ディプティックオーデュエル

オーデュエル
ブランド ディプティック(DIPTYQUE)
分類ウッドソフトアンバー
季節
発売年月日 2013
調香師 ファブリス・ペレグリン
原産国 フランス
詳細 公式サイト
人気の香りを分析するInstagram(@semiperfumer)も始めました

「オーデュエル」オードパルファンは、ブルボンバニラの自然な甘さを主軸にしながらも、ピンクペッパーやインセンス(お香)、シプリオルといったスパイス要素を巧みにブレンドすることで、甘ったるくなりすぎないスタイリッシュなバニラを表現しています。口コミでは「まるで高級なバニラエキストラクトのよう」という声や、「森林のような香り立ちで始まり、徐々に官能的な甘さが深まる」という評価が目立ち、バニラを苦手とする方にも“意外にもハマった”という意見が聞かれます。

一方、シプレ系ウッディのスモーキーさやわずかなグリーン感が強調される肌質の方からは「お香が前面に出て、ややスパイシーすぎる」「期待していたほど甘くならず、想像と違った」という声もあります。バニラフレグランスながらも“クールでドライな甘さ”が特長で、甘さだけを求める方にとっては好みが分かれる傾向にあるようです。

総じて、「焼き菓子のような甘さではなく、大人のための“スパイシー・バニラ”」「秋冬の夜をエレガントに彩る静かな存在感」として支持を集めており、落ち着いた雰囲気を大切にしたいシチュエーションにおすすめといえるでしょう。

香りの構成

  • トップノート
    • バニラ、ピンクペッパー :まずはやや香ばしいバニラがふんわりと立ち上がり、ピリッとしたピンクペッパーが適度な刺激を添えます。口コミでは「甘さを引き締めるスパイス感が心地よい」「開幕は意外とクール」といった反応が多いです。
  • ミドルノート
    • インセンス(お香)、シプリオル:時間とともに、お香やスパイシーなウッディ調が強まり、スモーキーかつ透明感のある世界観へと導きます。バニラ自体も残り続けますが、一部の方には「やや薬品的/お寺のよう」と感じられる場合もあるようです。一方、「スパイスとバニラの掛け合わせがクセになる」と高評価を得ることも少なくありません。
  • ラストノート
    • ムスク、アンバー:温かで柔らかなムスクとアンバーが全体を包み込み、静謐かつ穏やかな甘さをラストに残します。口コミでは「じんわり溶け込むような柔らかいバニラが心地よい」「冬の夜、コートの中でほんのり漂うと上品」と好評が多い一方、「自身の肌では香りが飛びやすく、何度か付け直す必要がある」との声も多数上がっています。

おすすめの季節と時間帯

日中

甘さと温かみ、そしてお香由来のスモーキーさがあるため、秋冬の肌寒い時期や涼しい朝夕に特に映えます。夜の特別なシーン、デートやちょっとしたパーティーなどで、落ち着きのあるセクシーさを演出したいときにも好適です。人によってはほのかな拡散力が物足りない面があるため、必要に応じて衣類にもスプレーしたり、持ち運びアトマイザーで付け直すなど工夫するとよいでしょう。

男性向け、女性向け

男性
女性

バニラの甘さとスパイスの組み合わせは、フェミニン寄りと感じる方が比較的多いようですが、ウッディ/スモーキーなテイストが加わることで、男性がつけても“モードなバニラ”を楽しめる一品です。口コミでも「夫婦兼用で使っている」「男性がつけても違和感がなく、かえって個性が映える」という意見が見受けられます。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • ウッディ系・・・ウッド
  • アンバー系・・・ソフトアンバー
バニラ+お香由来の琥珀調が穏やかに香り立ち、そこにシプリオルの落ち着いた木質感が加わります。甘さは柔らかく、スパイシーな刺激がバニラを単調にさせない絶妙なバランスを形成します。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アロマティック
  • アンバリー
  • ウッディ
  • スパイシー
  • ムスキー
バニラの優しい甘みが核をなし(アンバリー), ピンクペッパーとお香がスパイス&スモーキーの要素を強調(スパイシー), シプリオルのウッディ感が深みを与え(ウッディ), ムスクやアンバーがまろやかなぬくもりを添えて(ムスキー), 全体として“バニラの甘さ”と“スパイスのシャープさ”が美しく融合したアロマティック スパイシー調の香り(アロマティック)。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。
ディプティックらしくシアーで控えめな投香が多く報告され、「もう少し香りに持続力が欲しい」「こまめな付け直しが必要」といった意見も見受けられます。

オーデュエルの香りが似合うイメージ・人物

オーデュエルをつけている人のイメージ

“軽くないバニラ”を求める「大人のスパイシー甘党」

  • 30代以上で、甘い香りは好きだが「お菓子っぽいバニラ」は避けたい。
  • 秋冬に温もりを感じられる香水を探しつつ、甘さを単調に終わらせたくない人。
  • コートやジャケットに合わせて、ほんのり漂う“艶感のあるバニラ”をまとうイメージ。

“お香の揺らめき”を愛する「スモーキーアロマ好き」

  • 20〜40代で、瞑想や読書、静かなバーなど“穏やかな空間”を好む。
  • 普段からお香やキャンドルなど、香りアイテムでリラックスする習慣がある。
  • 香水も落ち着きや精神的な安らぎを求め、“お香っぽい”ニュアンスを好む傾向。

“フェミニン×クール”に振りたい「エレガント女性」

  • 20〜30代後半の女性が想定。白やブラックなどモノトーンコーデに“甘さ控えめのアクセサリー”を合わせる。
  • バニラは好きだが、甘ったるさで子どもっぽく見られたくない、という意識がある。
  • 自分らしいエレガンスを演出しつつ、どこかクールな印象を保ちたい。

“ユニセックスバニラ”を探す「甘さに寛容な男性」

  • 30代を中心に、甘い香りが好きであえてバニラを取り入れたい男性。
  • 会社員やクリエイターなど職種はさまざま、落ち着いた場所での打ち合わせや夜の会食でも使いこなしたい。
  • “コートの下から香る大人の余裕”を求めるが、甘すぎるのは避けたいという思いもある。

“香りで癒されたい”忙しい日々の「デスクワーク派」

  • 一日中パソコンに向かったり、電話対応やミーティングなどでストレスが多いOL / サラリーマン。
  • 合間にコーヒーやハーブティーを飲んで自分をリフレッシュする習慣がある。
  • 香りは“心落ち着く甘さ”を求めつつ、強烈な香水感は控えたいので室内でも浮かないものを探す。