イソップオルナー

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イソップが2025年に発表したフレグランス。調香師はイソップで人気のタシットなども手掛けているセリーヌ・バレル。「オルナー (Aurner)」の名は、古代スカンジナビア語で“装飾される、花々で飾られる”を意味し、ブランドのアイデンティティである“自然由来のハーバル感”を基調にしつつ、これまでイソップにはなかった“生き生きとしたフローラル”が”奥に散りばめられたウッディ要素”によって魅力的に浮かび上がります。
実際、「イソップにしては珍しいほどエレガントで女性らしい」や「ウッディさと花の柔らかさが絶妙に融合」、「想像以上にスパイシーで、やや大人の雰囲気」との声もあり、フローラルが、ハーバル、フローラル、ウッディ、スパイスといった要素が絡み合うことで、多面的な魅力を生み出していると評されています。さらに「まるでハーブガーデンや植物園を連想させるような奥行き」「ホテルのロビーのような落ち着きが感じられる」といった感想も挙がり、イソップの新たなフローラル像を示した一本になっています。
香りの構成
- トップノート
- ローマンカモミール, カルダモン, ピンクペッパー:まずはカモミールのほんのり紅茶を思わせる柔らかい香りが、ピンクペッパーの軽快なスパイス感と共にふわっと立ち上がります。口コミでは「スパイシーなのに癒される」「アロマオイルみたいでリラックスできる」など、独特のハーバル・スパイシーな印象が好評です。
- ミドルノート
- マグノリアリーフ, ゼラニウム, カルダモン(継続):湿り気を帯びたマグノリアリーフが主役となり、同時にゼラニウムのローズを思わせるフローラルが加わることで「温室や植物園を連想する」と評される“生きた緑”の空気感を作り出します。先ほどのスパイス要素が継続し、口コミには「もう少し軽いかと思ったが意外としっかりハーブ感がある」「細やかなグリーンが幾重にも重なり合う印象」という声も。
- ベースノート
- サンダルウッド, シダーハート, シプリオルハート:ベースではサンダルウッドやシダーウッドが落ち着きや深みを与え、シプリオル(ナガルモタ)から感じられるスモーキーかつアーシーなニュアンスで一気に締めくくります。口コミには「ラストノートがまろやかで落ち着く」「白檀のお香感が長時間続いて癒される」と好評な一方、「思ったより香りがしっかり残り、ワンプッシュで十分」という意見も散見されます。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
フローラル感が強まる中盤から、サンダルウッド主体の深いウッディへと移行する構成のため、「はっきりフローラルだけどウッディがあるから女性らしすぎない」「柔らかいからこそユニセックスにまといやすい」と口コミで評判です。甘さよりもアロマティック&スパイシーな深みが際立つので、男女問わず「落ち着いた雰囲気を出したい時」に適しているとの意見が多く見られます。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- フレッシュ系・・・アロマティック、グリーン
- ウッディ系・・・ウッド
- フローラル系・・・フローラル
ベースにサンダルウッドやシダーウッドが据えられ、暖かみのある木質が軸。ローマンカモミールやカルダモンが作り出す自然由来のハーブ感。マグノリアリーフ、ゼラニウムの瑞々しい葉のイメージ。ゼラニウムのフローラル要素やマグノリアの微かな花らしさ。
補足分類(18の属性からの分類)
- アロマティック
- ウッディ
- グリーン
- スパイシー
- フローラル
ハーブ&スパイスが強調され、癒しと刺激を同時に感じさせる(アロマティック)。マグノリアリーフの「濡れた葉」のような香りがグリーン感を演出(グリーン)。サンダルウッドやシダー、シプリオルなど多彩なウッドが支柱となり、ラストを締めくくる(ウッディ)。ゼラニウムが隠し味的に薔薇を想起させ、自然な花の存在感を示す(フローラル)。カルダモンやピンクペッパーの辛みが全体を立体的に(スパイシー)。
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8~15%
- 持続時間・・・約5~6時間
オルナーの香りが似合うイメージ・人物

植物園を歩き回る「ハーブ&グリーン好きな女性」
- 20~30代女性。週末は国内外の植物園や温室を巡り、ハーブティーやアロマオイルにも詳しい。
- ベージュやカーキなどのやさしいアースカラーを好み、リネンやコットン素材のアイテムをよく身につける。
- 「自然を連想させる落ち着いたフローラル×ウッディ」を求めており、強い甘さよりも葉の香りやハーブ感に心惹かれるタイプ。
ハーブをふんだんに使った料理を作る「料理好き男子」
- 20~30代男性。休日は趣味でハーブやスパイスを活用した料理に挑戦し、食材選びから丁寧にこだわる。
- キッチンの窓辺にはローズマリーやタイムなどハーブを育て、料理だけでなく香りにもこだわる“ナチュラル派”。
- シトラスやウッディなフレグランスは好きだが、もっと“やわらかい花のイメージ”を取り入れたいと思っている。
オフィスでの打ち合わせを大切にする「ニュートラルなビジネスパーソン」
- 30代前半、男女問わず。スーツスタイルでも自分らしさを大切にし、アロマを差し込むようなフレグランスを好む。
- 「空調の効いた室内で香りがこもりすぎないか」「上司にもクライアントにも好印象を持たれたい」と考えている。
- “フローラルすぎず、スパイシー・ウッディすぎない”絶妙な中間を探していて、ユニセックスに使える香りが理想。
早朝ヨガを実践する「ナチュラル思考の女性インストラクター」
- 30代女性。アロマや自然を活かしたヨガクラスを運営し、植物のパワーを大切にする。
- 香りは“ハーバル+ウッディ”がベースにあるものを好み、強い甘みは避けたいと思っている。
- 受講者からは「優しい雰囲気があるのに芯はブレない」と評価され、ヨガ後のクールダウン時にも心地よい空気を提供したい。
ナチュラル系ブランドのセレクトショップを営む「若きオーナー」
- 20代後半~30代前半、男女問わず。オーガニックコスメやフェアトレード素材の服、ハーブティーなどを取り扱うセレクトショップを経営。
- 店内にディフューザーを置き、ハーバルやウッディ系の香りを演出し、顧客にリラックスした時間を提供したいと考えている。
- “フレッシュ&ハーバルなフローラル”を身にまとい、店のイメージと自身のこだわりを表現。
木陰でノートPCを開く「フリーランスデザイナー」
- 20~30代男女問わず。カフェだけでなく、緑豊かな公園や庭園の木陰でノマドワークする。
- 香りはハーブ園のようなフレッシュグリーンや自然っぽいフローラルに惹かれつつ、“あまり軽すぎない芯”も欲しい。
- クリエイティブな発想が湧きやすい静かな環境を愛し、香りでも気持ちを高めたい。
自然由来のハーブ感とフローラルの柔らかさが程良いバランスを保っているため、基本的には春秋などがマッチしますが、極端な気温のシーズンを避ければオールシーズン使いやすいとの声が多いです。口コミでは「極端な気温じゃなければ、肌に1プッシュなら清潔に纏える」といった意見もあり、装いに合わせた付け方を選べば、1年を通して楽しめるようです。