イソップヴィレーレ

ヴィレーレ
ブランド イソップ
分類アロマティックウッドグリーンシトラス
季節
発売年月日 2024
調香師 バーナベ・フィリオン
原産国 オーストラリア
詳細 公式サイト
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「ヴィレーレ (Virēre)」は、ベルガモットやガルバナムなどの柑橘&グリーンノート、そしてイチジク(フィグ)やグリーンティーによる“葉”の印象が特徴的な香りです。調香師バーナベ・フィリオンが「地中海のバカンス地にあるイチジクの木陰で過ごす朗らかな時間」をイメージしたとされ、開幕は爽快なグリーンシトラスの躍動感が弾け、そのあとグリーンティーや干し草(ヘイ)を思わせる“葉っぱ感”がぐっと前面へ。

口コミでも「このお茶っぽい雰囲気と青い苦味がユニーク」との声が多く、最後にはウッディな安らぎがじんわり残ります。 一方で「全体的に渋く、甘さが極端に控えめ」「トップの好印象からドライダウンでやや単調になる」と感じる人もいますが、そもそもAesopらしく「ナチュラルな香りが好きな層」には好まれやすく、「森林浴しながら緑茶を飲むような癒し」「干し草の温もりが意外と落ち着く」といった意見も少なくありません。

香りの構成

  • トップノート
    • ベルガモット、ガルバナム、プチグレン:柑橘のフレッシュ感とガルバナムの青い苦み、プチグレンの木質的なグリーンが合わさり、最初の数秒から「キリッとした苦みのあるシトラス」が躍動します。ここで「爽快なのにハーブ感が強く、ちょっとスパイシー」という捉え方も。
  • ミドルノート
    • グリーンティー 、マスティック(樹脂)、ピンクペッパー:お茶っぽいハーバル感に、わずかな樹脂的スパイスが折り重なり、「イチジクの葉の青さ」や「土っぽいグリーン感」を表現。「ヨモギやい草を連想する」という人や、「紅茶に甘みはほぼなく苦味が主体」といった意見もあり、あくまで“クセになる青さ”が主役です。
  • ベースノート
    • シダー 、グリーンマテ(マテ茶)、ヘイ(干し草):シダーのウッディさを軸に、干し草由来の甘さと穏やかな草っぽさが広がります。後半は「お香のような渋み」と表現される場合もありますが、全体的にはクリーンで「外出先でもリラックスできる」ような落ち着いた印象へと移行。イチジクやお茶の風味が混ざり合い、最後まで「自然な癒し」を醸し出します。

おすすめの季節と時間帯

日中

柑橘×グリーンの爽やかさから「暑い季節に相性抜群」という声が多いものの、干し草やウッディが“ほんのり温かみ”を添えるため、「秋口にも適度な渋みが心地いい」ともいわれます。特に湿度の高い時期には「汗ばむ場面でも清涼感を保てる」と好評です。一方で、クローズドな空間では香りの持続力があまり強くないとの口コミもあり、「気軽に付け直す」ことで終日楽しむ使い方が推奨されています。

男性向け、女性向け

男性
女性

「甘くなくて青っぽい」とされる部分や、ウッディ&スパイスの土っぽさが男性にも馴染みやすい一方、「シンプルかつ自然な柑橘〜グリーンノート」は女性からも高評価。「男女関係なく使えるユニセックスさが嬉しい」という口コミもあり、ペアで共有している例もあるようです。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フレッシュ系・・・アロマティック、グリーン、シトラス
  • ウッディ系・・・ウッド
ガルバナムやイチジクの青さ、ベルガモットの柑橘、そしてグリーンティー&マスティックのハーバル要素を主に感じる構成。シダーなどのウッディがラストを落ち着かせ、甘さはかなり控えめに仕上がっています。使用者によっては「茶葉と干し草の組み合わせがスモーキー」と捉えることもあり、香りのトーンが若干メンズ寄りに感じられる場合もあります。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アロマティック
  • ウッディ
  • グリーン
  • シトラス
  • スパイシー
ベルガモット&プチグレンが柑橘の爽やかさを添える(シトラス)。ガルバナム、グリーンティーなどが青い苦味やハーブ感を強調(グリーン, アロマティック)。ピンクペッパー、マテ、干し草がわずかなスパイス&草の風合いを押し上げ(スパイシー)。シダーがウッディに香りを落ち着け、全体は軽めのウッディアンバーに近いが甘さはごく僅か(ウッディ)。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

ヴィレーレの香りが似合うイメージ・人物

ヴィレーレをつけている人のイメージ

午後の温室でハーブを育てる「青葉好きOL」

  • 20~30代女性。平日はOLとして働き、週末には温室でハーブやミニトマトなどを栽培するのが趣味。
  • シンプルなファッションを好み、“植物の青さ”を連想させるグリーンやアースカラーが多い。
  • フレグランスは“草っぽい苦味”があってシトラスも感じられる、重くないユニセックスなものを探している。

ラフなシャツ姿で休日を過ごす「ノマドワーカー男性」

  • 20~30代男性。カフェやコワーキングスペースを転々としながらPC作業をこなす、場所に縛られない働き方を実践。
  • 服装は白シャツにチノパンなどミニマルなスタイルが多く、香りも“甘さ控えめで自然体”を好む。
  • リモートワークの合間に散歩や軽い運動をするため、汗をかいても嫌味にならないライトなコロンを求めている。

夏のマリンリゾートをイメージする「ビーチサイド散歩好き女性」

  • 20代女性。ビーチ沿いのリゾートホテルに滞在し、朝晩に海辺の散歩を楽しむのが好き。
  • さわやかなグリーンシトラス系を求めながら、“海”っぽさだけではなくハーブの個性も欲しい。
  • 香り自体が強すぎると苦手で、何度も付け直ししながら肌に溶け込む軽さを好むタイプ。

玄米茶を好む「ヘルシー指向のカフェオーナー」

  • 20~30代男女問わず。小さなカフェを営み、自家製のハーブティーやオーガニック食材にこだわる。
  • “お茶”が好きで、濃い甘さよりも渋みや苦みを大切にしたメニューを提供。
  • フレグランスも同様に“苦味や緑の要素”があるものを好み、甘さ控えめが理想。

フィグ(イチジク)の木陰で読書をする「リラックス系旅行者」

  • 30代男女問わず。地中海沿いのリゾートに滞在し、午後はイチジクの木陰でのんびり読書を楽しむ。
  • 観光ガイドに載らないような隠れ家スポットを探しては、“何もしない贅沢”を味わうタイプ。
  • 香りは“青いイチジクやお茶”を連想させるリラックス調が好みで、皮の苦味や木の雰囲気が好き。

都会のデスクに緑を取り入れる「観葉植物デスクワーカー」

  • 20~40代、男女問わず。都会のオフィスで働きながら、デスクには小さな観葉植物やサボテンを並べる。
  • 香水は“森林浴”のようなリラックス効果を期待しつつ、周囲に強い影響を与えすぎないものを求めている。
  • お昼休みに外の公園で短い散歩をするのが日課で、心をリセットしたいタイプ。