ペンハリガンエンディミオン コンサントレ
2003年登場の「エンディミオン コロン」をベースに、より“ラグジュアリー”で“濃密”な世界観を構築したウッディ・アロマティック調のフレグランスです。ギリシャ神話の美青年エンディミオンの名にふさわしく、ラベンダーやセージなどハーブの清潔感あるトップが印象的ですが、スエードアコードやゼラニウムが織りなす柔らかな甘み、そしてラストでレザーやスパイスが重厚感を加えることで、甘さとドライなスモーキー感のバランスが絶妙に仕上がっています。
口コミでは「より大人びたレザーの色気」を感じる方が多い反面、「想像以上にメンズらしさが強く、車の芳香剤を連想した」という意見も散見されます。ただし全体としては「洗練された紳士を思わせる」など評価が高く、トップにあるラベンダー＆セージのすっきり感が、スエードやゼラニウムのミドルノートで優しく包み込まれ、ラストでナツメグやインセンスが深みを添える変化は見どころと言えます。オリジナルのコロンと比べて濃厚な分、やや「レザーやお香のニュアンスが強化されている」と感じる方もいれば、「意外と持続は変わらない」と指摘する方もいます。いずれにせよ、カジュアルなシーンよりも落ち着いた場所やビジネスシーンで格上の存在感を発揮する1本です。
香りの構成
- トップノート
- ラベンダー、セージ、ベルガモット：アロマティックなラベンダーとセージが柑橘のベルガモットを伴い、清潔感のあるシャープな香り立ちを形成します。口コミでは「最初はやや強め」「軽やかだが上品なソープ感がある」などの印象が語られ、すっきりしつつも“男性的”に映ることが多いようです。
- ミドルノート
- スエードアコード、ゼラニウム：柔らかいスエードが甘みを含むゼラニウムを包み込み、トップのハーブ感をまろやかに受け止めます。ここで「ヘアケア製品や芳香剤を思わせる香調」と感じる方もいますが、多くの場合は「滑らかでエレガントに変化し、ラベンダーを苦手に感じにくい」と好評です。ほんのり甘くセンシュアルな雰囲気が漂い始めるのが特徴です。
- ベースノート
- レザー、ナツメグ、インセンス：力強いレザーとスパイスの温かみが重なり、インセンス由来のオリエンタルな煙感が甘さを抑えつつ深みを演出します。肌に落ち着くほどに厚みのある余韻を残し、「夜やフォーマルシーンに寄り添う落ち着いた色気」を醸し出します。口コミでは「若干クラシカルなイメージを覚える」という声もある一方、「スモーキーさやレザーの強調が魅力的でセクシー」と評価する意見も多く見られます。
コンサントレとコロンの違い
「エンディミオン コンサントレ」は「エンディミオン コロン」をベースに濃密さとレザー・インセンスの重厚感を強調し、大人の色気を際立たせたもの。「コロン」はラベンダーやコーヒーの穏やかな甘みとハーブ感のバランスが良く、日常使いしやすいとの評価が多い。コンサントレはスモーキーかつ深みがありフォーマルシーンに映え、コロンは上品なアロマティック感でビジネスシーンにもマッチする印象。
コロン
- ラベンダーやコーヒー、ハーブの程よい甘さと爽やかさが特徴で、マイルドかつ上品なアロマティック感。
- ビジネスシーンや普段使いでも取り入れやすく、クラシカルなムードながら柔らかい印象。
- 香り自体はスパイシー＆ウッディ要素も含むが、コンサントレほどの重厚感はなく、清潔感重視の人に好まれる。
おすすめの季節と時間帯
男性向け、女性向け
ラベンダー＆レザーの組み合わせが“メンズ香水”として支持を得ていますが、柔らかなスエードとゼラニウムによる穏やかな甘さ、インセンスのスモーキー感を好む女性からも「意外と使いやすい」という声があります。特に、クールでセクシーな雰囲気を演出したい方にはユニセックス感覚での使用もおすすめです。
属性
フレグランスホイールとは？分類
- フレッシュ系・・・アロマティック
- ウッディ系・・・ドライウッド
補足分類（18の属性からの分類）
- アロマティック
- ウッディ
- オリエンタル
- レザー
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8～15％
- 持続時間・・・約5～6時間
エンディミオン コンサントレの香りが似合うイメージ・人物
レザーのジャケットを羽織る「夜型ビジネスパーソン」
- 30代男性。日中はクールにスーツを着こなし、仕事が終わるとレザージャケットに着替えて夜の街を楽しむ。
- 「オフィスでは清潔感、夜には色気も欲しい」と考え、場面によって香りを使い分けたいタイプ。
- 真面目な業務モードと遊び心あるアフター5、両方を1本でカバーできれば理想と思っている。
ヴィンテージ車を愛する「週末メカニック」
- 30代前後、男女問わず。休日にガレージで愛車をいじり、手を汚しながらもレザーシートやステアリングを大切に手入れする。
- 香りは“油臭さ”を打ち消すようなものではなく、むしろ機械と革の匂いに溶け込むものを好む。
- クラシカルなボトムスやワークシャツなど、機能的で少しワイルドなスタイルを楽しむ。
昼下がりにカフェで商談する「シティ系スタイリスト」
- 20代後半～30代。ファッション関連の仕事をフリーランスで行い、都心のカフェを拠点にクライアントと打ち合わせ。
- 複数のアパレルブランドを横断するため、場に応じてシャープな見た目も必要だが、人を圧迫しない柔らかさも重視。
- 香りは“レザージャケット＆ニット”のように、ハードとソフトが絶妙に混ざったものが理想。
スモーキーなジャズバーに通う「カルチャー愛好家」
- 30代男女問わず。お気に入りのジャズバーで生演奏を聴きながら、ウイスキーや赤ワインを楽しむ。
- トークより音楽の世界に深く浸ることを好み、喧騒よりも静かな空気に安らぎを感じるタイプ。
- 香りはハーブの爽快さで頭をクリアに保ちつつ、背景に“甘い燻製”のような煙感を求めている。
海外出張をこなす「グローバル企業の敏腕社員」
- 30～40代男性。海外オフィスとのやり取りも多く、急なフライトや移動が多いため“信頼される身だしなみ”が必須。
- スーツケースはスマートかつ機能的で、靴やベルトもレザー製を厳選。
- 香りは“ビジネスシーンに合う知的さ”と“ホテルのラウンジバーで映える色気”を両立したい。
夜道をスポーツカーで流す「洗練されたドライバー」
- 30～40代。深夜の道路を軽快に走りながら、自分だけの時間を満喫する“夜型の趣味人”。
- シンプルで高級感あるシートにこだわり、車内の香りが人目に付かずとも自身のテンションを上げる必需品。
- 香りは“ラグジュアリーなレザー”の気配がはっきり感じられ、走りのドライな躍動感と調和してほしい。
ラベンダーやセージの爽やかさがあるため、春先でも重すぎず使いやすい印象です。一方でスパイスやレザーによる深みがあるので、秋冬のシックなシーンにも適しています。香り自体はややパワフルさがあり、口コミでは「特に夜やスーツスタイルに合う」という声が多く、“大人の洗練さ”を求める場面でより映えるでしょう。カジュアルな日は少量の使用で軽快に纏うと、落ち着きと清潔感が上手く両立します。