ディプティックロンブル ダン ロー

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「ロンブル ダン ロー」は、ローズと黒スグリ (カシス) を軸に、みずみずしくもどこかミステリアスな“グリーンフローラル”を描き出す一本です。 1983年のオードトワレの登場以来、バラとカシスという大胆な組み合わせで一躍フルーティ フローラルの先駆け的存在となり、強い甘さに偏らず青々とした苦みを大胆に組み込むアプローチは、多くのファンを魅了してきました。
口コミからは「初めは茎や葉を砕いたようなビターなグリーン」「あまりの緑感にトマトの蔓を連想」といった声が多く、一方で熟したローズが加わることで「森の奥底に赤いバラが見え隠れ」「池に差し込む影のようにややダークかつメランコリック」とも表現されます。
総じて、深く優雅な“緑のローズガーデン”を想起させるユニセックス香として評価されており、甘さを抑えたダークロマンチックな魅力と、朝露のごとき透明感が同居する点が特徴です。
香りの構成
- トップノート
- カシスの葉&つぼみ:酸味と青さが前面に弾け、ほとばしるグリーンフルーティ感が印象的。「摘みたての黒スグリを潰したよう」「トマトの蔓のような青苦さが最高にリアル」という口コミあり。
- ミドルノート
- ローズ:力強いバラの花びらが広がり始め、青々しさを包み込むように現れる。「時間経過とともに甘美なローズがしっかり顔を出し、一気に“花園”へ導かれる」「茎っぽさとバラの対比が絶妙」との声が多い。
- ラストノート
- プチグレン, ブラックカラント ブロッサム:シトラスやアロマティックな要素が、やわらかなフルーティ残香を添えて締めくくる。 「最後まで若干の青さが残り、ほのかな酸味とともに清々しい余韻」「バラよりもグリーンが主体で終わる場合もある」といった感想もみられる。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
ある程度ユニセックスとして愛される要因は、深みのあるローズとビターなグリーンが同時に香り、甘みに偏らない点。「バラが強調される肌質だとフェミニンに」「青い葉のクセが際立つとメンズ寄り」とレビューされ、男女問わず幅広く人気を博しています。
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8~15%
- 持続時間・・・約5~6時間
ロンブル ダン ローの香りが似合うイメージ・人物

森の奥で赤い花を摘む「ダークロマンチック派」
- 20〜30代の女性。週末は山や森を散策しながら、自然が持つ少し怪しげな美しさに惹かれるタイプ。
- ワインレッドや深緑など、やや暗めのカラーを好み、ガーリーさと大人びた雰囲気をミックスした装いが多い。
- フレグランスにも、「甘すぎない花の奥底に潜むダーク感」を求め、日常に潜む非日常を感じたい。
朝のガーデンを散策する「フレッシュ・グリーン派」
- 20〜40代男女問わず。休日の早朝に庭や公園を散歩し、柔らかな日差しと緑の香りに癒される生活を好む。
- 洋服はナチュラルカラーのリネンやコットン素材が多く、過剰な装飾をせず自然を尊重するスタイル。
- 香水でも“葉をこすり取ったような瑞々しさ”を求め、グリーンノートを軸とする香りに魅力を感じる。
アートギャラリーで静かに佇む「アンニュイ・エスプリ派」
- 20〜30代。モノトーン系や落ち着いた色合いのファッションで、現代アートや写真展を巡るのが趣味。
- 外見はクールで感情をあまり表に出さないが、内面では“静かな個性”を見せたいという欲求がある。
- 香水には「一見シンプルだけど内に深みを宿す」タイプを選び、“どこかアンニュイな空気感”を好む。
“大人のオフィススタイル”に鮮度を添える「上品クリーン派」
- 30〜50代男女。ビジネスシーンで落ち着きつつも、ほのかにフレッシュ感をプラスしたい。
- 派手な香りは苦手だが、“ロングミーティング時にも清涼感を纏い続けたい”というニーズあり。
- シンプルな白シャツやジャケットと合わせて、きちんと感の中に柔らかな個性を宿したい派。
個性派の“ブラックベリー”好き「アヴァンギャルド・フルーティ派」
- 20〜40代の女性が中心。フルーティノートを愛しつつ、ベリー類の“酸味&青さ”を積極的に楽しみたい。
- 甘い果実だけでは満足できず、“葉っぱや茎のようなグリーン”も欲しいというやや上級者。
- 服やコスメも“自分だけのセンス”を重視し、他人と同じにならないためのこだわりを持っている。
青さとローズのコントラストは、春夏〜初秋の柔らかい気候にぴったり。日中の散策や休暇シーンで、自然に溶け込む爽快で奥深い雰囲気を醸し出すと好評です。さっぱりしながらもミステリアスな余韻が残るため、夜にはよりダークな表情を楽しめるとの声も。