ドルセー善悪是非 T.J.

善悪是非 T.J.
ブランド ドルセー
分類ウッディアンバーフローラル
季節
調香師 アメリー・ブルジョア
原産国 フランス
詳細 公式サイト

「Il n’y a pas de bien ni de mal. T.J.(善悪是非 T.J.)」は、「燃え上がるような愛」をアンバー、ローズ、ウードを中心に表現したフレグランス。インセンスやラブダナム、バニラなどレジン系&甘みをしっかり含んだ素材と、ラオス産ウードやサンダルウッド、ガイアックウッド、パチュリといった“濃厚ウッディ”の要素が重なり合い、強烈かつ魅惑的な奥行きを生み出しています。そこにアイリスとダマスクローズが加わり、重厚感の中にほんのりとした清涼感やエレガンスをもたらすという構成。「危険なほどに惹かれる香り」や「ダークでアニマリックに傾きすぎず、柔らかい温かさがある」という声も見られます。

口コミでは、“お香っぽい”や“ややスパイシー”と感じる一方で「意外と甘く、リラックスできる」とも語られるなど、人によっては捉え方が分かれる様子。「ベリーを煮詰めたような甘酸っぱさを感じる」という意見や、「蜂蜜&シナモンを思わせる香り立ち」とコメントする人もいますが、多くの場合はウード&アンバー由来の神秘的な雰囲気に注目が集まり、「夜に纏うと無敵な気分」「どこか仄暗い色気を感じる」「清涼感あるウードで意外に付けやすい」といった反応が混在する香りとなっています。

香りの構成

  • トップノート
    • ベルガモット、グレープフルーツ、フレンチアイリス、インセンス、エレミ:柑橘がもたらす少し鋭い爽快感と、アイリスのパウダリーさが最初に姿を現しますが、同時にインセンスやエレミ樹脂によるスモーキー&レジン的な要素が立ち上がり、「お香の香りが好き」「ややシナモンを連想した」という口コミも散見されます。
  • ミドルノート
    • ダマスクローズ、ラオス産ウードウッド、ゼラニウムリーフ:甘く官能的なローズと、ゼラニウムリーフ由来のグリーンフローラルに、ラオス産ウードのややアニマリックなウッディが重なることで「強烈ながらもどこか柔らかい温かさ」を感じさせる層を形成。「色彩の暗い果実(ベリー系)を煮詰めたような甘酸っぱさ」を思い浮かべるという声や、「ダークなのに優しさもある」といった好評価が多いようです。
  • ベースノート
    • ラブダナム、パチュリ、バニラ、オーストラリアンサンダルウッド、ガイアックウッド:レジンの甘さ(ラブダナム+バニラ)と土っぽいパチュリ、ウッディなサンダルウッド&ガイアックウッドが交じり合い、アンバー&レザーを連想させる「重厚な終盤」を作ります。時間が経つにつれ「どこかほっとする落ち着き」も感じるといわれ、「アラビック・オリエンタル系が得意でない人でも意外と馴染む」など、余韻が柔らかい点も注目されています。

おすすめの季節と時間帯

日中

ラブダナムやウード、バニラなどの重めレジン&ウッディが印象的で、気温の下がる秋冬シーズンに特に映えるという意見が大半。口コミでも「冷たい空気のほうが深みが際立つ」と語られがちです。一方、清涼感のあるウードとして「真夏でも意外に付けやすかった」という体験談も一部見られます。ただし、その場合はワンプッシュなど量に注意する人が多いようです。総じて、夜にこそ映えるセクシーでゴージャスな香りであり、「特別な時間を演出したい」「自分の背筋を伸ばしたい」ときに最適とされています。

男性向け、女性向け

男性
女性

ラオス産ウードやインセンス、ラブダナムといった濃厚な“レジン&ウッディ”要素は「メンズ的」と感じられやすい一方、ダマスクローズやアイリス、バニラの甘さ・フローラル感がしっかりと役割を果たし、「女性の肌に乗せても魅力的」「中性的な色気を放つ」と評価する人が多いです。「どこかミステリアスな“大人のユニセックス”感」が最大の魅力と言われ、性別を問わず支持される傾向にあります。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • アンバー系・・・ウッディアンバー
  • フローラル系・・・フローラル
インセンスやラブダナム、バニラから成る濃厚アンバー。さらにウード、サンダルウッド、ガイアックウッドといった多種のウッド素材とフローラル(ローズ、アイリス)を組み合わせた、重量感あるオリエンタル寄りのウッディアンバーがメイン。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アンバリー
  • ウッディ
  • スパイシー
  • パウダリー
  • フローラル
ラブダナムやバニラ由来のアンバー感(アンバリー)、ウードやサンダルウッドなど濃厚なウッディ素材(ウッディ)。インセンスやわずかなスパイス感(スパイシー)。アイリスの粉っぽい上品さ(パウダリー)。ダマスクローズ由来の華やかなフローラルが厚みを出す。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

善悪是非 T.J.の香りが似合うイメージ・人物

善悪是非 T.J.をつけている人のイメージ

深夜にクラシカルな小説を読む「ゴシック趣味の男性」

  • 30代前半。ゴシックファッションやアートに興味があり、夜間にはランプの灯りだけで古典文学を読むのが日課。
  • ダークカラーのロングコートやレザーアイテムを揃え、やや退廃的なムードを好むが、本質的には大人しく物静か。
  • 香りは“レザー感のある濃厚ウッディ”と“神秘的な甘さ”を求めており、ウードやインセンスに惹かれている。

夕方以降にラウンジバーで歌う「ジャズシンガー」の女性

  • 30代後半。都会のラウンジで週末にジャズの生演奏を披露し、低音の魅惑的な声で観客を酔わせるのが得意。
  • スリット入りのドレスや、光沢のある素材を取り入れて、ステージに立つと独特の妖艶な存在感を放つ。
  • 「アンバーな甘さを備えつつもウッドやお香系でミステリアス」にしたく、このフレグランスの濃厚さを夜の歌声に合わせたいと考えている。

材質にこだわる「職人肌のレザークラフター」男性

  • 30代後半。レザークラフトの工房を営み、独自の技法で鞄や財布を仕上げる。
  • 革の染め具合や素材選びに人一倍こだわり、日常でもヴィンテージ革のバッグやブーツを愛用。
  • 香りは“革のような深い重厚感”と“レジンっぽい甘さ”が欲しいが、アニマリックすぎるものは避けたいと感じている。

ルーフトップバーで語り合う「友人を見送る女性」

  • 20代後半の女性。海外赴任が決まった友人を祝福しつつも別れを寂しく思い、夜景の見えるルーフトップバーに招いて乾杯。
  • シンプルなドレスにヒール、ダークなリップで“切なさと華やかさ”を演出し、“大人の夜”を過ごす。
  • 「哀愁のある甘さと、ダークでレザーっぽいウッディ要素」があれば、この別れの夜の空気感にぴったりと考えている。

秋冬のパーティで「知的にドレスアップ」する男性

  • 30代前半。金融系やコンサル業など堅い仕事をしているが、秋冬のパーティではスリーピーススーツなど品のある装いで少し差を付けたいタイプ。
  • ブランド物の靴や時計はシックにまとめ、大人の落ち着きと控えめな色気を兼備した印象を与えたい。
  • 香りは“ウッディ×レジン”の濃厚感が欲しいが、アニマリックに寄りすぎないものを探しており、「ソフトなウードやバニラ要素」に興味を抱いている。

週末に“暗めカラー”で映画館を訪れる「セミフォーマル好み」の男性

  • 30代男性。週末に映画館でアート系作品やフランス映画などを鑑賞し、時にはカフェで映画談義をする文化派。
  • スラックス+ジャケットを暗い色でまとめ、オフィスモードよりは砕けたセミフォーマルで“都会の知的エスプリ”を醸す。
  • 香りは“レザー調に寄りすぎないウード”と“ほんのりバニラの甘さ”が理想で、ダークながら人を遠ざけない香りを探している。