セリーヌランボー

ランボー
ブランド セリーヌ
分類アロマティックソフトフローラル
季節日中
調香師 未公開
原産国 フランス
詳細 公式サイト
人気の香りを分析するInstagram(@semiperfumer)も始めました

「ランボー (Rimbaud)」は、アルチュール・ランボーの詩的イメージ――“儚さ”や“永遠の若さ”――を、ラベンダーやアイリスを中心に組み立てたパウダリー フローラルな香りです。トップではネロリやシトラスの“クリアな爽やかさ”に、まるで精油のようにリアルなラベンダーの存在感が際立ち、ラベンダー畑を連想するような青々しさが一気に広がるとコメントする方もいます。やがてアイリス由来の粉雪のような柔らかい質感と、バニラから生まれる“ミルクブレッド”や“甘い麦”を思わせる穏やかなグルマン要素が加わり、徐々にパウダリーで暖かみのある余韻へと移り変わっていくのが特徴です。

口コミには「富良野のラベンダー畑に飛び込んだかのような鮮やかさ」「青っぽいハーブ感が強いが、直後にオリスバターの濃厚パウダーとバニラのやわらかい甘さが広がり安心感がある」といった声が多く、ラベンダーの“精油的なリアルさ”とバニラのスイートさがほどよく交わる点がセリーヌらしいモダンなラベンダー香だと評価されています。一方で「一時的に古めかしいタンスの香りや枯れ草のようなニュアンスを感じる」という方や、「肌質によってはラベンダーがすぐに飛んでしまい、パウダリーな甘さに変化する」という人もおり、香り立ちから終盤までの変化が人によって大きく異なるのも興味深いところです。

香りの構成

  • トップノート
    • ネロリ & シトラス:透明感ある爽やかさと控えめな苦みが、ラベンダーの青さを柔らかく導きます。一部では「最初は柑橘の香りが結構はっきり感じられるが、すぐにラベンダーに飲み込まれる」という声も。
  • ミドルノート
    • ラベンダー:香りの軸ともいえるハーバルなラベンダー。口コミでは「富良野のラベンダー畑」「強めの精油感」と表現する人も多く、青みが印象的です。ただし肌質によってはこのラベンダーが早々に引いてしまう場合も。
    • アイリス(Orris / Iris):セリーヌならではの濃厚な“オリスバター”によるパウダリー。ラベンダーのシャープさを丸めながら、肌に溶け込むような柔らかさを演出します。「粉雪のような質感」「上品な白粉のニュアンス」を感じる方が多いです。
  • ベースノート
    • バニラ:ややグルマン寄りの甘さで全体を包む。口コミには「ミルクパンや小麦のようなふっくら感」「優しい甘い香り」と評される声も。「ラベンダーの青さが残る場合と、一気にバニラ主体になる場合がある」など、肌質で変わる印象が見られます。
    • ウッディノート:バニラやラベンダーの甘さを隠し味のようにほんの少し支える。強くは主張しません。

おすすめの季節と時間帯

日中

夜でも柔らかいイメージを与えるが、「朝~昼の清涼感と調和する」という意見が目立ちます。ラベンダーとネロリの軽やかさ、パウダリーな甘さのバランスが良く、暑い季節でも少量なら爽やかに楽しめるとの声も。香りの投影は強くなく、ふんわり香るため、オフィスや普段使いにも適しており「肩肘張らずに楽しめる」という評価が多いです。

男性向け、女性向け

男性
女性

ラベンダーのハーバル感は一見メンズライクに思われがちですが、同時にパウダリーかつバニラのやわらかい甘さが印象的で、多くの女性にも好まれています。実際の口コミでも、「普段は甘い香りが苦手でもこれは挑戦できる」「男性がつけても色っぽい」「フェミニン寄りだけれどユニセックス」といった声が入り混じっており、“甘いラベンダー”が好きな方なら性別問わず取り入れやすい香りです。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フレッシュ系・・・アロマティック
  • フローラル系・・・ソフトフローラル
ラベンダーを中心としたハーバルな爽快感。アイリスやネロリの柔らかい花香、パウダリーな面。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アロマティック
  • グルマン
  • パウダリー
  • フローラル
ラベンダーのハーバルな香り(アロマティック)。アイリスやネロリ由来のソフトな花香(フローラル)と、濃厚なパウダリー要素(パウダリー)。バニラに感じるお菓子っぽさ(グルマン)。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

ランボーの香りが似合うイメージ・人物

ランボーをつけている人のイメージ

早朝に短編詩を書き留める「文学青年」

  • 20代後半男性。大学院でフランス文学を専攻し、アルチュール・ランボーの詩集を愛読。
  • まだ薄暗い早朝に目覚め、ベッド脇のノートへ浮かんだ言葉を書き留める。
  • 香水は自分の思考を妨げず、穏やかな刺激でクリエイティブな感性を保てるものを求めている。

午後のティーサロンで“香りの読書会”を開く女性

  • 30代女性。趣味のサロンで一冊の詩集を囲み、お茶とともに感想を語り合う場を主宰。
  • 淡いパステルカラーのロングワンピースを着こなし、ホッと落ち着く雰囲気づくりが得意。
  • お茶のアロマにも負けないが、強すぎないフレグランスを好み、ゲストをリラックスさせたいと思っている。

ラベンダー畑の風景をスケッチする「旅するイラストレーター」

  • 20代後半~30代性別問わず。世界各地の風景を巡りながら、小型のスケッチブックに色彩豊かな絵を描く。
  • 夏の南仏や富良野など、ラベンダーが咲き誇る場所へ赴いては、紫のグラデーションをそのまま画面に収める。
  • 旅先でも荷物を少なくまとめたいが、「思い出とイメージを呼び起こす香り」だけは忘れない。

夜の読書習慣を大切にする「インドア派シンプルライフ」さん

  • 30代男女問わず。部屋はウッド調のシンプルな家具で統一し、必要最小限のモノしか置かない。
  • 寝る前の30分は読書やストレッチでリラックスし、すぐ寝落ちできる環境づくりを重視。
  • 香りにこだわりはあるが、“とにかくやさしい香り”が欲しいタイプ。

ロマンチックな映画を好む「小さな映画館のオーナー」

  • 30代女性。街の一角にあるミニシアターを経営し、フランス映画や古典的なラブストーリーを上映する。
  • ポスターや館内のポップを自分でデザインするのが趣味で、落ち着いた色合いとパステル系の柔らかい照明を採用。
  • 「観客には映画の世界に没頭してほしい」と思い、香りも控えめながら漂わせて“記憶に残る空間”を演出。

花屋でアルバイトする「ナチュラル志向の学生」

  • 20代前半。放課後に花屋でバイトし、花の手入れやラッピング、接客をそつなくこなす。
  • 香り物は普段あまり使わないが、“自然由来のハーブっぽい香り”なら取り入れてみたいと考え中。
  • 「花屋の匂いとケンカせず、同僚やお客さんにも好印象なフレグランス」を探している。