メゾン フランシス クルジャンバカラ ルージュ 540

バカラ ルージュ 540
ブランド メゾン フランシス クルジャン(MAISON FRANCIS KURKDJIAN)
分類ウッディアンバーフローラルアンバー
季節日中
発売年月日 2015
調香師 フランシス・クルジャン
原産国 フランス
詳細 公式サイト
人気の香りを分析するInstagram(@semiperfumer)も始めました

「メゾン バカラ」創立250周年を祝して誕生した「バカラ ルージュ 540」は、焦げる前のキャラメリゼのような甘さをメインに、フローラルな可愛らしさ、奥深いウッディ感、そしてスパイス、わずかに感じる冷たい金属的なニュアンスが絶妙に交錯する、個性的な香りです。24金の金粉とクリスタルが540度の高温で溶解し、深く気品あるスカーレットレッドに変化するイメージが香りで表現されています。

トップで香るジャスミンとサフランが、まずは“柔らかなフローラル”と“スパイシーな熱”を同時に立ち上げ、その後、アンバーグリスがもたらす“ミネラルを含んだ澄んだ深み”が合流。さらにシダーウッドを中心としたウッディノートが重なり合うことで、「ほんのりと焦がしカラメルのような甘さ」と「透明感ある涼しさ」が同居する独特の世界を生み出しています。

「綿菓子を連想させる美味しそうで香ばしい甘さ」がメインながらも「まろやかなメタリック感」といった相反する要素も併せ持ち、肌質や体温によっては「砂糖を煮詰めたようなカラメル香が際立つ」、人によっては「歯医者の消毒液を思い出す」など、変幻自在の表情を見せるのもこのフレグランスの魅力。甘く色気を放ちながらも、単なる甘さにはおさまらない洗練された仕上がりが、多くのファンを惹きつけています。

香りの構成

  • トップノート
    • サフラン、ジャスミン:優美なジャスミンが甘やかに広がりつつ、サフランのスパイシーな熱がふわりと昇る導入部。第一印象として「少し薬品めいたシャープさ」を感じる人もおり、綿菓子のような甘いイメージとのギャップが注目されています。
  • ミドルノート
    • アンバーウッド、アンバーグリス、ヘディオン:アンバー系のまろやかな甘さと、アンバーグリス特有のミネラル感が混じり合い、“砂糖を焦がしたようなカラメル香”に例えられることが多いポイント。時間が経つにつれ、肌質によっては“ほんのり海風を帯びたウッディ”など、さまざまな変化が生まれます。
  • ラストノート
    • モミの樹脂、シダーウッド、シュガー、アンブロキサン、オークモス:モミの樹脂やシュガーの甘さがさらに溶け込み、そしてアンブロキサンが濃厚な余韻を演出。口コミの中には「綿菓子の香りが最後まで残る」「ウッディ寄りになる」「清潔感を保ちつつ大人の甘さが持続する」など、感じ方に大きな個人差が存在します。

おすすめの季節と時間帯

日中

甘さとスパイスの要素が際立ちやすく、やや涼しい季節と好相性。強い日差しの下では香りが濃く出すぎる場合があるため、少量を意識するとバランスが取りやすいです。華やかな雰囲気やゴージャス感を演出するため、デートやパーティーなど特別な夜の場面に向いています。オフィスなどで周囲に配慮したい場合は足元などにワンプッシュするなど、つける量に注意しましょう。

男性向け、女性向け

男性
女性

甘くセクシーなトーンから「女性的」と評されることが多い一方、「ウッディノートやミネラル感がユニセックスに使いやすい」という意見も少なくありません。ただし「砂糖や綿飴のイメージが強く、男性は少し抵抗を覚える」という口コミも見られ、実際に肌で試してから判断するのが理想的です。近年は男性があえてこの“妖艶な甘さ”をまとうファッションも注目を集めており、“甘いのにどこかクールな印象”を演出したい場合に活用されています。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • アンバー系・・・ウッディアンバー、フローラルアンバー
ジャスミンなどの華やかさと、アンバーやアンバーグリスの甘くスパイシーでミネラルな質感が融合。シダーウッドがベースを引き締め、ほんのりメタリックな輝きを生む。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アンバリー
  • ウッディ
  • オリエンタル
  • グルマン
  • スパイシー
  • フローラル
サフランとジャスミンの組み合わせがフローラルかつスパイシー(フローラル, スパイシー)で立ち上がり、アンバーウッドやアンバーグリスが奥深い甘さとミネラル感(アンバリー, オリエンタル)を加速。さらにシダーウッドが落ち着いたウッディノート(ウッディ)を添え、全体として“妖艶な甘みとクリアな透明感”の対比が特徴的です。全体を通して綿あめ的な甘さが継続します(グルマン)。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

バカラ ルージュ 540の香りが似合うイメージ・人物

バカラ ルージュ 540をつけている人のイメージ

ラグジュアリーホテルのスイートで過ごす「華やかなパーティークイーン」

  • 20~30代女性。夜のパーティーやイベントで輝くため、いつも華やかなドレスとレッドリップを欠かさない。
  • スイートルームでシャンパンを嗜み、タキシード姿の友人たちと洗練されたムードを楽しむ。
  • 香水は“ただ甘いだけじゃなく、妖艶なオーラをまとうもの”が好みで、周囲を魅了したい。

都会の屋上バーを巡る「ナイトラウンジロマンチスト」

  • 30代前後男女問わず。平日はクールに仕事をこなし、週末はナイトラウンジでジャズ演奏を楽しむ。
  • タキシードや黒のシャープなドレスを似合いこなし、夜景を見下ろす高層階のバーが定番スポット。
  • 香りに“フルーティな甘さ”よりも“エッジのある大人の色香”を求め、夜風とともに自分の存在感を残したい。

SNSで注目を集める「ハイファッション・インフルエンサー」

  • 20代女性。日々のコーデやメイクをSNSに投稿し、フォロワーを魅了するカリスマ的存在。
  • パリやロンドンのコレクション会場に出向き、最新トレンドを素早く取り入れる。
  • “一度嗅ぐと印象に残る”香りを好み、写真越しでもインパクトを与えたいと思っている。

仕事もプライベートも充実する「オフィス×アフターファイブ派」

  • 20~30代女性。日中はオフィスでテキパキと仕事をこなし、退勤後は友人と食事やイベントを楽しむ。
  • “普段着にも映える大人っぽい香り”を探しており、仕事相手にイヤミなく、プライベートではセクシーにも活用したい。
  • 香りの持続性と“シュッとふりかけるだけで気分が変わる特別感”を重視。

あえて甘い香りを纏う「革ジャン好きのクールメンズ」

  • 20~40代男性。普段はモノトーンや革ジャンなど“ハードめファッション”を好む。
  • 男らしさだけでなく、“意外性のある甘い香り”で周囲に印象を残したいという気持ちがある。
  • 「バニラやフラワーは苦手」と思いつつも、高級感のあるウッディ&スパイシー要素に惹かれ、挑戦してみたい。