サンタ・マリア・ノヴェッラスズラン

スズラン
ブランド サンタ・マリア・ノヴェッラ
分類シトラスフローラル
季節日中
調香師 不明
原産国 イタリア
詳細 公式サイト
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森のなかでひっそり咲く白い花を連想させる「スズラン(Mughetto)」は、サンタ・マリア・ノヴェッラが生み出す“白い花”系フレグランスの代表作として多くの支持を集めています。トップではレモンやベルガモット、スイートオレンジがもたらす柑橘の爽やかさが走り抜け、次第に「まるで生花のような」リアルなスズランの香りへと移行し、最後はベンゾインのかすかな甘みでふんわりと余韻をまとめ上げる、極めてシンプルで透明感のある一品です。

口コミでは「まさに咲いているスズランの香り」「やや青く、草のようなイメージ」と語る声がある一方、「石鹸や柔軟剤を思わせる清潔感もある」とも評され、付け方次第で“甘すぎない可憐さ”がよりいっそう引き立つ――そんな“清楚なホワイトフローラル”コロンと言えます。香り立ちが強く感じられるタイミングでも全体にシャープさを保ち、甘いフローラルに苦手意識がある方にも挑戦しやすいタイプです。反面、「ライン使いをしないと香りが飛びやすい」「青臭さが強く、若干クセがある」といった意見もあり、生花に近い自然さゆえの好みの分かれも見受けられます。

香りの構成

  • トップノート
    • レモン, ベルガモット, スイートオレンジ:柑橘が弾けるように香り立ち、「花屋でカットフラワーを選ぶ時のような青々しさ」を思い起こさせるといった声も。一瞬の“シャープな爽快感”がスズランの印象を軽やかに導く。
  • ハートノート
    • スズラン, ジャスミン:“生花のスズランをそのまま嗅いだよう”とも言われるリアルな白花の可憐さが広がり、ジャスミンがわずかに甘みを補う。青みの強い葉や茎のような“草っぽさ”や、少し花粉を思わせるトーンが漂うため、「お花畑」「森に咲くスズラン」のイメージを抱く方も多い。
  • ベースノート
    • ベンゾイン:軽やかな樹脂の温かみが香りをほんのりと包み込み、石鹸のような清潔感を長めに保つ。甘さを抑えつつも、フラワリーな柔らかさをほんのり感じるフィニッシュへと移行。

おすすめの季節と時間帯

日中

爽やかで可憐な“白い花”のイメージゆえ、春〜初夏の軽やかな気候に特に好相性。口コミでは「蒸し暑い時期でも清潔感が出る」「オフィスでも邪魔にならない」といった意見が多い一方、香りが控えめなため重ね付けをする方も。昼間のカジュアルシーンから清楚なドレスアップまで幅広く使われており、「就寝前のリラックス用」「ハンカチや枕にワンプッシュして香りを楽しむ」などの使い方も勧められています。

男性向け、女性向け

男性
女性

スズラン主体の白花感は一般に“可憐・女性的”と見られがちですが、「青みが強く甘さ控えめでユニセックスに使える」との声も。サンタ・マリア・ノヴェッラ特有の自然なハーブ感・薬草感が混在し、甘さよりも“花のリアルさ”を重視するため、フローラルが苦手な男性でも抵抗なく試せるかもしれません。最終的には肌質や体温、つけ方次第で印象が変化しやすいので、好みに合えば男女問わず楽しめるフレグランスです。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フレッシュ系・・・シトラス
  • フローラル系・・・フローラル
ハートのスズラン&ジャスミンが白花の瑞々しさとやわらかな甘さを演出。トップに広がるレモンやベルガモットが“甘くない爽快感”を提供。

補足分類(18の属性からの分類)

  • シトラス
  • ニューフレッシュネス
  • フローラル
主役のスズランとジャスミンが可憐な白花ブーケを創り出す(フローラル)。トップの柑橘が青々しい始まりを支える(シトラス)。生花を思わせる透明感と清潔感が長く続く(ニューフレッシュネス)。

持続時間

オーデコロン

  • 香料の濃度・・・約3~5%
  • 持続時間・・・約1~2時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

スズランの香りが似合うイメージ・人物

スズランをつけている人のイメージ

朝の太陽を浴びる「フレッシュOL」

  • 20~30代女性。朝型生活を大切にしており、早起きして部屋を掃除し、グリーンスムージーを飲んでから出勤する。
  • 派手な香りは好まないが、“まるで森の中で見つけた可憐な花”のような自然感は欲しい。
  • 白いシャツやブラウスが多く、メイクも薄めのナチュラル派。

週末に公園を散歩する「まったりピクニック女子」

  • 20代女性。週末にはお気に入りの公園でレジャーシートを広げ、フルーツや軽食を楽しむ。
  • 鮮やかなワンピースで“ピクニック映え”を狙いつつも、香りは甘すぎない爽やかさを求める。
  • “青っぽい花の香り”に興味があり、軽快でマリンすぎないものが好み。

洗い立ての白いリネンが好きな「ミニマリスト女性」

  • 20~30代女性。クローゼットの服は白やベージュを中心にした少数精鋭で、家の中も無駄を省いたインテリアが特徴。
  • “モノを減らす”ことで美意識を高めており、香水にもシンプルで自然な清潔感を望む。
  • フローラル系は好きだが、複雑すぎるものや甘さが強すぎるものは苦手で、「清楚で青い感じ」が好き。

花屋でアルバイトをする「フレッシュフラワー好き学生」

  • 20代前半女性。花屋で短期アルバイトをしながら、日々さまざまな花の匂いに囲まれている。
  • フロール系の甘い花が苦手で、青っぽいグリーンなフローラルを好む。
  • 客に“不快にならない、すっきり清らかな香り”を身につけたいと考えている。

シンプル清楚な装いを好む「若手美術館スタッフ」

  • 20~30代女性。美術館の受付や案内スタッフとして勤務し、来場者に優しく接する。
  • 服装は白シャツにロングスカートなど落ち着いたトーンを中心に、“洗練された清潔感”を求める。
  • 香りも主張しすぎず、華やかさは欲しいが過度の甘さやスパイスは控えたいタイプ。

休日のベランダでハーブを育てる「プチ植物愛好女子」

  • 20~30代女性。ベランダ菜園でミントやバジルなどを栽培し、朝晩に水やりするのが日課。
  • フレグランスはシトラス系や植物感の強いものを好み、フェミニンだが甘さはあっさり抑えたいタイプ。
  • 休日に部屋でハーブティーを飲みながら読書をする際、軽く香らせるのに適した“フローラルの清涼感”を探している。