ペンハリガンクァーカス

クァーカス
ブランド ペンハリガン
分類アロマティックグリーンシトラスフローラルモッシーウッド
季節日中
発売年月日 1996
調香師 クリスチャン・プロベンツァーノ
原産国 イギリス
詳細 公式サイト
人気の香りを分析するInstagram(@semiperfumer)も始めました

1996年にペンハリガンから誕生した、ブランドを代表するシトラスコロンのひとつ。商品名の「クァーカス (Quercus)」はラテン語で “ブリティッシュオーク” を意味していますが、口コミでは「オークらしさはあまり感じない」「期待したウッディ感が薄い」という声も多く、実際には“爽快なシトラスがメイン”と捉える人が多数を占めています。

トップではレモンやライム、ベルガモットなどの柑橘が弾けるように広がり、そこにハーブやカルダモン、グリーンを連想させる軽快なアクセントが加わります。やがてリリーオブザバレーやジャスミンが柔らかい花のニュアンスを添え、最後はオークモスやアンバーがわずかな渋みと落ち着きある余韻を演出。メンズ向けとしてラインナップされていますが、透明感あるフレッシュさと軽快さはユニセックスにも使いやすい印象です。

香りの構成

  • トップノート
    • アマルフィレモン, ライム, ベルガモット, マンダリンオレンジ:レモンやライムなどの明るい柑橘が一斉にはじけ、バジルを連想させる軽やかなハーブ感も感じられます。口コミには「一瞬シャープだが甘酸っぱすぎず、CK OneやChromeを連想する昔ながらのシトラス系」という意見も。さわやかで軽快な雰囲気を作り、冒頭からカジュアルな好印象を与えます。
  • ミドルノート
    • リリーオブザバレー, ジャスミン, カルダモン:白い花々による柔らかなフローラルがシトラスの酸味を丸め、ほんの少しのカルダモンがスパイシーなアクセントを加えます。シトラス系ボディソープのような清潔感や“洗い立てのシャツ”を思わせる清々しさが続き、クリーンな印象を大切に保ちます。
  • ベースノート
    • オークモス, ムスク, ガルバナム, サンダルウッド, アンバー:落ち着きと深みを担うモス、アンバー、サンダルウッドがアフターを支えますが、全体的にはライトなシトラスコロンの範疇に留まるため「期待したほどの濃厚な樹木感はない」との声も。ムスクがほんのりと柔らかさを加え、ガルバナムの苦みがわずかな渋みを残してフェードアウトしていきます。

おすすめの季節と時間帯

日中

柑橘が主体のため、暖かい季節にその魅力を存分に発揮。蒸し暑い夏場でも「清涼感あふれるシトラスが心地よい」という意見があり、室内でも主張しすぎない柔らかい香り立ちがオフィスやデイリー使いに適しています。口コミの中には「春先の爽やかな陽気にも合うが、秋冬にはやや物足りなく感じる」という声もあり、清々しいシトラスを求める人ならオールシーズン使用も可能です。

男性向け、女性向け

男性
女性

一応“メンズ”扱いではあるものの、ユーザーの感想には「ユニセックスと感じる」「むしろ女性が付けても違和感がない」との声が目立ちます。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フレッシュ系・・・アロマティック、グリーン、シトラス
  • ウッディ系・・・モッシーウッド
  • フローラル系・・・フローラル
レモンやライムなど柑橘系の香り立ちが中心で、ガルバナムのグリーンな苦みやハーブ感も随所に感じられる。リリーオブザバレーやジャスミンが柔らかい花のニュアンスを添え、クリーンな印象をより際立たせる。ベースにオークモスを配し、シプレー調のわずかな渋みを感じさせる。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アロマティック
  • グリーン
  • シトラス
  • シプレー
  • フローラル
オークモスを含む構成で、ライトながらシプレーらしい奥行きを感じる(シプレー)。レモンやライムなどの弾ける柑橘が最大の特徴(シトラス)。カルダモンやハーブのような爽快さが含まれ、明るい香り立ちをサポート(アロマティック)。ガルバナムなどの苦みや植物的なニュアンスを感じさせる部分(グリーン)。リリーオブザバレーやジャスミンが醸し出す白い花のソフトで清楚な印象(フローラル)。

持続時間

オーデコロン

  • 香料の濃度・・・約3~5%
  • 持続時間・・・約1~2時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

クァーカスの香りが似合うイメージ・人物

クァーカスをつけている人のイメージ

通勤前にサッと朝シャワーする「スプリングスーツ愛好家」

  • 20~30代男性。朝のシャワーで目を覚まし、洗いたてのスーツやシャツで出社。
  • 仕事中も軽やかさをキープし、昼休みに外で散歩するなど活力を意識するタイプ。
  • 「香りはなるべく清潔感重視だが、ちょっとした“爽やかさの主張”も欲しい」と考えている。

昼休みに公園を散歩する「リフレッシュが大事なビジネスパーソン」

  • 20~30代男女問わず。デスクワークが多いが、昼休みには外を歩いて深呼吸するのが習慣。
  • 服装はスーツやオフィスカジュアルで、堅すぎずラフすぎないバランスを追求。
  • シトラスコロンを纏って“軽快な自分”を維持したいと考えており、午後の集中力アップを目指す。

春先にクリーンな装いを楽しむ「ホワイトコーデ好き」

  • 20代女性。白やペールトーンのコーデで春を満喫し、写真映えするカフェ巡りが趣味。
  • 香りは“とにかく透明感”が第一条件で、花粉や汗の不快感を洗い流すイメージを求めている。
  • そよ風が吹くとふわっと清潔感が漂うスタイルを目指し、“洗い立てのシャツ”のような爽やかさを演出したい。

湖のほとりで読書する「シトラスフェチの男性」

  • 20~30代男性。アウトドア派ではないが、自然の中で読書を楽しむゆるめの休日が好き。
  • 「柑橘こそ最高のリフレッシュ香」と思い込み、特にレモンやライムの香りが大好物。
  • 甘さや濃厚さは苦手なので、“爽やかさとややグリーンな渋み”を感じられるコロンを求めている。

昼下がりのショッピング街を歩く「大学生カップル」

  • 20歳前後、男女問わず。服の好みは異なるものの、二人とも“シェアできる香り”を探している。
  • シンプルなTシャツにデニム、スニーカーとカジュアル路線で友人ウケも気にしたい。
  • 甘いフローラルは苦手だが、完全にメンズ寄りも避けたいので、爽やかシトラス+少し花っぽさがあると嬉しい。