ドルセー唯美な破壊 W.T.

唯美な破壊 W.T.
ブランド ドルセー
分類アロマティックモッシーウッド
季節日中
調香師 ジャン・クリストフ・エロー
原産国 フランス
詳細 公式サイト

「唯美な破壊 W.T. (Sweet Disruption. W.T.)」は、メゾン ドルセーが日本向けにデザインしたオードパルファムです。トップではスペアミントの清涼感やピンクペッパーの辛味、マンダリンアルデヒドのシャープさがひとつに重なり、まるで冷えた炭酸入りオレンジジュースを思わせる刺激的な香り立ちを演出します。ところがすぐに“焦がした砂糖のような甘い空気”が漂うという声も多く、口コミでは「鋭さと甘さのギャップが面白くてクセになる」と評判です。

さらに、ミドルノートのジャスミンアブソリュート、フランキンセンス(インセンス)、ゼラニウムがフローラルでありながらスパイシーかつスモーキーなムードを保ちつつ、「透けるようなジャスミンに包まれた綿飴のような甘さ」へ落ち着くケースが多いとも報告されています。実際、「トップのミントやピンクペッパーが強いと感じても時間が経つとまろやかになり、肌馴染みが良い優しい甘さだけが残った」という意見が少なくありません。

そして、ベースにはベチバーやオリバナムレジノイド(インセンス)、モスアコードが加わり、わずかに湿り気を帯びたウッディ&グリーンな余韻を形成。秋冬の乾燥した時期にはこの甘さがいっそう引き立ち、「香り自体はしっかり持続するが、周囲を邪魔しない安心感がある」との声もあります。一方で、真夏にはミントの爽やかさが重たさを抑えてくれるため、季節を問わず楽しみやすいフレグランスとも言われています。

香りの構成

  1. トップノート
    • ピンクペッパーエクストラクトLMR:ほのかな辛味と刺激を与えるスパイシーな要素。ミントや柑橘とぶつかり合うことで、冒頭に「ピリッ」としたアクセントをもたらします。
    • スペアミント:グリーンで甘さも含むミントの清涼感が主張し、「冷たい炭酸入りオレンジジュース」を思わせる刺激的な印象を作り上げます。苦手に感じる方もいますが、しばらくすると「焦がし砂糖のような甘さ」に溶け込む、という口コミが多く見られます。
    • マンダリンアルデヒド:柑橘の明るさとアルデヒド由来のシャープさをプラス。全体の透明感を引き上げる一方、甘さとのギャップを面白くしているとも言われています。
  2. ミドルノート
    • ジャスミンアブソリュート エジプトLMR:白花のやわらかい甘みがトップノートの爽快さを受け止めつつ、全体に優しいフェミニンさを加えます。時間が経つと「透けるジャスミンに綿飴の甘さが溶け込む」との感想も多く、スパイシーさを穏やかに包み込む役割を担います。
    • フランキンセンスオイル (オリバナム):神秘的な樹脂感とスモーキーな要素。トップのミントやピンクペッパーの刺激を静かに支え、深みを与えることで甘い香りにアンバー&レザー調の奥行きを生み出します。口コミでは「秋冬にこの乳香系の暖かみが際立って心地よい」とも。
    • ゼラニウムオイル マダガスカルLMR:ローズを連想させるグリーンフローラルな香りが、ミントの清涼感と相乗効果を生み、やわらかい甘みとスパイシーさのバランスを保ちます。
  3. ベースノート
    • ベチバーオイル ハイチLMR:アーシーかつグリーンなウッディ感が香りの最後を引き締め、過度な甘さを抑えて大人らしい落ち着きをもたらします。
    • オリバナムレジノイドLMR:乳香由来の樹脂的な香りが底に残り、甘さとスモーキーさを合わせたインセンス感をさらに強調。「柔らかいのに奥深い匂い」と評する声の要因の一つです。
    • モスアコード:苔のような湿り気を含むグリーンな苦味がかすかに漂い、最終的に甘さだけで終わらない重層的な余韻を形成。日常の空気を“自然の息遣い”へと変換するイメージが加わります。

おすすめの季節と時間帯

日中

スペアミントやモスのグリーン感が春夏の爽やかさにマッチし、フランキンセンスやベチバー、インセンスの残響が秋冬の夜のシーンにも映えるとされ、「季節を問わず楽しめる」との口コミが多いのが特徴です。特に甘さが引き立つ冷涼な季節には、思いがけず包まれるような温もりを得られるため、“真夏よりは秋冬向きかも?”と感じる人もいます。ただしトップのミントが爽快なので、暑い季節に付けてもさほど重たくならず、昼から夜への移ろいにもよく馴染むフレグランスです。

男性向け、女性向け

男性
女性

ミントとインセンス、そしてベチバーによるウッディ&スモーキーな要素はメンズライクに好まれがちですが、フローラルや甘さが比較的強く出る人もいるため、ユニセックスで使える幅広さがあります。口コミでは「想像以上に甘かった」「最初スパイシーなのに、途中からやわらかな砂糖のような香りが続いて意外」といった感想が挙がっており、甘みが苦手な方や重いフローラルが苦手な方は肌や気温でどんな香り方をするか慎重にテストするのがおすすめです。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フレッシュ系・・・アロマティック
  • ウッディ系・・・モッシーウッド
スペアミント、ゼラニウムなどのハーブ的要素が立ち上がりを爽快に仕上げる。ベチバーやモスアコードが深みを与え、わずかに湿ったウッディ感をベースに敷く。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アロマティック
  • アンバリー
  • ウッディ
  • スパイシー
  • フローラル
ミントやゼラニウムのハーブ系の香りが全体を支配する(アロマティック)。フランキンセンス由来の樹脂感がわずかに残り、全体を温かく包む(アンバリー)。ベチバーやモスなど、木質感&土のニュアンスを伴う(ウッディ)。ピンクペッパーやインセンスに由来するわずかな辛味やスパイシーさがある(スパイシー)。ジャスミンやゼラニウムの花のニュアンスがミドルに顔を出すが、あくまで全体を繋ぐ役割(フローラル)。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

唯美な破壊 W.T.の香りが似合うイメージ・人物

唯美な破壊 W.T.をつけている人のイメージ

初夏の庭パーティを主宰する「ミントソーダ好きの女性」

  • 20代後半の女性。自宅の小さな庭で初夏のパーティを開き、自作のミントソーダや軽いアルコールを振る舞うのが得意。
  • ワンピースに薄手の羽織物を合わせ、キッチンでは砂糖とミントを潰して甘く爽やかなソーダベースを作るなど、手際よく動く。
  • 香りは“スペアミントの清涼感”を活かしつつ、ほんのり甘い仕上がりがほしいと考えている。

夜の路地裏で「アンティーク雑貨店」を営む男性

  • 30代男性。夜になるとほの暗い路地裏にある小さなアンティーク雑貨店を開け、興味を持つ客にこだわりアイテムを語るのが好き。
  • スーツよりも黒や茶系のジャケットを好み、ガラス細工や銀のカトラリーなどミステリアスなテイストを扱う。
  • “辛口のスパイス”がメインの香りを選んできたが、そこに“ちょっとした甘さ”が加わるとさらに店の雰囲気を盛り上げると感じている。

打ち上げで踊り明かす「サマーイベントのディレクター」

  • 20代後半の男性。夏祭りやダンスイベントなど大規模な企画を手掛け、ステージ裏で指揮を執ったあとは自らも打ち上げで踊りに参加する。
  • スポーツタオルや動きやすい服装で、汗をかいてもスッと爽快に感じる香りを好むが、イベント後の夜には甘さも欲しい。
  • “甘辛ミックス”がしっくり来るフレグランスを探しており、ミントがあると夏にも重たくならないと考えている。

スポーツジム帰りに立ち寄る「オシャレなアーバン男子」

  • 20代後半~30代男性。仕事帰りにジムでトレーニングし、その後は街のオシャレなカフェやバーをチェック。
  • スペアミントやクールな香りを普段は使っていたが、今はもう少し甘みがあるトレンド香にも興味がある。
  • “清涼感+甘さ”をテーマにした甘辛フレグランスを使いこなしたい。

雨の日もアクティブに動く「ギャラリーキュレーター」

  • 30代女性。アートギャラリーの展示を企画し、作品の世界観に合わせて空間をデザインする。
  • 天候にかかわらず外出をし、現地で作家と打ち合わせしたり、カフェを回ったりするために機動力を重視。
  • ミントやスパイスの“ビターさ”に興味がありつつ、“甘さが生む柔らかさ”も手放せないため、両方があると理想。

春のアウトドア音楽フェスを楽しむ「大人カジュアル女性」

  • 20代後半~30代前半の女性。デニムやスニーカーのカジュアルコーデでアウトドアフェスへ行き、ワクワクを求めるタイプ。
  • 会場で汗をかいたり歩き回っても、常に“心地よい香り”で気分をキープしたい。
  • 清涼感のあるトップが欲しい一方、夕方以降のステージでは少し甘さも出てほしいという勝手な要望を抱える。

渋めのクラフトビールバーを営む「スパイス好き男性」

  • 30代の男性。店では辛口のIPAやハーブエールなどマニア向けのビールを揃え、フードメニューにもスパイスを多用。
  • ゲストには“甘みと香辛料が絶妙なケミストリー”を提案するのが得意で、ビールとおつまみのペアリングを指南。
  • 香りも「スパイス要素が軸」だが、“焦がした砂糖”のような甘さがアクセントになれば一層面白いと感じる。

真夜中にアーバン散歩する「ネオパンク系ファッション」の女性

  • 20代後半の女性。ブラック×蛍光カラーなどネオパンクなファッションを好み、深夜の都会を散歩するのが趣味。
  • ガラスや金属素材のアクセサリーを組み合わせ、辛口モードを貫くが、中身は意外とキュートな性格。
  • “辛口”と“甘さ”の相反する要素をミックスできる香りを狙い、“スパイシーだけじゃない可愛さ”を楽しみたい。

冬の美術館巡りをする「文化系カップルの男性」

  • 30代前半の男性。彼女と一緒に美術館や博物館を巡り、カフェで感想を語り合うようなデートを好む。
  • 暗めのコートにマフラー、手には美術展のパンフレットを持ち歩き、時々ホットチョコレートを買って暖をとる。
  • 香りは“ほろ苦く刺激的”なスパイス感をベースにしながら、彼女をリラックスさせる“デザート的甘さ”もあってほしいと考える。