サンタ・マリア・ノヴェッラトバッコ トスカーノ

トバッコ トスカーノ
ブランド サンタ・マリア・ノヴェッラ
分類ウッディアンバードライウッド
季節日中
発売年月日 2008
調香師 不明
原産国 イタリア
詳細 公式サイト
人気の香りを分析するInstagram(@semiperfumer)も始めました

「トバッコ トスカーノ(TABACCO TOSCANO)」は、イタリア・トスカーナ地方のタバコ畑と、その独特のタバコ文化から着想を得たコロンです。ブランド特有の薬局的要素を柔らかく取り込みつつ、ベルガモットによるシトラス感とタバコリーフの“生葉”を思わせる青みが同時に香り立つのが印象的。そこにレザーやアンバー、そして複数のウッディノートが重なり、やがてバニラがほのかな甘さを与えることで、“タバコならではの渋みとスパイシーさ”に“柔らかな甘さ”をプラスした、奥行きのある大人の香りへと変化します。

口コミでは「火をつける前のタバコの葉をそのまま匂い立たせたような自然なタバコ感」「レザーの仄かな苦味やバニラの甘さが絶妙に絡み合う」といった声が多く、幅広い層から支持される傾向にあります。やや主張が強いため少量から試すのがおすすめですが、レザーやバニラを含むタバコ系フレグランスに興味がある方は、ぜひ一度トライしていただきたい一本です。

香りの構成

  • トップノート
    • ベルガモット、タバコリーフ:すっきりとしたベルガモットの柑橘感に、青みを含むタバコリーフがやや苦味を伴って顔を出します。口コミには「開幕が淡くてすぐ飛ぶ」という意見もあれば、「想像以上に早い段階でタバコが主体を張る」と感じる方もおり、肌質によって差が出やすい印象です。。
  • ハートノート
    • レザー、アンバー、バーチウッド:レザーの少し渋い大人っぽさとアンバーの温かみが融合し、焦げた木のようなバーチウッドのスモーキーさがプラスされます。ここでタバコの青さがまろやかに甘く変化し始め、ややセクシーな要素が強まるゾーン。ときに「思いのほか上品な甘さ」と評価されたり、「煙たさが苦手な人にはハードルが高い」と言われたりと、好みが分かれる部分です。
  • ベースノート
    • シダーウッド、グアイアックウッド、サンダルウッド、ムスク、バニラ:ベースでは複数のウッディノートが深みを作り、ムスクがややソフトな肌なじみを演出。さらにバニラが加わることでほんのり甘くパウダリーな余韻が香りに丸みを与えます。レザーやタバコの渋みが徐々に落ち着き、ドライなウッド感にバニラの柔らかさを感じる大人びたフィニッシュへと移ろう展開です。

おすすめの季節と時間帯

日中

秋冬の涼しい・寒い時期に合わせると、レザーとアンバーの温かみが存分に引き立ちます。春先のまだ冷える頃にも合うとの声があり、ただし気温が高すぎると甘みが強まる可能性あり。甘さ・スモーキー感ともにやや存在感があるため、オフィスなどで使う際は少量を意識すると◎。夜やパーティーシーンでの「レザーとバニラのセクシーなコンビ」は高評価が多く、デートにも好適です。

男性向け、女性向け

男性
女性

タバコとレザーがメインのため、最初の印象は比較的メンズライクに捉えられることが多いです。しかし、バニラの甘さやムスクの柔らかさが後半に感じられ、女性がつけても違和感のないユニセックス感があります。「キャスター系の甘いタバコが好きな方はハマる」「BVLGARIブラック好きなら要チェック」といった口コミもあり、性別を超えて愛されるタバコ香として人気です。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • アンバー系・・・ウッディアンバー
  • ウッディ系・・・ドライウッド
レザー&タバコ+アンバー要素の甘く温かいニュアンスは“オリエンタル”に近く、同時に複数のウッディノートがドライな厚みを形成。軽いシトラス・フレッシュさもあるトップから、徐々に渋みと甘さが強調されていく“ウッディアンバー”の王道スタイルです。

補足分類(18の属性からの分類)

  • ウッディ
  • オリエンタル
  • シトラス
  • パウダリー
  • レザー
最初はベルガモットの柑橘(シトラス)が爽やかに香り、すぐにタバコやレザーがスモーキーな官能性(レザー)を立ち上げます。アンバーによる甘く温かいオリエンタル感が骨格を支え(オリエンタル)、ベースのバニラがパウダリーでソフトなフィニッシュを添え(パウダリー)。ウッディな土台(シダーウッド、サンダルウッドなど)も最後まで深みを演出(ウッディ)。重厚になりすぎず、かつ力強いタバコ&レザーの色気が魅力です。

持続時間

オーデコロン

  • 香料の濃度・・・約3~5%
  • 持続時間・・・約1~2時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

トバッコ トスカーノの香りが似合うイメージ・人物

トバッコ トスカーノをつけている人のイメージ

秋の夜に革のブーツを履く「ワイルドエレガント派」

  • 30代男性。お気に入りの革ブーツとジャケットで、軽いバー巡りを楽しむナイトスタイル。
  • 甘い香りよりも“レザーやタバコの渋み”に惹かれ、“大人の男”を演出したいと思っている。
  •  仕事後に深みのある香りで気分を切り替え、秋の夜風を背にバーへ向かう姿が印象的。

自宅書斎で気分転換する「知的クリエイター」

  • 20~30代男女問わず。自宅にコンパクトな書斎スペースを持ち、夜にコーヒーやウイスキーを片手に集中作業する。
  • ナチュラル素材の木製家具を好み、レザーのブックカバーや文具にこだわりがある。
  • 「甘い香りは嫌いじゃないが、スパイシーな刺激が欲しい」「タバコ香をゆっくり味わいながら創作したい」と考えている。

休日に古着屋巡りをする「エッジの効いたファッション好き女性」

  • 20代後半女性。メンズライクな古着やレザーアイテムをミックスし、個性あふれるコーデを楽しむ。
  • “甘いだけのフレグランス”には飽き足らず、スパイシー&ビターな香りでギャップを演出したい。
  • 秋冬の街歩きで、少しレトロなブーツやスカーフと合わせて“タバコ香”を纏う姿が印象的。

夜のキャンプファイヤーを楽しむ「アウトドア志向の男性」

  • 30代男性。秋から冬にかけて山やキャンプ場で焚き火をしながらホットドリンクを飲み、自然を満喫する。
  • 香水をあまり使わないが、“煙香”や“タバコ香”はアウトドアの焚き火感に通じると興味を持つ。
  • デニムにウールニットなどカジュアルだが、香りでは“大人の深み”を漂わせたい。

夕方からイベントに赴く「ギャラリー運営の女性スタッフ」

  • 20~30代女性。ギャラリーやイベントホールでレセプションに立ち会い、来場者に作品の案内や質問対応を行う。
  • ディテールの凝ったブラックワンピースをさらりと着こなす、クール&セクシーなスタイル。
  • 香りは“重さと色気”を少し欲しいが、主張しすぎない程度が好ましいと考えている。

夜、レコードを聞きながらウイスキーを味わう「趣味人の自宅時間」

  • 30~40代、男女問わず。レコードプレーヤーやヴィンテージ家具がある部屋で、一人静かにウイスキーを傾けるのが至福。
  • 香りは夜のリラックスタイムを深めてくれる“ウッディやバニラ”を探しており、タバコ臭にも興味があるが、実際に喫煙はしない。
  • 静的な時間と空間の中で、自分だけの“官能の世界”に浸れるフレグランスを求めている。