ペンハリガンザ トラジェディ オブ ロード ジョージ

ザ トラジェディ オブ ロード ジョージ
ブランド / コレクション ペンハリガン / ポートレート
分類アンバードライウッド
季節日中
発売年月日 2016
調香師 アルベルト・モリージャス
原産国 イギリス
詳細 公式サイト
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2016年、ペンハリガンが「ポートレート コレクション」の第一弾として発表したのが「ザ トラジェディ オブ ロード ジョージ」(ジョージ卿の悲劇)。名のとおり“ジョージ卿の悲劇”のストーリーを背景に、格式や伝統を重んじる英国紳士像にどこかミステリアスな雰囲気を織り交ぜたフレグランスです。口コミによると「一瞬“ブランデー”らしい甘いニュアンスを感じたが、実際はお酒感が控えめ」「トップはシェービングソープ風の清潔感が強く、バーズショップを連想する」といった意見が多く、さらにアンバーやウッディノートが重なり合うことで、古典的なメンズフレグランスらしい落ち着きと“ほんのり甘さ”が見事に融合。現代的な感覚でまとえる紳士的香りとして支持されています。

香りの構成

  • ブランデー:かすかな酒香と甘みがふわりと立ち上がり、「さほど強いブランデー感はないが、どことなく深みを加えてくれる」という声が多いです。口コミでは「トップは“ラム”を連想した」と語る人や、逆に「最初はアルコールよりも石鹸っぽさが先行した」という意見も。
  • シェービングソープ, ウッディノート:バーバーショップのようなシェービングソープの清潔感が特徴的で、そこへウッディノートの渋さと落ち着きが加わることで、“古き良きメンズサロン”のイメージを形成。口コミには「渋みと甘みがバランスよく、懐かしさとモダンさが同居している」「どこか洗い立てのシャツを着た紳士を思わせる」といった声があります。
  • トンカビーン, アンバー:甘く温かいアンバーとトンカビーンがベースを彩り、やさしいコクのある余韻を生み出します。口コミの中には「アンバーのとろりとした甘さがシェービングソープ感を上手く包み、やわらかいダンディズムを演出する」という表現や、「思ったよりスモーキーさはなく、穏やかな甘さとウッディが続く」という意見も。バニラ的なまろやかさがほんのり感じられ、全体として上質なクラシカル感を保ちつつ、時代を問わず身に纏いやすい仕上がりです。

おすすめの季節と時間帯

日中

重すぎない温かみと上品な甘さを持つため、秋冬の涼しい~寒い時期に特に映えますが、風通しの良い春先や少し寒いオフィスの空調下でも「シェービングソープの清潔感がうまく活きる」との声があります。日中~夜まで幅広く活用しやすい柔らかな投香力も特徴。

男性向け、女性向け

男性
女性

公式にはメンズフレグランスとして位置づけられ、“シェービングソープ×ウッディ×アンバー”の骨格が男性的な印象を強調しますが、甘さや温かみもあるため「意外とユニセックスに使える」と感じる人も。レトロでバーバーショップ的なムードを好む女性なら、あえてこの“英国紳士”らしい要素をファッションに取り入れるのも魅力的です。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • アンバー系・・・アンバー
  • ウッディ系・・・ドライウッド
トンカビーンやアンバーが後半の温もりを演出。シェービングソープの渋さとウッディが基盤を支え、紳士的な落ち着きを表現。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アンバリー
  • ウッディ
  • オリエンタル
  • フゼア
“甘み+深み”の組み合わせがオリエンタル特有のエレガンスを漂わせる(オリエンタル)。濃厚ではないが、しっかりとした木質感でクラシカルな雰囲気を醸成(ウッディ)。香り全体に“ほのかな甘み+温もり”を与えるベースを形成(アンバリー)。“シェービングソープ”のクリーンさや伝統的なメンズ調の雰囲気がフゼアを連想させる(フゼア)。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。
口コミには「肌から早めに飛んだと感じる」「こまめな付け直しで香りをキープするのがおすすめ」という指摘が散見される。

ザ トラジェディ オブ ロード ジョージの香りが似合うイメージ・人物

ザ トラジェディ オブ ロード ジョージをつけている人のイメージ

シェービングを欠かさない「伝統派バーバースタイル男子」

  • 30代男性。朝の身支度に時間をかけ、レザー製のシェービングセットを丁寧に使いこなす。
  • シャツやスラックスを品よく着こなす一方、休日はカジュアルなジャケットをさらりと羽織り、常に“清潔感”をキープ。
  • 香水も“石鹸っぽさ”+“わずかな甘み”があるものを好み、本格的なメンズサロンで整えたような印象を狙う。

夜のクラシックバーで会食する「仕事も趣味も充実した紳士」

  • 40代男性。ビジネスで成功を収めつつ、退勤後は行きつけのクラシカルなバーでゆっくりとウイスキーを楽しむ。
  • ストレスは香りと酒でやわらげ、同僚や友人との会食では上質な会話と笑みを絶やさない。
  • “古典的な英国スタイル”にリスペクトがあり、香りでも“渋みと清潔感”を大切にしている。

平日の午前に紳士クラブへ行く「伝統サロン通いの男性」

  • 30〜40代。古い会員制クラブに所属し、朝〜昼にかけて新聞を読みながら穏やかに時間を過ごす。
  • 服装は緩めのジャケットとシャツにニットベストを合わせ、落ち着いた配色を好む。
  • コロンだけでなく、トラディショナルなフレグランス全般を研究し、自身も“英国紳士”を体現するような香りを求める。

クラシカルな家具を扱う「アンティークショップのオーナー」

  • 30代男女問わず。古い家具やインテリアを取り扱い、こだわりのオーダーも受け付ける職人気質。
  • 店内は香りにも気を遣い、ウッディ&アンバーの“時代を感じる”香りを用いて“異国のサロン”のような空気を演出。
  • 自身のファッションはカジュアルすぎず、それでいて仕事の動きやすさも考慮したスタイルを常に意識。

仕事終わりのポーカールームへ向かう「趣味人のビジネスパーソン」

  • 30代男性。スーツで日中はオフィス勤務をこなし、夜にはクラシックなポーカールームで勝負を楽しむ。
  • コミュニケーション力に長け、会話や駆け引きを楽しむ場でも冷静さを保つ。
  • 強烈に香る派手なフレグランスよりは、相手を一瞬惹きつける“バーバー×アンバー”のような落ち着きを狙いたい。

紅茶とジャズを楽しむ「サロン・ド・ティのオーナー女性」

  • 30代女性。紅茶と音楽にこだわり、日中は紅茶サロンを運営し、お客様をおもてなし。夜には時々ジャズライブを開催。
  • 服装はシャツやスラックスなど男性的な要素をとり入れつつ、仕草や言葉遣いでエレガントさを保つ。
  • 香りは「女性向けの甘さより、落ち着いた紳士香りに興味がある」と考え、“レトロなバーバー感”に惹かれる。