サンタ・マリア・ノヴェッラアクア デッラ レジーナ

ブランド | サンタ・マリア・ノヴェッラ |
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分類 | アロマティックグリーンシトラス |
季節 | 春夏日中 |
発売年月日 | 1533 |
調香師 | 不明 |
原産国 | イタリア |
詳細 | 公式サイト |
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1533年、カテリーナ・ディ・メディチがフランス王アンリ2世との結婚を機に作られたとされる、サンタ・マリア・ノヴェッラを代表する最古のコロンのひとつです。かつては「王妃の水(アクア・デッラ・レジーナ)」とも呼ばれ、爽やかでクラシカルなイタリアンシトラスを軸に、ネロリやハーブ(ローズマリー、ラベンダー、クローブなど)が組み合わさった歴史的フレグランスとして長く愛されてきました。
はじけるような柑橘感が立ち上がり、その後にネロリ由来の白花やラベンダーの上品なフローラルがほのかに加わり、さらにクローブのわずかなスパイシーさがアクセントを添えます。ベースにはムスクが柔らかさを残し、総じて「清潔感のあるシトラス&ハーブ」として仕上がっています。
「初夏の陽射しに合う軽快なコロン」「入浴剤感覚で使える」「苦味のある大人っぽい柑橘が好きな人には最適」と評されることが多く、毎日のリフレッシュ用として取り入れる人が後を絶ちません。
香りの構成
- トップノート
- イタリアンシトラスフルーツ :ベルガモットやビターオレンジ、プチグレンなどを連想させる爽快な柑橘ブーケが広がり、やや苦みのあるクリーンな印象を生み出します。ここで「レモンの皮の白い部分を思わせる渋み」「時に虫除けスプレーを連想してしまう」など好みが分かれる意見もありますが、多くの人にとってはさっぱりとした開幕が心地よいと感じられています。
- ハートノート
- ネロリ, ローズマリー, クローブ, ラベンダー :ネロリ由来の白花感と、ローズマリーやラベンダーのハーバル感が合わさり、そこにクローブの辛味がアクセントを加えます。一瞬“香味野菜のような青さ”を感じる方もいますが、「入浴剤を彷彿とさせる爽快さ」「青っぽい苦さがクセになる」といった反応も少なくありません。クラシカルな薬局を連想させる渋めの香調が、このフレグランスの歴史を感じさせるポイントです。
- ベースノート
- ムスク :ラストでは、主張しすぎないソフトなムスキーさが広がり、前半の柑橘&ハーブの軽やかさを落ち着いた雰囲気へ導きます。香り自体はオーデコロン的にあまり長持ちしないため、「1〜2時間おきに付け直して楽しむ」という使い方も提案されています。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
ネロリ由来の白花感と苦味を含む柑橘がバランス良く調和し、ユニセックスで使いやすいとされています。なかには「女性向けに感じる」という意見もありますが、甘さが控えめなので男性でも「若々しい印象になりすぎない」という声も。全体的に軽快かつ清潔感に富む香りで、性別問わず日常使いに取り入れる人が見受けられます。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- フレッシュ系・・・アロマティック、グリーン、シトラス
イタリアンシトラスを軸に、ローズマリーやラベンダーなどのハーバル要素を加えたアロマティック&グリーンな香りが特徴。「ビター&スパイシーな柑橘」という印象もあり、シンプルながら歴史を感じさせるクラシカルコロンと言えます。
補足分類(18の属性からの分類)
- アロマティック
- グリーン
- シトラス
- フローラル
イタリアンシトラスが中心の弾けるトップが(シトラス)。ローズマリーやラベンダーなどのハーブが香りをアロマティックに盛り上げ(アロマティック)。ほんのり感じる青さやハーバルな苦味が(グリーン)。ネロリ由来の白花も相まってフローラルな側面をわずかに演出(フローラル)。全体的には軽快な柑橘を軸とするクラシカルコロンで、ベースのムスクがソフトに締める。
持続時間
オーデコロン
- 香料の濃度・・・約3~5%
- 持続時間・・・約1~2時間
アクア デッラ レジーナの香りが似合うイメージ・人物

朝に目覚めたらまず窓を開ける「フレッシュ派OL」
- 20~30代女性。平日でも少し早起きして、部屋の窓を開けて清々しい空気を吸うのが日課。
- 外に出る前にサッと爽やかなコロンを一吹きし、“大人っぽいけどさっぱりしたシトラス”を求めている。
- 重たいフローラルよりも、歴史あるシトラスコロンが好みで、クラシカルなムードにも惹かれる。
図書館で本を読む「クラシック趣味の大学生」
- 20代前半男女問わず。古典文学や歴史書を好み、アンティーク風の小物を集めるのが趣味。
- 休日は図書館やレトロカフェを巡り、“洗練された昔ながらの風情”に触れる時間を大切にしている。
- 香りは現代的な甘さよりも、古式ゆかしいシトラス&ハーブのクラシカルコロンがしっくりくる。
バジルやミントを育てる「ベランダガーデナー」
- 20〜30代女性。狭いベランダで小さなハーブをいくつか育て、毎朝水やりをする時間が癒し。
- コロンは“植物の青さ”を感じられるものを好み、かつ強い甘さや刺激が苦手。
- 軽さがありながらも“薬草のほろ苦い匂い”を隠し味に持つ香りに惹かれる。
午後のティーサロンを主催する「リラックス好き女性」
- 20~30代女性。自宅やカフェで定期的にアフタヌーンティー会を開き、友人とお菓子やハーブティーを楽しむ。
- 香りは“口にするものの邪魔にならない”“清涼感があって来客にも好印象”という条件で探している。
- バニラや濃厚スイーツ系は苦手だが、ほんのりしたシトラスとハーブのコロンなら取り入れたい。
出張先で古城観光を楽しむ「ビジネス旅好き男性」
- 30~40代男性。海外出張の合間を縫って歴史的建築物を訪れるのが趣味で、写真を撮ってSNSに上げる。
- スーツのまま観光する日もあり、ビジネスバッグの中にコンパクトなコロンを忍ばせている。
- 香りは“クールなシトラス”が欲しいが、普通の柑橘では物足りず、薬草調の苦味やクラシカル感を好む。
夏の夕暮れに散歩する「ゆるミニマリスト」
- 20〜30代女性。日々の持ち物を最小限に絞り込み、部屋もシンプルながら“色合い”や“香り”で季節を楽しむスタイル。
- 夏の夕方に風が涼しくなると、散歩に出かけ気持ちをリセットしたいと思うタイプ。
- フローラルの甘さよりも“青い柑橘のスッキリ感”や“ハーブの薬草感”に惹かれ、さっぱりしたコロンを探している。
柑橘とハーブ主体のため、蒸し暑い季節に気軽につけられるのが大きな魅力です。まだ気温が高い残暑期などにも「さわやかで好印象」との声があり、逆に寒い時期には軽やかさが物足りないと感じる場合も。コロンらしく香りが飛びやすいとの口コミが多いため、こまめな付け直しで持続感を補うのがポイントです。