ペンハリガンチェンジング コンスタンス

人気の香りを分析するInstagram(@semiperfumer)も始めました
2018年にペンハリガンのポートレート コレクションから登場した「チェンジング コンスタンス」は、“塩バターキャラメル”を思わせる甘いグルマン要素とスパイシーな香り立ちが見事に融合したオリエンタル・バニラ系のフレグランスです。トップではカルダモンとピメント(唐辛子系スパイス)が刺激的かつ少し甘辛い印象を与え、ミドルでは塩味が効いたキャラメルが濃厚に広がる一方、ほんのりスモーキーな雰囲気も内包。ベースではバニラやタバコ、さらにキャッシュメラン(合成ウッディ)が落ち着きをもたらし、“先進的かつ繊細な女性像”を連想させる世界観を演出します。
口コミでは「キャラメルの甘みが強いのにスパイスで締まり、くどさがない」「タバコの渋みがアクセントになり、意外にユニセックス」との声が散見される一方、「持続力・拡散力が控えめ」「衣類に残るが肌からは早めに飛びがち」などの意見も目立ちます。甘さとスパイス、タバコ由来の渋みが同居した“大人の甘さ”を感じさせながらも、香りの変化や強さが穏やかな点が特徴で、グルマンを探している方や甘い香りが好みな方に“静かに誘惑するフレグランス”として支持されています。
香りの構成
- トップノート
- カルダモン, ピメント:はじめにスパイシーなカルダモンとピメントが弾け、まるで“スイーツに振りかけられた刺激”のような印象を与えます。口コミには「最初の辛みが強め」「ほんのりコーヒーに似た風味を感じる」といった声も。
- ミドルノート
- キャラメル, ソルト(塩):塩味のあるキャラメルが主役となり、グルマン好きにはたまらない甘さを放ちますが、かすかなスモーキーさが“焦がしカラメル”のようなニュアンスを添えて、濃厚なのに重くなりすぎないバランスを保ちます。ここで「お菓子系の甘さなのに食べ飽きない」「ミルキーかつ塩辛さがクセになる」といった評価が多く見られます。
- ベースノート
- バニラ, キャッシュメラン, タバコ:最後はバニラが全体を優しく包み込み、キャッシュメランのウッディでややパウダリーな質感が落ち着きを与えます。タバコの渋みが甘さを抑え、「甘いだけじゃない大人の深みを感じる」と好評。一方で、ベースにおける香り立ちは穏やかで「気づくと肌から消えたように感じる」という声もあり、鼻が慣れやすいとの意見もあります。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
公式では“女性用”として登場していますが、タバコの渋みやスパイスが効いているため「意外にユニセックスで使える」との意見もあります。甘めのグルマン香が好きな男性であれば、キャラメルやバニラを楽しみながらタバコの苦味で“甘すぎない”印象に仕上げることが可能です。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- アンバー系・・・アンバー
- ウッディ系・・・ドライウッド
甘さと温かみ、オリエンタルな深みを生む。キャッシュメランを中心に、タバコと相まってドライでややスモーキーな要素を加える。
補足分類(18の属性からの分類)
- アンバリー
- ウッディ
- オリエンタル
- グルマン
- スパイシー
- パウダリー
スパイスと甘さの濃密な融合がエキゾチックな雰囲気を演出(オリエンタル)。カルダモンとピメントの辛みが甘さをピリッと引き締める(スパイシー)。キャラメルやバニラの甘さ、塩味の効いたスイーツ感に誘われる(グルマン)。キャッシュメランのやわらかな粉感が奥行きを添える(パウダリー)。オリエンタル系の甘くまろやかな温かみが軸を支える(アンバリー)。キャッシュメランやタバコがもたらす乾いた質感が背景に広がる(ウッディ)。
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8~15%
- 持続時間・・・約5~6時間
チェンジング コンスタンスの香りが似合うイメージ・人物

夕方の書斎でスイーツを楽しむ「隠れグルマン女子」
- 20~30代女性。雑誌には出てこないような高級チョコや輸入菓子をこっそり取り寄せ、夕方から夜にかけて自宅の書斎で味わう。
- 大人っぽいブックカバーやインテリアを好みつつも、甘いお菓子が好きという“裏の顔”があり、香りにもこっそり甘さを求める。
- “フェミニンすぎず個性を出せるグルマン”に惹かれるタイプ。
夜の街を歩く「モード系ファッション愛好家」
- 20代後半~30代。黒やネイビーなどダークトーンの服を中心に、ビッグシルエットや変形デザインを取り入れるオシャレ上級者。
- 香水でも“甘いだけでは終わらないトリッキー”なものを好み、他人とは被りにくい香りを探している。
- 街のネオンやアートギャラリーを巡るときに、少し背伸びした個性的スタイルで出かける。
自宅バーでカクテルを作る「カクテルソムリエ」
- 30~40代、男女問わず。こじんまりした自宅スペースにバーツールやスパイス、リキュールを揃え、“オリジナルカクテル”の創作を愉しむ。
- 甘いカクテルでもスパイスや塩味をきかせて大人向けに仕上げるのが得意。
- 外出せずとも香りと味で“休日の贅沢”を追求する、隠れグルメ派。
アフター5に同僚とバーへ行く「仕事で頑張る女性管理職」
- 30代女性。昼はバリバリ働く管理職として、チームを支えるリーダー的存在。
- 仕事中はクールな一面を見せつつ、夜は「ちょっとだけ甘いものを楽しみたい」と香りでギャップを見せる。
- 甘さだけだと“若々しすぎる”と感じるため、スパイスやタバコの要素で“大人の佇まい”を演出したい。
週末に古着屋を巡る「レトロと新しさが好きなユニセックス派」
- 20~30代、男女問わず。古着とハイブランドをミックスしてコーディネートし、甘辛MIXスタイルが得意。
- 古着屋で思いがけないスパイスを加えた一点物を見つけては、“自分流”に落とし込むのが趣味。
- 香水でもグルマン香にスパイスやタバコの苦味があると、“ただ甘いだけじゃない個性”として楽しめると感じている。
夜のラウンジでまったりデートする「甘党カップル」
- 20代後半~30代。二人ともスイーツ好きで、食後には必ずデザートを頼む甘党同士のカップル。
- 共通の趣味は甘いもの巡りだが、幼く見られないよう大人のエッセンスを香りでプラス。
- 夜景のきれいなラウンジでスイーツをシェアしながら、ゆったりした時間を過ごすのが理想。
甘くあたたかみのある香りが秋冬に適している、というのが大方の印象。ただしスパイスの軽やかさと塩キャラメルの刺激的な甘みから、少し肌寒い春先や夜風が心地よい夏の夜にも意外と合うとの口コミも。香り自体は強く拡散しにくいタイプなので、日中のオフィスやお出かけでも比較的使いやすく、ロマンティックな夜のデートにも“香りで誘う”魅力を放ちます。