ディオールグリ ディオール

グリ ディオール
ブランド / コレクション ディオール / メゾンクリスチャンディオール
分類シトラスフローラルモッシーウッド
季節日中
原産国 フランス
詳細 公式サイト

「グリ ディオール」は、ディオールを象徴するグレーのイメージをまとった“フローラル シプレー”系のフレグランス。ベルガモットなどのシトラスが軽やかな透明感を与え、ローズやバイオレット、ジャスミンといった花々がふわりと広がり、最後にオークモス由来の渋みとアンバーのやわらかな温かみが重なります。

白と黒を単純に混ぜたグレーではなく、人によって多層的なニュアンスを感じさせるのが特徴で、甘さと渋み、爽やかさと落ち着きが同居する“奥深いエレガンス”が漂います。比較的華やかなフローラルを含みながらも、湿った下草を思わせるようなシプレーの陰影が、男女問わず上品で静かな存在感を放つ仕上がりです。

香りの構成

※ ディオール「グリ ディオール」ではトップ/ミドル/ラストの三段階ピラミッドが明示されていません。以下、あくまでも香料の一般的な揮発特性とブランドの説明に基づく目安です。

  1. トップノート
    • ベルガモット(Bergamot):レモンほど尖らず、オレンジより苦みと上品さが際立つ柑橘。弾けるような爽快感が冒頭に感じられ、フローラルへ続く道筋を明るく照らします。ディオールらしい洗練された香り立ちが得られ、初めから好印象な清涼感を演出。ときに他の柑橘とブレンドされ、弾むような軽やかさを添えている可能性もあります。
  2. ミドルノート
    • フローラルアコード(ローズ、バイオレット、ジャスミン など):主役級のローズが、華やかでやや甘いフローラル感をもたらし、そこへバイオレットの淡いパウダリー感とジャスミンの白くみずみずしい華やかさが加わります。とくにローズの甘美さが印象的で、「少しフェミニンに感じる」という声もあるほど。中にはジャスミンが弱く感じる人もいますが、全体のフローラルを立体的にまとめる要として機能し、「百貨店のコスメカウンター」を思わせるような“華やかで優雅な雰囲気”に仕立てています。また、“湿った下草”を思わせるシプレー構成が早めに顔をのぞかせるため、甘くなりすぎず清潔感と若干の苦みが同居します。
  3. ラストノート
    • オークモス (Oakmoss) & アンバー (Amber):クラシカルなシプレーの要であるオークモスが、森の地面に生えた苔のような深みと穏やかな苦味を感じさせます。ディオールのグレーに通じる落ち着きと奥行きがあり、あたかも灰色のヴェールをまとったようなイメージを呼び起こす方もいます。さらにアンバーの柔らかな甘さが重なり、肌に溶けこむようなまろやかさを残しつつ香りを終盤へ導きます。一部の人は「デパートの化粧品売り場を連想した」「最初は青く苦い印象があったが時間とともに丸みを帯びる」と感じ、終始落ち着いた高級感を楽しめる仕上がりです。

おすすめの季節と時間帯

日中

フローラルの瑞々しい側面や爽快な柑橘があるため、春~秋の日中に軽やかさを堪能しやすい印象があります。シプレーの渋みや甘みが存在するため、夏でも甘さがくどくならず、汗ばむ季節やオフィスなどでも好感度が高いとされています。口コミの中には「気合を入れたい日に朝から纏うと華やかな印象になる」「秋には落ち着きを感じてさらに深みが増す」という声もあり、四季を通じて柔軟に使いやすい一本と見られています。

男性向け、女性向け

男性
女性

瑞々しいフローラルとオークモスの組み合わせがシプレーらしいクラシカルなムードを漂わせ、ユニセックスとしての評価も高めです。ただしローズなどの花の主張を強めに感じる方は「やや女性寄り」と捉えることもあるため、総合的には女性の愛用者がやや多い傾向にあります。一方で渋い苔のニュアンスが男性にもしっくりくる、という意見もあります。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • ウッディ系・・・モッシーウッド
  • フレッシュ系・・・シトラス
  • フローラル系・・・フローラル
シプレー構成における“オークモス(モッシーウッド)”と“シトラス”の組み合わせが特徴的。ローズやバイオレットを含むフローラル要素が華やかさを担い、アンバーが全体をやわらかく仕上げます。

補足分類(18の属性からの分類)

  • ウッディ
  • シトラス
  • シプレー
  • フローラル
柑橘~フローラル~オークモスの流れが、シプレー特有の立体感を生み出し、「グレーに染まるような深いエレガンス」を感じさせます。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

グリ ディオールの香りが似合うイメージ・人物

グリ ディオールをつけている人のイメージ

知的で洗練された“都会派”

  • モノトーンやニュートラルカラーのファッションを好み、無駄のないラインの服を着こなす。
  • 仕事では緻密にロジックを組み立てながらも、プライベートではアートや音楽など感性の部分も大切にする。
  • 場所に応じて表情を切り替えることが自然とできる、どこかクールな雰囲気をもった大人。

グレーのタートルネックニットで「音楽フェスに赴くDJ」

  • 20代後半のDJ。普段はクラブで回しているが、野外フェスに呼ばれることも。
  • ジャケットやタートルネックなどダークグレーのアイテムで統一し、“モード”かつ“アクティブ”な印象。
  • ミステリアスなオーラを放ち、人混みの中でもゆったりとマイペースに行動する。

大人のピアノ講師「控えめで知的な女性」

  • 40代のピアノ講師。淡いグレーと白のツートンコーデで、生徒にも「落ち着いて見える」と言われる。
  • 自宅兼ピアノ教室は木の床と白壁、グレイッシュな家具が並び、シンプルで洗練された空間。
  • 生徒への指導は穏やかだが芯があり、理路整然とした教え方をするタイプ。

ステンドグラスが印象的なチャペルで演奏する「バイオリニスト」

  • 30代女性。芸術大学を卒業後、教会やチャペルでの演奏依頼を多く受け、透明感のある音色が持ち味。
  • 衣装は黒やダークグレーを基調にしながら、ライトピンク系の差し色を入れるなど“シック&フェミニン”を表現。
  • 演奏の合間に飲むハーブティーが好きで、演奏後は人知れずお香を楽しむことも。

短編小説を執筆中の「図書館司書」

  • 30代。図書館で働きながら、自作の短編を夜な夜な書き溜めている。
  • 穏やかで物静かな印象だが、内面にはクリエイティブな欲求がたっぷり。
  • 髪をまとめ、グレーやベージュの落ち着いた服装で図書館内を歩き回る。