ディプティックオーキャピタル

オーキャピタル
ブランド ディプティック
分類シトラスフローラルモッシーウッド
季節
詳細 公式サイト

「オー キャピタル(Eau Capitale)」 は、ディプティックが“パリ”へ捧げるオマージュとして生み出した ローズ主体のシプレー系 フレグランス。ベルガモットの上品でわずかに苦みを帯びたシトラスと、ピンクペッパーの軽やかなスパイス感がトップに広がり、その後ローズが華やかに主役を演じながら、パチュリとモス(苔)による深みある余韻を生み出す構成が特徴的です。独特のスパイシーさをまとったローズの香りは、甘くなりすぎず、クラシカルなシプレーの渋みをしっかりと感じられるため、男女問わず多くの愛好家を魅了しています。

香りの構成

  • トップノート
    • ベルガモット(Bergamot):柑橘系のなかでもほろ苦さと穏やかな甘みが共存する洗練された香り。オー キャピタルの冒頭を爽やかかつ落ち着いたトーンで切り開き、重厚なローズやパチュリに至るまでの橋渡しを担います。
    • ピンクペッパー(Pink Pepper):ほのかな甘さと軽い刺激が同居するスパイスで、序盤にシャープなアクセントを与えます。ローズの甘美な側面をバランスよく引き締めるため、仕上がりがくどくならず都会的で洗練された印象へ導きます。
  • ミドルノート
    • ローズ(Rose):中盤で大きく花開く、まさにこのフレグランスの中心。バラの甘さと華やかさは明確に感じられますが、ピンクペッパーや後半のモス、パチュリが同居することで甘すぎない“スパイシー&エレガント”なローズとなっています。大人びた薔薇の表情を湛え、フローラル系が苦手な方でも意外と取り入れやすい点が魅力です。
  • ラストノート
    • パチュリ(Patchouli):湿度感や土っぽさをほんのり含むウッディ要素で、ローズの華やかさを支えながら香り全体に奥行きを与えます。パチュリ特有の落ち着きがローズの甘さを抑えつつ、深くエレガントな後半を演出します。
    • モスノート(Moss Note):伝統的なシプレー構成に欠かせない“苔”を連想させる香り。森林を思わせる落ち着きと、わずかな湿度がローズ&パチュリの組み合わせに絶妙な渋みを加え、“ビターで上質な大人の雰囲気”を余韻として残します。

全体として、軽快な柑橘&スパイス → ローズの力強い華やぎ → 土と苔の含みあるラスト、という段階的な変化が、パリ特有の芸術性やクラシカルな気品を表現しているといえます。甘さを嫌う方でも、スパイシーなローズアレンジによりトライしやすいのがポイントです。

※ ディプティックは公式に三段階のピラミッド発表をしていないため、これは一般的な香料の揮発特性と調香のセオリーから導き出した推測です。

おすすめの季節と時間帯

日中

パリの街を感じさせる甘く芳醇なローズと、シプレー特有のモス&パチュリが織り成す深みが秋冬〜春先に心地よく香り立ちます。昼夜問わず愛用可能ですが、しっかりと存在感があるため、フォーマルな場面や少しドレスアップしたときに真価を発揮します。1プッシュでも十分香りが広がるので、強めのフレグランスが苦手な方は控えめにつけるのがおすすめです。

男性向け、女性向け

男性
女性

ローズを主軸に据えた構成は一般的に女性的と感じられがちですが、パチュリやモス、そしてスパイス感のあるトップによってユニセックスな魅力を帯びています。男性が使う場合も「大人の余裕を漂わせる」と評価されることがあり、実際に愛用する男性ユーザーも少なくありません。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • ウッディ系・・・モッシーウッド
  • フレッシュ系・・・シトラス
  • フローラル系・・・フローラル
ベルガモットやピンクペッパーのシトラス&スパイス、力強いローズによるフローラル、クラシカルなシプレーを想起させるモスとパチュリのウッディ感。シプレーという古典的ジャンルにありながら、モダンで華やかなローズを堪能できる構造です。

補足分類(18の属性からの分類)

  • シトラス
  • シプレー
  • スパイシー
  • フローラル
シプレーの骨格を持ちつつ、ローズとスパイスのニュアンスが強く、さらにシトラスが柔らかい煌めきを添えます。「シプレーの重さが苦手だったが、これならハマった」という声が示すように、軽快さと荘厳さが共存する絶妙なバランスを保っています。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

オーキャピタルの香りが似合うイメージ・人物

オーキャピタルをつけている人のイメージ

石畳の街角で暮らす「翻訳家の女性」

  • 30代後半。ヨーロッパの石畳が残る街に在住し、自宅で文芸翻訳の仕事をしている。
  • コーヒー片手に書斎で原書を読みふけり、合間にはバルコニーで深呼吸。
  • 柄物のロングスカートとシンプルなトップスをよく着用。自然体ながらどこか凛とした気品を持つ。

パリの地下鉄を乗りこなす「美術学生」

  • 20代前半。美大に通いながら、休日は美術館やギャラリー巡りを欠かさない。
  • 経験豊富な大人にも負けない「先鋭的な感性」で作品を捉え、SNSに感想を投稿。
  • チェーンバッグやバレエシューズなど、パリジェンヌ風のファッションに憧れがある。

雑誌編集部で働く「凛々しいキャリアウーマン」

  • 30代前半。ファッション誌の編集長補佐を務め、仕事に情熱を注ぐ。
  • 打ち合わせや取材が詰まった日でも、黒やグレーを基調にしたシックな装いに、魅惑的なリップカラーを一点差し。
  • 時には夜遅くまでオフィスに残り、雑誌の仕上がりをチェック。ヘアメイクは完璧に維持しつつ、香りも大事にしている。

夕暮れの川沿いを散歩する「若手建築家」

  • 20代後半、男性。散歩しながら街並みを観察し、新しいデザインのヒントを得る日々。
  • スーツスタイルでも柔軟に動けるよう、ジャケットとスニーカーを合わせた都会的なコーデ。
  • ローズ系香水は避けてきたが、オーキャピタルの「スパイシーで渋いローズ」に興味を抱き、愛用し始める。

サロンでジャズライブを楽しむ「小説家の女性」

  • 40代後半。ゆったりとしたワンピースにロングネックレスなどを合わせるエレガンス。
  • ジャズバーや音楽サロンに出かけ、好みのライブを心ゆくまで堪能。
  • ミステリーや歴史小説を執筆しており、インスピレーション源として音楽やアートを取り入れる。

ギャラリー主宰の「現代美術キュレーター(男性)」

  • 30代。無地のブラックタートルネックとスリムパンツを愛用し、ギャラリーで個展を開催。
  • クライアントや作家とやりとりしながら、夜遅くまで企画書を練る。
  • 以前はウッディ系やレザー系を好んだが、同業者に勧められてオーキャピタルに挑戦。予想外にローズがツボにハマる。

ランチタイムを優雅に過ごす「広告代理店の女性管理職」

  • 40代。部下の育成や海外クライアントとの打ち合わせなど、多忙なスケジュールをこなす。
  • 合間に高級レストランでランチミーティングを行いつつ、お互いのチームの状況を確認。
  • スーツは黒や濃紺を基調に、アクセサリーと香水で個性を追加。“オーキャピタル”のローズシプレーがトレードマークに。