ディプティック オー ド ミンテ

 オー ド ミンテ
ブランド ディプティック(DIPTYQUE)
分類アロマティックグリーン
季節日中
発売年月日 2019
調香師 ファブリス・ペルグラン
原産国 フランス
詳細 公式サイト
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「オー ド ミンテ (Eau de Minthe)」は、古代ギリシャ神話に登場するニンフ“ミンテ”の物語を着想源とした、フレッシュフゼア調のフレグランスです。さわやかなミントを核に、ゼラニウムやローズがわずかなフローラル感を添え、さらにパチュリの深みがスパイシー&ウッディな奥行きを与えています。

一部の口コミでは「メンズのヘアトニック」「バーバーショップらしさ」「シェービングフォーム/アフターシェーブを思い出す」を感じるとの意見がある反面、「女性が付けるとクールな雰囲気」「清潔感の強いユニセックスな一面もある」、と評されるなど、肌質や好みによって印象が変わりがちです。また、「ミントが思ったより持続しない」「途中からパチュリの苦味が前面に出る」などの声もあり、ミントとスパイスのバランスを試せる香りといえます。

総じて、“シャープなミント”と“クラシックなフゼア”を掛け合わせた一本として、メンズライクな清涼感を好む方や、さっぱりとしたグリーンノートを探している方から支持を集めています。

香りの構成

  • トップノート
    • ミント、ナツメグ:しんと冷たいミントにナツメグの軽いスパイス感が重なり、開幕はキリッとしたメンズコロンを思わせるスタート。一部からは「歯磨き粉やトニックのようなミント感」「インパクトが強いが早めに薄れる」などの声も。
  • ミドルノート
    • ゼラニウム、ローズ:ミントの強さはすぐに落ち着き、ゼラニウムやローズが生み出すわずかなフローラル感がほのかに香り、香調をまろやかにシフトさせます。口コミでは「ほんのりと甘くなるが、思ったほど甘くはならない」「男性が付けても女性が付けても違和感のない花の表現」と評価されています。
  • ラストノート
    • パチュリ:ウッディな苦みを帯びたパチュリが全体を引き締め、クラシカルなフゼアの趣を演出します。「気温や肌質によっては苦みが強調され、やや渋めに傾く」という意見もある一方、「グリーン&スパイシーが調和し、最終的に清潔感のあるソープのような印象になる」など好評な声も聞かれます。

おすすめの季節と時間帯

日中

涼やかなミントとハーバルなゼラニウムが、特に春夏の温暖な気候に合いやすいとされています。一方で、ナツメグやパチュリのスパイス感が暑い日差しの下でも埋もれずに存在感をキープするため、汗ばむシーンでもさっぱりと纏える香りとして評価を得ています。日中中心のフレグランスですが、ナチュラルな広がりのため付け直し前提で持ち運ぶと長時間フレッシュさを保ちやすいでしょう。

男性向け、女性向け

男性
女性

伝統的なフゼア構造をミントで再解釈した香りは、ややメンズライクとの声が根強い一方で、女性が付けるとスタイリッシュな印象を与えるという意見もあります。香調自体は大きく“男性向け・女性向け”に分断されないため、レトロ感を含んだハーブ系の爽やかさを求める方であれば、性別を問わず楽しめる一本と言えます。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フレッシュ系・・・アロマティック、グリーン
フゼア構造を“ミント”で再解釈し、アロマティックかつ躍動感のあるフレッシュさを表現。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アロマティック
  • ウッディ
  • グリーン
  • スパイシー
  • フゼア
  • フローラル
ミントの清らかなグリーンが涼感を放ち(アロマティック, グリーン, フゼア), ゼラニウムやローズが華やぎと軽い甘みをもたらし(フローラル), ナツメグ由来のスパイス感がキレのあるアクセントを添え(スパイシー), パチュリがほんのりと深みあるウッディな苦味で余韻を引き締め(ウッディ), 全体として古典的な男性的要素とソープのような清潔感が融合した“モダンミントフゼア”を完成させる。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

オー ド ミンテの香りが似合うイメージ・人物

 オー ド ミンテをつけている人のイメージ

“バーバーショップ”的レトロを愛する「クラシック・男前派」

  • 30〜50代男性。ノスタルジックな雑貨やクラシカルなスーツに興味があり、ヘアスタイルやグルーミングにもこだわりが強い。
  • 日頃から床屋のアフターシェーブやトニックを好み、香水も“清潔感+少し渋め”を求める。
  • 身だしなみが行き届いた“大人の男”らしさを出したいが、あまり重厚すぎるものは避けたい。

さらりとクールを纏う「モノトーン・シンプル派」

  • 男女問わず20〜30代。モードファッションが好きで、黒やグレーなどのモノトーンコーデを好む。
  • 甘いフローラル系は苦手だが、香りのないのも物足りない…という中間を探している。
  • “研ぎ澄まされた清潔感”や“適度なクールさ”を香りからも得たいという考えを持つ。

休日の朝にハーブティーを味わう「リラックス・ハーバリスト」

  • 20〜40代。休みの日の早朝に公園の散歩やベランダガーデニングなどで“緑”に触れ、ストレスを解放するのが習慣。
  • 派手な香水より、ハーブやグリーン感が強い“ナチュラルでリフレッシュできる香り”を好む。
  • 香りに包まれつつも、頭をスッキリさせたい場面が多い(ヨガ、ストレッチ、読書など)。

甘さのない爽やかを求める「ハイトーン女子 or ボーイッシュ女子」

  • 20代くらいの女性。甘いフルーティフローラルではなく、無骨なメンズ寄りを試したいが、あまり重厚すぎるのは苦手。
  • ショートヘアやボーイッシュなファッションが多く、“かっこいい女性像”を演じたいシーンが増えている。
  • フレグランスもシンプルかつクセがありすぎない“中性的”なものを好む。

汗ばむ季節でもきちんと感を保ちたい「ビジネス清潔派」

  • 20〜40代男女。営業やミーティングが多く、人と接する機会が多い仕事をしている。
  • “暑い日でも相手に不快感を与えない香り”を最優先し、できれば落ち着いた印象も欲しい。
  • 朝や昼の付け直しで継続してフレッシュさをキープし、夕方も清潔感を崩さずにいたい。