セリーヌブラック・タイ

ブラック・タイ
ブランド セリーヌ
分類ウッディアンバードライウッド
季節日中
調香師 未公開
原産国 フランス
詳細 公式サイト
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「ブラック・タイ (Black Tie)」は、タキシードやディナージャケットを思わせる“リッチなバニラ&ウッディ”を軸に構成され、同時にアイリスバター由来のパウダリーな上品さを存分に楽しめる香りです。口コミには「まるで高級なベロア生地のよう」「ひたすら優美でエレガント」といった高評価が多い。ドライなシダーやツリーモスが甘さを程よく引き締め、重厚感がありながら“甘すぎず・クラシカルすぎない”絶妙なバニラフレグランスとして多くの支持を集めています。

特にアイリスの粉雪のような質感が華やかさを加えながら、一部では「赤ちゃんのパウダーを思わせる」との感想も。「すごく濃厚なバニラなのに、粉っぽいムードが落ち着いた洗練をもたらす」「全身をシックに包み込む」といった声も多数。その一方で、いわゆる“強い拡散力”はなく、「予想外に投影は控えめ」との印象を持つ人も多く、さりげない色気を纏いたい際に頼れる一本という評価が目立ちます。

香りの構成

  • アイリスバター(ホワイト アイリス):クリーミーかつパウダリーな質感をもたらし、“まるで粉雪”のように柔らかな甘さを形成。「開いてすぐは紙やコピー用紙のイメージ」「ベビーパウダーに近い」との声があるほど独特の滑らかさを感じさせる。
  • バニラ:香りを華やかにまとめる濃厚な甘み。口コミでは「焦がしすぎないキャラメル感」や「ほんのりドクターペッパー的ニュアンスまで連想させる」といったユニークな感想も。シダー&モスによるドライな雰囲気が、甘さを過度に重くさせないのが特徴。
  • シダー(Cedar):ウッディかつクールな苦みを背景に与え、バニラの甘みとのコントラストを生み出す。「やや乾いた煙のような印象」「ベビーパウダーの甘さを引き締める」という評価も多く、香りをシャープに仕上げるキー要素。
  • ツリーモス(Tree Moss):「森の苔」を思わせる渋みがほのかに香り、わずかに湿り気と深みを付与。スモーキーなニュアンスまでは至らないが、バニラ&アイリスの柔らかさを引き締める役割を担う。
  • ムスク:肌との一体感を強め、香りを最後にソフトな官能へと導く。「ムスクが甘さとウッディをうまく溶け合わせる」という意見や、「スキンセント感を後押しして、上品な大人の余韻を残す」と評される。

おすすめの季節と時間帯

日中

秋冬の冷たい空気に、この“粉っぽいバニラ&ウッディ”が奥行きを増し、まさにフォーマルな装いにも合う“ブラックタイ”らしさを体現します。夕方から夜にかけての特別なシーンでの使用が推奨されることが多い一方、「あえて少量を日中に纏えば、上質なコートやニットと相性抜群」「オフィスでも周りに不快感を与えない」といった声もあり、必要に応じて香りの量や付ける位置を調節すると幅広いシーンで活躍します。

男性向け、女性向け

男性
女性

シダーやツリーモスの渋みが男性のスーツスタイルにも合いそうな一方で、アイリス&バニラの官能的な甘みが女性らしい魅力を引き立てるという指摘があり、「ユニセックスに楽しめる」との声が多数。実際、「バニラが主役だけど甘すぎず、レザージャケットやドレッシーなパンツルックにも似合う」といった感想もあり、ジェンダーを問わずしなやかに纏える一品といえます。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • アンバー系・・・ウッディアンバー
  • ウッディ系・・・ドライウッド
濃厚なバニラの甘みに、シダー&モスによる硬質なウッディ感が共存し、“オリエンタル”と“ドライウッド”の両要素をバランスよく備えています。

補足分類(18の属性からの分類)

  • ウッディ
  • オリエンタル
  • グルマン
  • パウダリー
  • ムスキー
アイリスとバニラが主導する甘さがオリエンタルな趣をもたらし(オリエンタル/グルマン)、シダー&モスがドライな木質感を強調(ウッディ)。アイリスバターによる粉感(パウダリー)と、最終的にムスクが溶け合って肌なじみの良いアコードを形成(ムスキー)。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

ブラック・タイの香りが似合うイメージ・人物

ブラック・タイをつけている人のイメージ

ラグジュアリーホテルのラウンジでグラスを傾ける“エレガント紳士”

  • 40代男性。タキシードジャケットをさらりと着こなし、ブランドの革靴を磨き上げている。
  • 夜のラウンジでウイスキーを少し飲みながら、スマートフォンを横に置いてビジネスメールを確認。
  • 「自己主張しすぎないが、高貴な雰囲気は崩したくない」との思いから、甘めのバニラを“上質なウッディ”で締めくくる香りを探している。

シルクのブラウスを着こなす“夜のパーティー”で映える女性

  • 30代女性。ドレスコードのあるパーティーに招かれ、黒のシルクブラウスとテーパードパンツでシックにまとめる。
  • イヤリングやクラッチバッグで華やかさをプラスするが、あくまで主張はしすぎないスタイル。
  • “官能的な甘さ”は欲しいけれど、重たくならない香りを探していて、パウダリーかつ上品なバニラに興味を持つ。

ハイエンドな革製品を扱う“テーラーショップ”オーナー

  • 30代~40代性別問わず。こだわり抜いた革靴やバッグ、カスタムメイドのシャツなどを揃える小さなテーラー兼ショップを営む。
  • 落ち着いた照明の店内で、顧客に生地や革の質感を説明しつつ、サクッと受注をこなす。
  • 「室内に甘い香りは要らないが、ほんのりとした大人の色香は欲しい」ため、渋み×甘さが同居する香りを選ぶ。

芸術ホールの舞台袖で集中する“クラシック奏者”

  • 20代後半~30代男女問わず。ヴァイオリンやピアノなど、クラシック音楽の演奏家として活動。
  • タキシードや黒いドレス姿で、舞台袖で最後の調弦や呼吸法を確認する瞬間、緊張と安堵が入り混じる。
  • ステージ上で目立つ香りは避けたいが、自分に自信を与えてくれる“しっとり大人の一吹き”を大切にしている。

都会の高層ビルで働く“ファイナンス系エグゼクティブ”

  • 40代男性。外資系企業の重役ポジションに就き、日々多忙なミーティングをこなす。
  • 夜はVIP向けのパーティーや会食に出席することも多く、昼から夜まで移り変わるシーンに対応できる香りを重視。
  • 「スーツに合わせる香りはスマートでなければならない」と考え、バニラを帯びたウッディが“気高い印象”を演出してくれると感じている。

夜のホテルバーを駆け抜ける“ファッションエディター”

  • 30代女性。ファッションウィークなどのイベントを取材し、刺激的なトレンドを求めて深夜まで動き回る。
  • レザージャケットや黒いショートブーツといった“モード”な装いに、あえて繊細なバニラ香で“外し”を取り入れたいタイプ。
  • 「強い投影はいらないが、存在感は確実に残したい」と思い、定番のフローラルではなく“ウッディバニラ”を選ぶ。