ディオールミス ディオール オードゥ パルファン
「ミス ディオール オードゥ パルファン」は、いくつもの花々が織り成す“ミレフィオリ”のような豊かなフローラル ブーケを軸に、ウッディの温かみとほのかな甘さが溶け合ったフレグランスです。しっとりとした花束が目覚めるように広がりながら、最後まで“優しくセンシュアル”な余韻が続き、女性らしい可愛らしさと大人っぽい上品さを両立させています。
香りの構成
- トップノート
- スズラン（Lily of the Valley）：小さく白いベル型の花が放つ、シャボンのような清潔感と淡い甘さ。みずみずしい透明感で香りの幕を開け、可憐でピュアな第一印象をもたらします。
- ピオニー（Peony）：華やかなフローラルの中に、ほんのりとしたベリー系の甘酸っぱさも感じさせるシャクヤク。スズランの清楚な香りと重なり合い、朝露を含んだような軽快なフローラルとして、スタートをより活気ある雰囲気に仕上げます。人によっては「いちごシロップのような甘酸っぱさを感じる」という声もありますが、初めの甘さが強く香っても後に重さが出すぎないところが特徴です。
- ミドルノート
- センティフォリア ローズ（Centifolia Rose）：“バラの女王”らしく、はちみつやかすかなスパイスを思わせるコクのある甘さを放ち、フローラルの華やかさを一気に加速。スズランやピオニーの瑞々しさに、たっぷりとしたロマンティックな甘さを乗せ、香りをさらに愛らしい雰囲気へ導きます。
- アイリス（Iris）：パウダリーな質感と上品な甘みを担当する花。センティフォリア ローズの甘やかさと相まって、肌にまとったときのタッチをベルベットのように柔らかく演出します。「お母さんの化粧品を思い出す」ような懐かしさを感じる方もいるのは、このアイリス由来のパウダリー感が大きく作用しているためです。
- ラストノート
- テンダー ウッド：サンダルウッドを主体としながら、ほのかな甘みのバニラやトンカビーンズ、そして樹脂系のベンゾインを織り交ぜた複合的なウッディアコード。華やかな花の余韻をしっとりとまとめ上げ、ほかの甘い成分が残っていても決してくどくならないバランスを作ります。
- サンダルウッド（Sandalwood）：クリーミーな木の温もり。フローラルの甘さを落ち着かせ、軽い官能性と落ち着きをもたらします。
- バニラ（Vanilla） & トンカビーンズ（Tonka Bean）：わずかにアーモンドやキャラメルを思わせる、温かみのある甘さ。最終的にお砂糖やイチゴのような甘いイメージになりがちな部分を、ほんのり大人っぽく引き締めてくれます。
- ベンゾイン（Benzoin）：バニラに似たまろやかな甘さとお香を想起させる柔らかさがあり、香りに落ち着いた深みを与えます。
- テンダー ウッド：サンダルウッドを主体としながら、ほのかな甘みのバニラやトンカビーンズ、そして樹脂系のベンゾインを織り交ぜた複合的なウッディアコード。華やかな花の余韻をしっとりとまとめ上げ、ほかの甘い成分が残っていても決してくどくならないバランスを作ります。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
ローズやピオニーの華やかなフローラルが中心なので、フェミニンな印象が非常に強い香りです。エレガントかつ愛らしい雰囲気から、やはり女性向けという認識が圧倒的。甘さを生かしてあえてユニセックスで楽しむ方もいる可能性はありますが、口コミでも「いい女の香り」「可愛くても大人っぽい」といった言葉が多く、女性人気が非常に高いフレグランスといえます。
属性
フレグランスホイールとは？分類
- ウッディ系・・・ウッド
- フローラル系・・・ソフトフローラル、フローラル
華々しい花束のなかにアイリスによるパウダリーが混じり、「ソフトフローラル」ともとらえられる側面を持ちます。またサンダルウッドやバニラ、トンカビーンズによる甘く温かいウッディ基調も強調されるため、最終的にやわらかい森の香りが余韻を包む構成です。
補足分類（18の属性からの分類）
- ウッディ
- ニューフレッシュネス
- パウダリー
- フローラル
花の甘さをベースにしつつも、スズランやピオニー由来の瑞々しさでニューフレッシュネスを感じさせるところが、この香りの明るい魅力です。アイリスによるパウダリーな柔らかさと、サンダルウッドのウッディな温かみが大人の雰囲気を下支えして、フローラル全体を嫌味なく仕上げています。
持続時間
パルファム（エキストレ）
- 香料の濃度・・・約15～30％
- 持続時間・・・約5～7時間
ミス ディオール オードゥ パルファンの香りが似合うイメージ・人物
花柄ワンピースで初めてのデートに臨むロマンティストの大学生
- 20歳の大学生。バイトでコツコツ貯めたお金で買った小花柄ワンピースを着て、初めてのデートにドキドキ。
- 学内でも、笑顔とポジティブさで友人に愛されている。
- ピオニーのような甘酸っぱいフローラルが自分の「初々しいときめき」と重なる気がして、心弾む気持ちで香りを纏う。
朝のホットチョコレートを習慣にしている「小さな雑貨屋の店員さん」
- 20代半ばの女性。毎朝ホットチョコレートを飲んで体を温め、雑貨屋をオープン。
- 店内にはパステルカラーの小物や雑貨がいっぱい。観葉植物も置いて、明るい雰囲気を作る。
- 接客はほっこり笑顔で「ようこそ」と迎え、お客さんから「ここに来ると癒やされる」と言われがち。
フレンチレストランのディナーでプロポーズを待つ「ロマンチックな彼女」
- 20代後半。噂では、そろそろプロポーズされるかも…と期待を胸に、ディナーに臨む。
- 淡いピンクベージュのワンピースに、スカーフをさらりと合わせてエレガントな装い。
- テーブルマナーも心得ているが、内心はうきうきそわそわ。ワインを飲んで少し頬を染めながら、夜が特別なものになる予感。
オフィスで頼れる「少し姉御肌の先輩社員」
- 30代前半。後輩の面倒見がよく、仕事もテキパキこなす。
- スーツはシンプルなネイビーやグレーを選びがちだが、ヘアメイクやネイルはほんのりフェミニンなテイストを残している。
- プライベートではスイーツ巡りやヨガなどを楽しみ、オンとオフをしっかり切り替えるタイプ。
クラシカルなパーティドレスで夜のイベントに臨む「金融系アナリスト」
- 30代後半。仕事ではパンツスーツ姿でバリバリ活躍するけれど、夜の特別なパーティにはクラシカルなドレスを着用。
- 財界や経済系のパーティでも物怖じせず堂々と話すが、プライベートでは意外と可愛い物が好き。
- 「ギャップ萌え」を狙っているわけではないが、そう言われることが多い。
若手女優としてテレビドラマに出演中の「清楚系タレント」
- 20代前半。役柄は初々しい女子大生キャラが多いが、本人は芯が強く負けず嫌い。
- スタイリストやメイクさんから“もっと大人っぽい香りを纏ってみたら？”と勧められ、試しに選んだ香水がミス ディオール。
- やわらかい花束の甘さで「清楚で可憐なイメージ」を維持しつつ、自分自身にちょっとした自信を与えている。
フルーティーな甘酸っぱさとフローラルの可愛らしさが際立つため、秋冬から春先の涼しめの季節に特に映えます。ユーザーからは「冬のホリデーシーズンやバレンタインなど華やかなイベントに合う」「夜のお出かけに雰囲気が高まる」などの意見もあり、夜のシーンで甘さを楽しむ使い方が人気です。ただし、日中に軽めにつけると「大人可愛い印象で甘すぎない」といった評価もあり、少量であればオフィスや普段のお出かけにも対応できます。