タンバリンズホワイト ダージリン

ホワイト ダージリン
ブランド タンバリンズ(TAMBURINS)
分類ウッド
季節日中
発売年月日 2022
調香師 韓国
原産国 韓国
詳細 公式サイト
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「ホワイト ダージリン」は、穏やかに弾けるシャンパンの泡とフルーティな甘さ、そしてほろ苦いダージリンティーを上品に溶け合わせたフレグランスです。軽やかな泡がもたらす微発泡感と、ピーチを連想させるやさしい甘さが広がり、“紅茶のような落ち着き”と“柔らかな甘酸っぱさ”が絶妙なバランスでマッチします。

全体を通してミルキーな甘さがクリーミーに漂い、思わず「ホワイト」という名にふさわしい白くやわらかな印象を抱かせます。一方、実際にダージリンティーそのものの渋みやマスカット感を強く感じる方は多くなく、「香りの序盤はアルコールっぽさやシャープさが際立つ」「ウッディが思った以上に前面に出ている」といった意見もあります。サンダルウッドとムスクの組み合わせが、紅茶の甘みをまろやかに包み込みながらほんのりとしたスパイシー感を加え、フレッシュでありながら落ち着いた香りへと仕上げています。

香り自体は大きく主張しすぎないため、人によってはやや物足りないと感じるケースもありますが、逆に軽やかさが好まれてオフィスや室内での長時間使用に向くという声も少なくありません。甘すぎず、かといってドライすぎもしない独特のやさしさが、性別や年齢を問わず多くの支持を集めています。

香りの構成

  • トップノート
    • ホワイトシャンパン:穏やかに弾ける泡が繊細で、フルーティな香りがふわりと広がります。実際には「シャンパンのアルコール感というよりは甘い微発泡飲料を連想する」と感じる方もいらっしゃいますが、最初の爽やかで軽快なインパクトが魅力です。
  • ミドルノート
    • ブラックティー, ピーチ:ダージリンティーを想起させる軽い苦味とピーチの柔らかな甘さが交差します。紅茶感を強く感じる方は少ない印象ですが、ピーチの淡いフルーティさが加わることで「ほんのり甘酸っぱいお茶」のようなニュアンスになります。中には「グリーンティーやフィグっぽい青さを感じる」という意見もあり、甘さだけに偏らず程よい深みを保っています。
  • ラストノート
    • ムスク, サンダルウッド:クリーミーなムスクと、サンダルウッドのやわらかいウッディ感が全体を穏やかにまとめあげます。ラストでの温かさが大きく感じられるため、「ふんわり石鹸のような清潔感」「ミルクティーのような甘さ」という印象を持つ方もいます。ただし、人によっては「やや粉っぽい」あるいは「紙のような質感を感じる」ととらえることもあり、ウッディと甘さの調和の仕方が好みを分けるポイントです。

おすすめの季節と時間帯

日中

フルーティな甘みとティーの軽い苦味が組み合わさっているため、春から夏の爽やかな気候にとくに適しています。ただし、サンダルウッドのクリーミーさが冬場の室内でもまろやかに香るため、オールシーズンで使いやすいのが特徴です。日中はもちろん、肌寒い時期の夜に軽く付けると、ほんのりした温もりが心地良く感じられます。

男性向け、女性向け

男性
女性

紅茶由来の落ち着きと、ピーチやムスクの優しげな甘さを兼ね備えた香りなので、ジェンダーレスに楽しむことができます。可憐な印象を求める女性にもしっくりきますし、甘さ控えめのウッディ感を好む男性からも「ほどよくフルーティで使いやすい」と評価されています。大きく個性を主張しすぎないため、Tシャツとデニムのようなカジュアルスタイルにも合わせやすいです。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • ウッディ系・・・ウッド
サンダルウッドを中心としたやわらかなウッディ要素が香りの奥行きをサポートします。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アロマティック
  • ウッディ
  • フルーティ
  • フレッシュネス
  • ムスキー
ホワイトシャンパンの軽やかな泡とフルーティなピーチが、きらめく甘みを演出(フルーティ)し、 ダージリンティーがティーノート特有のハーバル感やわずかな渋みを添えて(アロマティック)、 ムスクとサンダルウッドのコンビがクリーミーなウッディ感を支え(ムスキー, ウッディ)、 香り全体としてさわやかな紅茶フレッシュの穏やかな広がりを生み出しています(ニューフレッシュネス)。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

ホワイト ダージリンの香りが似合うイメージ・人物

ホワイト ダージリンをつけている人のイメージ

カフェのテラスで午後を過ごす「ティーソムリエ志望の学生」

  • 20代男女問わず。将来は自分の茶葉ブランドやカフェを開きたいと考え、日々さまざまな紅茶をテイスティング。
  • 街角の小さなカフェテラスで、ノートPCや参考書を広げながら長時間過ごす。
  • フルーティな香りで集中力を維持しつつ、“お茶へのこだわり”がうっすら感じられるような香りを探している。

部屋着で過ごす「くつろぎ志向のホームワーカー」

  • 20~40代問わず、リモートワークが基本となり、自宅で快適かつメリハリある生活を目指す。
  • 仕事合間に気分転換のためにアロマや軽い香水を取り入れるが、派手な香りは好まない。
  • 家でも少しだけ“リラックスと華やぎ”を得られるフレグランスを求めている。

週末の午後に散歩する「フルーティな香り好きのシンプル派」

  • 30代女性。仕事は忙しくても、週末は好きな音楽を聴きながら街をぶらり散歩するのが大切なルーティン。
  • ファッションは白シャツとデニムなど、余計な装飾を抑えたシンプルスタイルを好む。
  • 香りは“あくまで自分が楽しむため”と考え、フルーティさが欲しいが重さは苦手。

夜のバルコニーでひと息つく「おうちパーティーのホスト」

  • 20~40代、男女問わず。気の合う仲間を招いて自宅でカジュアルパーティーを開くのが趣味。
  • ゲストが持ち寄るワインや軽食とともに、ライトで柔らかい香りを空間に漂わせたい。
  • お酒の香りとぶつからず、甘すぎず、でも少しだけ特別感がある香りが理想。

ブックストアで働く「紅茶テイスターでもある社員」

  • 30代男性。大手書店の中にある“紅茶スタンド”コーナーも兼任して働く、少し変わった立場。
  • 本の装丁や紙の香りが好きで、紅茶の渋みや甘さにも興味があり、気づけば日々のルーティンにお茶を欠かせない。
  • 甘さ控えめのフレグランスが好みだが、紅茶由来の深みも欲しい。