーや軽量素材を好み、日差しを味方に輝くコーディネートを狙う。
  • 香りが暑さに負けず、汗ばむ場面でもフレッシュに続いてほしいと考えている。

夜のデートで差をつけたい「都会的ロマン派」

  • 20〜30代、普段はオフィスカジュアル寄りだが、夜のデートや食事会では雰囲気を少し変えたい。
  • 飲みの席ではシトラスベースのカクテルを選び、スマートに大人っぽさを演出。
  • シーンに合わせて、甘すぎず苦味のある香りでエッジをきかせたいと考える。

ビターテイストを好む「カフェ・スペシャリスト」

  • 30〜50代、コーヒーや紅茶など苦味のきいた飲み物が好きで、普段からスイーツよりもビターな味を優先する。
  • 甘い香りは苦手。落ち着いたオレンジピールの苦味を香りでも楽しみたい。
  • カフェ巡りや読書の時間が大切で、休日は静かに自身の世界に浸ることを望む。

ワードローブに1本、季節を超えて使える「フレキシブル・スタイリスト」

  • 20〜40代男女、服装をシーンや季節で巧みに変えて楽しむ。シンプルなものから個性的なものまで幅広くコーデ可能。
  • 香りも、夏向けシトラスだけでなくウッディ要素があれば初秋にも使えるものが理想。
  • 付け直しやアトマイザー携帯も苦にせず、その日の気分や予定によって香りの印象を微調整したいタイプ。