サンタ・マリア・ノヴェッラローザ

ブランド | サンタ・マリア・ノヴェッラ |
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分類 | ソフトフローラル |
季節 | 春夏秋日中 |
発売年月日 | 1999 |
調香師 | 不明 |
原産国 | イタリア |
詳細 | 公式サイト |
ローザ(Rosa)はその名の通り、バラの魅力を軸としながらも、サンタ・マリア・ノヴェッラならではのハーブ感やクラシカルなムードを纏う、柔らかく上品な“ローズコロン”です。トップではベルガモットやネロリの軽快なシトラス&ホワイトフローラルが香りをシャープに導き、やがてセンティフォリアローズの華やかな甘さが中心へ。続くハートではバイオレットやジャスミンが合わさり、「粉っぽいローズソープのよう」「少し薬草を思わせる独特な落ち着きもある」といった印象を与えます。最後はムスクやパチュリ、バニラがほのかな温かさを添えて、女性的な甘さとスパイシーなニュアンスのバランスを整える――まさに「甘すぎないローズ」が欲しい方から「クラシックとモダンが交差するフローラル」を求める方まで、幅広く支持を得ている一品です。
口コミでは「ローズだけれど古臭さや薬草感が同居していて面白い」「若干のシャープな青さがあって甘ったるくない」「肌に乗せると意外とまろやかに変化する」と評され、ムエット(試香紙)で嗅ぐ印象と実際の肌上での香りが違うという意見も多く見られます。そのため、公式ショップで“自分の肌で試してから購入を決めた”という方も少なくありません。また、「柔軟剤を思わせる石けん香」「ほのかにポプリっぽい懐かしさがある」「ローズ好きでも思わず驚く、青くすっきりとしたローズ」といった声も上がっており、甘さと爽やかさの絶妙なバランスを楽しむ方が多い印象です。
香りの構成
- トップノート
- センティフォリアローズ, ベルガモット, ネロリ:ベルガモットやネロリの軽快なシトラス調がローズの甘さをキリッと引き締め、「思いがけずハーバルな始まり」「爽やかだけれど、わずかに薬品的に感じる場合もある」と言われるゾーン。
- ハートノート
- センティフォリアローズ, バイオレット, ジャスミン:ローズが次第にメインを張り、バイオレットのパウダリーさやジャスミンの上品な甘みが寄り添う。「ソープのようなローズ」「甘さ控えめなのに優雅」と評されることが多く、青みや土っぽさをわずかに感じ取る方も。
- ベースノート
- ムスク, パチュリ, バニラ:ソフトなムスクが肌に落ち着きをもたらし、パチュリのスパイシーな大地感やバニラのささやかな甘みがほのかに残る。全体的に「甘すぎず、すっきりとしたローズ像を最終的にまとめ上げる」のが特徴。
おすすめの季節と時間帯
男性向け、女性向け
甘すぎないローズのトーンと、薬草っぽいハーバルさが混ざり合うため、一般的には女性らしいフローラルではありますが、「香りの尖り具合によっては男性でも似合う」という声が散見されます。華やかな中にも“昔の欧州王侯貴族を思わせるクラシックさ”があるため、“可愛らしいローズ”よりも“気高さや歴史を感じるローズ”を好む方にマッチしやすい印象です。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- フローラル系・・・ソフトフローラル
補足分類(18の属性からの分類)
- シトラス
- パウダリー
- フローラル
- ムスキー
持続時間
オーデコロン
- 香料の濃度・・・約3~5%
- 持続時間・・・約1~2時間
ローザの香りが似合うイメージ・人物

朝早く花壇の世話をする「フラワーガーデニング女子」
- 20~30代女性。自宅の花壇やベランダでローズやハーブを育て、朝に水やりや手入れをするのが日課。
- 好きな香りはフレッシュな生花感がありながらも甘さ控えめなものを求め、“ナチュラルだけど上品”な雰囲気を好む。
- 白いシャツやリネン生地のエプロンを愛用しており、“朝の庭でのリフレッシュ感”を日常の中に取り入れたい。
涼しい季節に美術館へ行く「静かなワンピース姿のOL」
- 20~30代女性。週末や仕事終わりに美術館でアート鑑賞をするのが趣味。落ち着いたワンピースで“品のある女性”を演出。
- “ローズ系”の香りは好きだが、あまり甘さが強いと場所にそぐわないと感じている。
- アートを楽しむ静かな空気の中でも“軽やかなフローラル”を纏いたいと思っている。
アンティーク雑貨を扱う「可憐なショップオーナー」
- 30代女性。小さなアンティークショップを営んでおり、ヨーロッパのレースや食器など優美なアイテムを扱う。
- 店内には柔らかい照明とレースカーテンをかけ、“クラシカルな薔薇のイメージ”をさりげなく取り入れたい。
- フレグランスは“ビンテージ感のあるローズ香”を探しており、甘ったるくなく上品なコロンを求めている。
図書館で勉強をする「シンプル清楚系大学生」
- 20代前半女性。図書館にこもって試験勉強やレポート作成をすることが多く、場を乱さない香りが理想。
- ファッションはスカートにカーディガンなど、可愛すぎず地味すぎない清楚路線を好む。
- 香水も“可憐なローズ”に憧れるが、人によっては甘くて苦手…という反応が気になり、ライトで青っぽいものを探している。
昼下がりの公園でベンチを独り占めする「読書&紅茶好き主婦」
- 30〜40代女性。家事の合間に近所の公園へ出かけては、ベンチに座り読書や紅茶を楽しむ。
- 香りは自然で爽やか、子どもや周囲にも受け入れられやすい“ほんのり花らしさ”が理想。
- ローズ系には憧れるが、過度な甘さやロマンチックすぎる芳香は苦手なので、あっさりめを選びたい。
オフィスでこっそり香りを楽しむ「ローズ好き新人OL」
- 20代前半女性。ローズ系の香りは好きだが、上司や先輩に“甘い香りしすぎ”と思われないか心配。
- スーツやカーディガンで地味めのオフィスファッションに身を包み、コロンを少量つけて気持ちを上げたい。
- “石鹸っぽいクリーンなローズ”なら仕事場でも好印象を保てそうと考え、試したいと思っている。
ややハーバルでシャープな面をもつローズ香が、春〜夏の暖かい季節に爽やかさを演出してくれます。残暑の中でもべたつかず、朝から夕方まで適度な甘さが心地よいという声が多い一方、肌寒い時期には青みの強いローズが意外と凛と香り、「思わぬほど深みも楽しめる」との意見も。オフィスや普段使いでも主張しすぎず、人に近づいたときだけふんわりとバラの存在を感じさせるイメージです。