ペンハリガンブレナム ブーケ

ブレナム ブーケ
ブランド ペンハリガン
分類アロマティックグリーンシトラス
季節日中
発売年月日 1902
調香師 ウォルター・ペンハリガン
原産国 イギリス
詳細 公式サイト
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1902年に誕生し、ペンハリガンのロングセラーとして君臨する「ブレナム ブーケ (Blenheim Bouquet)」。イギリス・オックスフォードシャーにあるマルボロ公爵の邸宅「ブレナム宮殿」をイメージし、ウィンストン・チャーチルも愛用していたことで有名な一本です。

レモンやライムの“切りたての皮”を思わせる、シャープなビターシトラスが印象的なトップノートから、ラベンダーとパイン(松)がもたらす青くハーバルな要素がじわりと溶け込み、ほのかなブラックペッパーがアクセントのようにスパイシーさを与えます。口コミでは「クラシックな英国紳士の気品を感じる」「爽快ながら奥行きもあり、ビジネスシーンで身が引き締まる」といった声が多く挙がっています。発売当初から変わらないレシピを生かしながらも、“シンプルな中に存在感を宿すシトラス・アロマティック”として現在も根強い支持を集める、歴史と格式を感じさせる香りです。

香りの構成

  • アマルフィレモン, ライム
    皮の苦みまで含んだシャープな柑橘が、冒頭から弾けるように爽やか。中には「切りたてのレモンを鼻先に押し当てたよう」「レモングラスを連想する強いシトラス感」と表現する声も。
  • パイン (松):針葉樹が持つグリーンで樹脂的な香りが爽快感をさらに深め、「森林浴のようなリフレッシュ」を感じる人もいれば「ほんのり青苦いトーン」と捉える人もいる。
  • ラベンダー:ハーバルかつやわらかなアロマティックさで、鋭いシトラスを穏やかに支える。英国調の“クラシカル・コロン”らしい落ち着きをもたらす。
  • ブラックペッパー:全体をシャープにまとめるスパイシーさ。香り全体をぐっと引き締め、“甘さをほぼ排除した”清潔かつ大人びた印象を演出。
  • ムスク:大きく主張はしないが、清潔感とほんのりとした温かさを加え、フレグランスを繊細に締めくくる。口コミには「ラストでわずかに感じるほんのりソープ的なニュアンス」との声も。

おすすめの季節と時間帯

日中

レモンやライムによるクールなシトラス感と、パインやラベンダーのハーバルさが際立つため、春夏の暖かい時期に特に好相性。口コミでは「炎天下だと早く飛びがちだが、リフレッシュ用にこまめに付け直すと快適」との意見もあります。また、その上品かつ端正な“英国紳士”のイメージから、ビジネスシーンやスーツスタイルと好相性と感じる人が多く、フォーマルだけでなく、軽い外出やオフィスワークなど日常使いにもマッチ。日中に纏う場合が多いですが、夜に付けても“あくまで控えめで清潔感がある”という評価が目立ちます。

男性向け、女性向け

男性
女性

伝統的には紳士向けコロンとして知られ、ウィンストン・チャーチルなど英国を象徴する要人の愛用品として有名です。ただし「スッキリしたレモンやハーブ感が好きなら、女性でも全然使える」「甘みが少なく青く爽快なのでユニセックスに感じる」という口コミも少なくありません。スーツやシャツスタイルの女性が纏うと、凛とした大人の雰囲気が引き立つという意見もあり、ジェンダーを問わず幅広い支持を得ています。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フレッシュ系・・・アロマティック、グリーン、シトラス
最初から柑橘のシャープなレモン&ライムが際立つ。パインがもたらす“森の緑”や樹脂的なビター感。ラベンダーやハーブ的要素を含む“芳香性ハーブ”の清涼感。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アロマティック
  • グリーン
  • シトラス
レモン&ライムによる徹底的なビター・シトラス感(シトラス)。パインの青い樹脂的ニュアンス(グリーン)。そしてラベンダーのハーバルさが爽やかさを支える(アロマティック)。

持続時間

オードトワレ

  • 香料の濃度・・・約5~8%
  • 持続時間・・・約3~4時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

ブレナム ブーケの香りが似合うイメージ・人物

ブレナム ブーケをつけている人のイメージ

クラシカルな英国スーツを着こなす「オフィスの紳士」

  • 40代男性。ネクタイやスーツの生地にこだわり、“英国調”を好む。
  • 出社時には革靴を磨き、週末は古い洋書をめくりながら紅茶をゆっくり味わう。
  • 香水も「伝統を感じるシトラスコロン」が好きで、ビジネスシーンで“自分を鼓舞する”ために活用。

朝のゴルフコースを駆ける「週末リフレッシュ派」

  • 30代男女問わず。平日は忙しく働き、週末には早朝ゴルフを楽しんで気分をリセット。
  • スポーツウェアも落ち着いた色合いを選び、フェアウェイの緑を存分に満喫する。
  • 「スポーツ後も爽快感を保ちつつ、大人びた印象をキープしたい」と考え、上質なシトラス香を愛用。

気品ある小物を扱う「アンティーク文具店オーナー」

  • 40代男性。革の装丁ノートやクラシカルな万年筆を取り揃え、英国調のカウンターで接客。
  • 自らもジャケットにポケットチーフを挿すなど、さりげないおしゃれを欠かさない。
  • テイストが偏りすぎることを嫌い、甘さ控えめでどこか“頭をクリアに保つ”ような香りに惹かれる。

夕方の公園をジョギングする「セルフケア重視のビジネスパーソン」

  • 30代男女問わず。仕事終わりにスーツからランニングウェアに着替え、軽い運動を日課にしている。
  • スマートウォッチでステップ数や心拍数を管理し、シャワー後には香水をパッと付け直す。
  • “爽快だけど上質”な香りで、運動後でも清潔さを保ちたいと思っている。

おしゃれ自転車で通勤する「コンテンポラリー英国スタイル」愛好者

  • 20代後半~30代性別問わず。シティサイクルやロードバイクでオフィスへ通い、日常から環境に配慮したスタイルを取り入れる。
  • ベージュのトレンチコートやチェック柄のストールを愛用し、秋でも軽快な装いを楽しむ。
  • 香りも自分らしくスマートに決めたいが、甘い系統は苦手で「すっきり・爽快・品がある」という条件を重視。

昼休みに音楽を聴きながら散歩する「クールなITエンジニア」

  • 30代男性。PCのコード画面を長時間見つめる毎日だが、昼休みには公園を散策し脳をリセット。
  • カジュアルなシャツとチノパンでフラッと出かけ、イヤホンからはクラシックやジャズを流して気持ちを切り替える。
  • 甘さが少なく頭をクリアにするような香りが理想で、初夏~夏に“自分をシャープに保つ”相棒として使う。