ディオールジャスミン デ ザンジュ

ジャスミン デ ザンジュ
ブランド / コレクション ディオール / メゾンクリスチャンディオール
分類フルーティフローラル
季節日中
原産国 フランス
詳細 公式サイト

「ジャスミン デ ザンジュ(Jasmin des Anges)」は、ディオールが南仏の“終わらない夏”の光や楽しさを封じ込めた、いわゆる“グルマン フローラル”の香り。主役であるジャスミンが持つ陽光を浴びた甘さに、アプリコットや蜂蜜を想起させるフルーティーな要素を重ね、軽快ながら官能的な印象を同時に描き出します。多くのフルーツ系フレグランスよりも、花蜜のような濃い甘さが特徴ですが、「重すぎず幸福感が広がる」という声も多く、華やかで穏やかな夏のバカンス風景を思わせるフレグランスに仕上がっています。

特徴

※ディオールはこのフレグランスに関して厳密なノート構成を公表していないため、以下で示す内容はブランドテキストに書かれている要素+一般的な調香理論・ユーザー体感の推測が含まれます。

  1. アプリコット(Apricot):南仏の太陽をイメージさせる、甘酸っぱくフルーティーな香りを担うポイント。はじけるようなシトラスではなく、自然な果実感と甘さをまとっており、スムーズな導入を生み出します。
  2. ジャスミン(Jasmine):本作の主役。太陽を浴びた白花らしいふくよかな甘さが際立ち、ときに金木犀を思わせる花の蜜感が垣間見えることもあります。強めのジャスミンが苦手な人にはやや重く感じられる可能性がありますが、多くの使用者にとっては「柔らかく華やかで上品」という印象。甘く官能的なコクをもたらしつつも、気分を晴れやかにしてくれる軽妙さを保っています。
  3. 蜂蜜(Honey):グルマンらしさを決定づける濃密な甘みの要素。アプリコットの果実感と合わさることで、お菓子にも近い愛らしさをフローラルに加えています。「やや化粧品っぽい」と感じる人がいるのは、この甘い濃厚さが大きく作用しているためでもあります。
  4. 推測
    わずかなムスク or ソフトなウッディ:多くのグルマンフローラルと同様、甘さだけが残りすぎないよう、ラストでは肌に寄り添うようなムスクや軽度の木質感をプラスしている可能性が高いです。結果として、時間が経つにつれ甘さがほどよく落ち着き、化粧品フロアのような“濃い香り”から柔和なトーンに変化するという報告もみられます。

おすすめの季節と時間帯

日中

アプリコットと蜂蜜の甘いコクを帯びつつも、やわらかい陽気さを持つため、特に暖かい季節に使いやすいフレグランスです。「日中から夕暮れにかけての時間帯が似合う」との評価が多く、穏やかな甘さを楽しみたい人にはリラックスシーンでも最適。ジャスミンならではの強めな花香が肌に合えば、夜にちょっとセクシーに香らせることも可能ですが、全体としては日中の“夏の幸福感”を引き立てる香りとして機能しやすいでしょう。

男性向け、女性向け

男性
女性

甘くフローラルなジャスミンとアプリコットのトーンは、一般的には「女性的」と捉える人が多いです。ただ、グルマンフローラルが好きな男性も稀に存在するため、性別にとらわれずに挑戦する価値はあります。数字的にはやや女性支持の方が多いと考えられます。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フレッシュ系・・・フルーティ
  • フローラル系・・・フローラル
ジャスミンと果実の甘さを基軸として、ディオールが“グルマン フローラル”と定義しているように、花とフルーツによる可愛らしい香りがメイン。バニラやスモーキーさとは異なる「蜂蜜を溶かし込んだ果実」の雰囲気を漂わせるのが特徴的です。

補足分類(18の属性からの分類)

  • グルマン
  • フルーティ
  • フローラル
中心には甘く濃厚なジャスミン(フローラル)があり、アプリコットの果実感(フルーティ)や蜂蜜(グルマン的要素)が彩りを添えます。パウダリーやウッディといったベースの存在は比較的控えめですが、香りの終わりには微弱なムスクが穏やかに後押しする可能性があります。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

ジャスミン デ ザンジュの香りが似合うイメージ・人物

ジャスミン デ ザンジュをつけている人のイメージ

太陽と海が似合うリゾート気分の女性

  • リゾートワンピースやサンダル、帽子などの軽快な服装を好む20代後半~30代女性。
  • 休日には友人とビーチリゾートへ出かけ、夕方の海沿いで潮風と夕日に染まるひとときを楽しむ。
  • 「ジャスミン デ ザンジュ」を首筋に吹きかけると、アプリコットのフルーティーさとジャスミンの甘い花香が陽光と混じり合い、いっそうリラックスした“夏のバカンス”のムードを盛り上げてくれる。

フルーツや花の香りに囲まれたカフェオーナー

  • 小さなカフェを営む30代くらいの女性。自家製フルーツシロップや蜂蜜を使ったスイーツが評判で、旬の果物をいつも欠かさない。
  • 店内も花を飾り、ふんわりと甘い空気が漂う癒しの空間。
  • 「ジャスミン デ ザンジュ」を付けると、ふくよかなジャスミンの香りが店内のフルーツの甘さと不思議にマッチし、まるで“カフェ全体が大人のスイーツ”みたいな雰囲気になる。お客さんからも「いい香りですね」と声を掛けられるのがささやかな喜び。

フランスの農園で暮らす“陽だまりの中の女性”

  • 南仏プロヴァンス近郊に住む30代〜40代の女性。畑や果樹園を持つ農園暮らしで、自然と触れ合う日常が好き。
  • 午後の休憩には、木陰のデッキチェアでのんびり読書をするのが楽しみ。
  • 「ジャスミン デ ザンジュ」を纏うと、まるで果樹園のアプリコットが熟す甘い香りと花の蜜がさっと周囲を満たし、農園の風景に自然と溶け込む。夕暮れが近づくと、柔らかな甘さがさらに深みを増し、心地良いひとときに。

ライトアップされた夜の屋外音楽フェスを楽しむ女性

  • イベント好きな20代後半の女性。夏の夜に開催される野外音楽フェスへ足を運び、ビールやカクテルを片手にライブを楽しむ。
  • ワンピースやショートパンツなど涼しげな装いに、「ジャスミン デ ザンジュ」を少し多めに吹きかけて出発。「汗ばんでも、フルーティーな甘さが爽やかに弾けてくれる気がする」と思っている。
  • ライブの盛り上がりとともに香りが膨らみ、周囲の友人にも「なんか甘くていい匂いする!何使ってるの?」と聞かれ、「ジャスミンだけど、果物入ってる感じするでしょ?」と楽しげに紹介。