ディオールソヴァージュ パルファン

ソヴァージュ パルファン
ブランド / コレクション ディオール / ソバージュ
分類ウッディアンバーシトラス
季節
原産国 フランス
詳細 公式サイト

「ソヴァージュ パルファン」は、マンダリンの爽やかなトップから始まり、中盤で力強いスパイス&ウッディ感が前面に広がり、最後はバニラやトンカビーン、サンダルウッドが生むオリエンタルで甘美な深みに落ち着く濃厚なソヴァージュです。もともとのソヴァージュより重めでセクシーなトーンが強く、密閉された室内や狭い空間であれば1~2プッシュでも十分に存在感を放ちます。

一方で、トップノートの甘さや強めの印象が「車の芳香剤やメンズ用整髪料」を連想させるという意見も散見されますが、その男っぽい力強さを好む方には高く評価されています。最初こそ多少クセを感じる場合もあるものの、時間の経過とともに肌へうまく溶け込み、甘さだけでなく渋さやスパイシーさも長く続くのが特長です。夜間や秋冬シーズンに特に映え、落ち着いた大人の男性に似合いやすいという印象があります。

香りの構成

※ 以下はあくまでブランドの説明+一般的な調香理論からの推測です。

  1. マンダリン(Mandarin):オレンジに近い甘さの柑橘で、レモンほど鋭くないやわらかな丸みが特徴。トップで軽快に香り立ち、スパイス&ウッディの重厚感が目立つ前の一瞬に爽快感をもたらします。立ち上がりは意外と明るく、そこから徐々に渋さと甘さが押し寄せるため、明暗のコントラストを楽しめるのも魅力です。
  2. 推測
    スパイス要素:公表されていないものの、ペッパー系の刺激やラベンダー由来のアロマティック要素がシリーズ共通で使われている可能性が高く、パルファンは特にスパイシーさが際立ちます。付けた直後はパンチが強く、夜や寒い季節にふさわしい力強い香りへと発展します。
  3. サンダルウッド (スリランカ産サンダルウッド)+ウッディ要素:木材特有の温かみとクリーミーなやわらかさをもたらし、ソヴァージュシリーズに共通する“荒野”のイメージを下支え。深夜の砂漠や焚き火を連想させるようなスモーキーかつ甘い雰囲気も持ち合わせており、男らしさを際立たせます。
  4. トンカビーン (Tonka Bean)バニラ アブソリュート(Papua New Guinea Vanilla Absolute):香りが落ち着く頃には、バニラやトンカビーンの甘苦いオリエンタルな余韻が際立ち、タバコのような焦げ感やキャラメルのような甘さが混ざり合いながら、最終的にセクシーで奥深い印象を残します。肌や衣類にしっかりと香りが残りやすいので、付けすぎには注意しつつも長時間楽しめるのが魅力です。

おすすめの季節と時間帯

日中

濃厚な甘苦さや力強いスパイス感があるため、空気が涼しくなる秋~冬、そして夜のシーンに非常によく合います。少量でも香りが長持ちし、2プッシュほどでも十分セクシーな存在感を得られる反面、大人数の集まる場ではつけすぎないように調整すると良いでしょう。

男性向け、女性向け

男性
女性

濃厚なウッディ&オリエンタルが主軸なため男性向けの印象が強い一方、強く残るセクシーさを好む女性があえて使用する場合もあります。ワイルドで重厚感のある香りを求める方に特におすすめで、落ち着いた大人の男性だけでなく、10~20代でもクラブや夜遊びなどのシーンでは十分に魅力を発揮します。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • アンバー系・・・ウッディアンバー
  • フレッシュ系・・・シトラス
トップのマンダリンで一瞬シトラスを感じるものの、中心はサンダルウッドやバニラ&トンカビーンなどオリエンタル&ウッディ要素。力強いスパイスも絡んでくるため、“甘さ×渋み”という形で重厚なウッディアンバーとしてまとめられます。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アンバリー
  • ウッディ
  • オリエンタル
  • シトラス
  • スパイシー
マンダリンのフレッシュさ(シトラス)。ペッパー系の刺激(スパイシー)。サンダルウッドやシダーなどの木質調(ウッディ)。バニラ&トンカの温かみでオリエンタルなニュアンス(アンバリー)。 “夜の砂漠”をイメージする甘く濃厚な面、バニラやトンカが際立つ(オリエンタル)。

持続時間

パルファム(エキストレ)

  • 香料の濃度・・・約15~30%
  • 持続時間・・・約5~7時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

ソヴァージュ パルファンの香りが似合うイメージ・人物

ソヴァージュ パルファンをつけている人のイメージ

ナイトクラブのバーカウンターで“ダークスーツ”を着こなす若きビジネスマン

  • 日中はエリートビジネスマンとして慌ただしく働くが、夜は気分転換にナイトクラブへ足を運ぶ。
  • 黒やネイビーの洗練されたスーツ姿に1プッシュの「ソヴァージュ パルファン」。
  • “スパイシー&甘い”香りがバーカウンターに漂い、周囲には落ち着きつつも誘惑的なムードを醸し出す。
  • 「仕事モード」から切り替えるために少し濃厚な香りを纏い、しっとりと大人の余裕を演出している。

「ジャケット×デニム」でドライブを楽しむ週末の“大人カジュアル派”

  • スマートなレザージャケットにダークなデニムを合わせ、スポーツカーを操る。
  • 友人やパートナーと郊外のレストランまでドライブ。車内には「ソヴァージュ パルファン」の強めのスパイス&バニラがほんのり広がり、ドアを開ける頃には落ち着いたアンバーウッディへと変化。
  • ドア越しにふわっと漂う“甘くスパイシーな香り”で周囲を魅了し、テンションを上げながらクールに行動するイメージ。

ホテルのラウンジバーで“スローウィスキー”を嗜む落ち着きある中年紳士

  • スーツやジャケットを品良く着こなし、程よい白髪や落ち着きある雰囲気を漂わせる。
  • 夜のラウンジバーでウイスキーをゆっくり味わいながら、自分のペースで会話を楽しむ。
  • 一見クールだが、近づくと「ソヴァージュ パルファン」の甘く重厚な余韻が感じられ、大人の深みを暗示している。

ステージで“黒いエレキギター”を掻き鳴らすロック・アーティスト

  • 真っ黒のレザーライダースやブーツ姿で、観客を熱狂させるロック・アーティスト。
  • 照明が落とされたステージ上、スパイシーかつ甘苦いソヴァージュ パルファンが煙のように漂い、ギターサウンドと相まって妖艶な空気を生み出す。
  • 汗ばむ肌に香りが溶け込み、観客まで届くほど濃厚かつ魅惑的な“ロックな色気”。

“経営者”として新規バーのオープニングパーティーをプロデュースする30代男性

  • 実業家として成功し、都会の一角に高級感のあるバーを開店。オープニングレセプションでホスト役を担う。
  • 招待客に挨拶して回るとき、穏やかだが確固たる自信を感じさせる笑顔とともに、わずかに甘くスパイシーな香りが印象づけられる。
  • 「ソヴァージュ パルファン」がバーの雰囲気=少し暗めでラグジュアリーな内装にマッチし、一言交わすたびに“このオーナーは一味違う”と感心される。