ディオールラッキー

ラッキー
ブランド / コレクション ディオール / メゾンクリスチャンディオール
分類グリーンフローラル
季節日中
原産国 フランス
詳細 公式サイト

「ラッキー(Lucky)」は、スズランをはじめとする白い花々とみずみずしいグリーンのブーケをテーマにした、軽やかでフレッシュな“グリーンフローラル”のフレグランス。創業者クリスチャン・ディオールが“幸運のお守り”としたスズランに着想を得ており、可憐な白花の淡い甘さをグリーン調の透明感が包み込みます。匂い立ちは極めて上品で清潔感があり、重さを感じさせないため、日常で気負わず使いやすいのが特徴です。ときには高級なシャンプーのように感じる人もいるほど、石けんを連想させるソフトさが印象的な香りに仕上がっています。

香りの構成

※ 以下、ディオール公式では細かいノート構成を示していないため、あくまでもブランド説明+一般的な調香理論からの推測です。

  1. 推測
    淡いグリーン アコード(Green Accord)&軽やかなホワイトフラワー要素:冒頭から重たさのない透明感が広がり、“グリーンのみずみずしさ”が清涼感を与えます。実際の声でも「青っぽい香りが顔を出す」との意見があり、軽快な青みがフローラルの下支えをするイメージです。
  2. スズラン(Lily of the Valley):小さな白い花が放つ、ほんのり石けんを思わせる清潔感とわずかな甘み。多くの場合、天然精油ではなくスズランを再現したアコードが用いられますが、この香りではスズランらしい可憐さが中心を担います。フレッシュな花の生々しさと、少しソープ調に傾く上品な質感があるため、「華やかすぎないのに高貴」というバランスを保っています。ジャスミンにも近い柔らかさが重なり、全体をナチュラルにまとめているとの感想も多いです。
  3. 推測
    ふわりとしたムスクやウッディの残り香:余韻にはほんのりとしたムスクあるいはウッディが加わり、弾けるような緑の爽やかさを穏やかに落ち着かせます。全体の持続力は控えめで、春先のように気温が低めのときほど繊細な香り立ちを楽しみやすい傾向があります。

おすすめの季節と時間帯

日中

ホワイトフラワーとグリーンのブーケは、気温が上がる春から夏にかけてよく映えます。優しい香りのため、オフィスなどでも嫌味なく使いやすく、日常使いに適しています。秋冬でも軽快なフローラルをまとうのが好みなら十分可能ですが、暖かい季節や冷房の効いた室内ではその上品な香りがより美しく感じられます。

男性向け、女性向け

男性
女性

スズランを主体とする柔らかなフローラルとみずみずしい青さは「女性的」とイメージされがちですが、過度に甘くなく清潔感が際立つため、男性にとっても使いやすい香りです。実際に「甘さが控えめだからユニセックスでもOK」との声もあるため、性別を問わず好印象を狙える一品と言えます。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フレッシュ系・・・グリーン
  • フローラル系・・・フローラル
軽くさわやかなグリーンノートが花々をすっきりまとめ、ブランド自身も「グリーン フローラル」と言及しています。石けんを思わせるスズラン中心のホワイトフローラルがメイン軸です。

補足分類(18の属性からの分類)

  • グリーン
  • フローラル
どこまでも軽快なフローラルグリーンで、甘い要素は穏やか。アンバーやグルマン的な甘さはほぼなく、石けんのようなクリーンなムードを引き立てます。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

ラッキーの香りが似合うイメージ・人物

ラッキーをつけている人のイメージ

すこし内気だけど、花のように笑顔が咲く学生

  • 20歳前後の大学生。初対面では少しシャイだが、仲良くなると心を開き、笑顔が印象的。
  • 学校帰りにカフェでノートPCを広げ、ゆったりとレポートを書く。いつもリュックに入れている「ラッキー」を手首にひと吹きしてから作業を始める。
  • 香りの軽やかなグリーン&フローラルが、不安や緊張をほぐし、自分をちょっと前向きにしてくれる“お守り”的存在になっている。

休日の朝にベランダのハーブを手入れするOL

  • 20代後半〜30代前半の働く女性。 平日は忙しく、スーツやワンピースでオフィスへ。
  • 週末は早起きして、ベランダで育てているローズマリーやミントを手入れし、その後に「ラッキー」をシュッとひと吹き。
  • ハーブと白花の混ざり合う爽やかな香りが、心にゆとりをもたらしてくれるため、「休みの日は部屋着とこれで優雅に過ごすのが何よりの癒し」と感じている。

静かなギャラリーでアートを鑑賞する中性的な人

  • ジェンダーレスな雰囲気をもつ30代くらいの人物。シンプルなシャツとパンツ、フラットシューズを好み、装飾が少ないコーデでまとめる。
  • 美術館やギャラリーを巡るのが好きで、“匂い”も派手さを抑えた上質なものを選ぶ。
  • 「ラッキー」はスズランの繊細な香りが主役で、周囲を打ち負かすような強さはないが、“内面の美意識”を感じさせる。一緒に鑑賞している友人からも「さりげないのに品があるよね」と好評。

春の挙式に参列するライトカラーの衣装の男性

  • 20代後半〜30代の男性。友人の結婚式にパステルカラーのジャケットやシャツで参加。
  • メゾンクリスチャンディオールの「ラッキー」は、レディース寄りと思われがちな“スズランの香り”だが、甘すぎないグリーンフローラルなので、自分でも抵抗なく纏える。
  • 挙式の祝福ムードに溶け込みつつ、柔らかいけれど清潔感のあるフローラルが男性らしい装いのなかで逆に新鮮。女性ゲストから「なんだか優しい香りがする」と話題になる。

会社帰りに夜桜を楽しむOL

  • 30代女性。仕事後に同僚と夜桜を眺めるため、公園へ足をのばす。
  • いつもは香り控えめだが、この日は春のムードを満喫したくて「ラッキー」をいつもよりワンプッシュ多めに。
  • スズランとグリーンの柔らかさが夜の空気に溶け込み、「花と一緒に香りを楽しむ」気分でリラックス。デスクワークの疲れを忘れるほどの心地よさを感じている。