メゾン フランシス クルジャンア ラ ローズ

ア ラ ローズ
ブランド メゾン フランシス クルジャン(MAISON FRANCIS KURKDJIAN)
分類フローラル
季節日中
発売年月日 2014
調香師 フランシス・クルジャン
原産国 フランス
詳細 公式サイト
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「ア ラ ローズ」は、ダマセナローズとセンティフォリアローズという2種の稀少なバラを惜しみなく使用した“フローラル ムスキー”の香りです。1ボトルあたり約400本分のバラを使いながらも、重たさを感じさせない軽やかさが際立っています。ローズ特有の優美さの下には、ダマセナローズ由来の洋ナシやピーチを思わせる淡い果実感が広がり、そこへほのかなセンティフォリアローズ由来のハニーような甘さとムスクの甘さが加わることで、みずみずしさと柔らかい甘さが絶妙に調和しています。

多くのローズ香水と比べて、青みやグリーン感が前面に出すぎることなく、どこか石鹸のように清潔でふんわりとしたムードが漂うのも特徴です。一部の方は「まるで高級ホテルのシャンプーのような爽やかさ」を感じることもありますが、それでもローズの気品はしっかりと残っています。バラの香りが苦手な方でも挑戦しやすいほど、透明感や軽さがありながら、王道のバラとしての華やぎと高級感を同時に楽しめる一品です。

香りの構成

  • トップノート
    • カラブリアンベルガモット、カリフォルニアオレンジ:みずみずしいシトラスが軽快に香り立ち、ローズの甘さを引き立てます。人によっては青っぽい苦みを感じることもありますが、すぐに馴染んで優しいフルーティさに変化していきます。
  • ミドルノート
    • ダマセナローズ、センティフォリアローズ、バイオレット、マグノリア:ふくよかで高貴なローズが中心を彩り、バイオレットやマグノリアが可憐な花々のブーケ感を生み出します。ローズは華やかでありながらも青臭さが少なく、まろやかに溶け込む甘さがやさしく包み込みます。
  • ラストノート
    • ムスク、シダー:軽やかなムスクが肌に溶け込むように広がり、わずかなシダーのウッディ感が最後を程よく引き締めます。フローラルの鮮やかさを保ちながらも、清潔感をキープしたまましっとりと終わるため、上品な余韻が続きます。

おすすめの季節と時間帯

日中

軽やかでみずみずしいローズとシトラスの爽快感が、気温の上がる春夏シーズンに最も映えます。優しい甘さや透明感があるため、オフィスや日常使いにも取り入れやすいです。夜につける場合は、香り立ちが穏やかなので、控えめながらも女性らしさをしっかりと演出できます。

男性向け、女性向け

男性
女性

フェミニンで優しいローズの香りが主体のため、全体的には女性に好まれやすい傾向があります。ただし、シトラスやムスクの軽さを感じ取りやすい方であれば、清潔感を演出できるユニセックスな選択肢としても面白いです。ローズ好きの男性があえて纏うと、上品さや洗練性を強調できます。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フローラル系・・・フローラル
バラをはじめとした切り花ブーケのようなフレッシュ感に、ほんのりとムスキーな甘みが加わった香りです。

補足分類(18の属性からの分類)

  • ウッディ
  • シトラス
  • フローラル
  • ムスキー
ベルガモットやオレンジによる爽快さ(シトラス)が、ローズ主体の華やかさ(フローラル)を軽やかに導き、後半にはムスクの柔らかい甘さ(ムスキー)が肌に溶け込みます。シダーが最後のアクセントとしてわずかな木質感(ウッディ)を添え、全体を上品にまとめあげます。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

ア ラ ローズの香りが似合うイメージ・人物

ア ラ ローズをつけている人のイメージ

ローズガーデンで踊る「バレエダンサー」

  • 20~30代女性。日中はバレエのレッスンに励み、休日にはバラの庭園を散歩してリラックスしている。
  • 柔らかなピンクのチュチュやレギンスに、シンプルなカーディガンなど、エレガントながら動きやすいファッションを好む。
  • 香水には「花の優美さ」と「軽快な甘さ」を求め、練習中でも邪魔しないフレッシュなローズを探している。

朝のカフェで執筆する「文学系女子」

  • 20~40代女性。早朝のカフェでノートPCや手書きメモを広げ、小説やエッセイの構想を練るのが日課。
  • シンプルなシャツとスラックス、メガネなど知的な雰囲気の中にも、ローズピンクのスカーフなどで女性らしさを彩る。
  • 香りは“頭をすっきりさせる清潔感”と“柔らかな華やかさ”を両立してくれるフローラルを選びたい。

新作コレクションを準備する「ファッションスタイリスト」

  • 30代女性。ファッションショーのバックステージで多数のモデルや衣装を取り仕切る、テキパキと働くプロ。
  • モノトーンコーデでキリッとまとめ、そこに一点ローズピンクの小物を差し色にするなど、さりげないセンスが光る。
  • 香りには“万人ウケするローズ感”と“オフィスやクライアント先でも嫌われない軽さ”を重視している。

週末のお茶会を主催する「フローラル好きのホスト」

  • 20~50代男女問わず。自宅で季節の花を飾り、友人や知人を招いてティータイムを楽しむことが趣味。
  • トレンドのスイーツやフルーツをアレンジし、美しい盛り付けでもてなす。
  • 香りは“瑞々しいバラ”と“ふわっと甘さ”でゲストを迎えたい。

婚約パーティーに臨む「ロマンティックな花嫁候補」

  • 20~30代女性。近々挙式を控えた花嫁として、恋人や家族とのパーティーを楽しんでいる。
  • ホワイトやピンク系のワンピース、パールなど控えめで上品な装いで、場を和ませる笑顔が魅力的。
  • 香りには“純白のバラブーケ”を思わせる上質感と、“花嫁らしい無垢さ”の両方を求めている。