フエギア 1833フエギエール
「Fueguier（フエギエール）」は、フエギア 1833の「Linneo（リンネオ）」コレクションとして2010年に登場したイチジク（Fig）を中心としたグリーンアロマティック系フレグランスです。乾いた空気に包まれるイチジクの木陰に佇むような“青い香り”が印象的で、ローズウッドやプチグレンのウッディかつほろ苦いフレッシュさが全体を通して爽やかに広がります。みずみずしい果実感がありそうで、実際には甘さを抑えた青さや土っぽさが前面に出るため、典型的な“甘いフィグ”とは異なる個性的な仕上がりです。まるで葉や樹液の生々しい苦みや、オゾンやミネラルを含んだ空気が合わさったような独特の清涼感が感じられ、雨上がりや曇り空の肌寒い日には葉の苦味が強調される一方、暑い日差しの下では緑の合間からわずかに果実の甘みがのぞくとの声もあります。
香りの構成
- トニックノート
- イチジク (Fig)：みずみずしさを想起させながらも、甘みよりも青さや土の香りに寄ったイチジクです。果肉の蜜感は薄く、摘みたての生いちじくの葉や皮を連想する苦みが際立ちます。涼しい季節にまとえば青いニュアンスが強まり、温かい季節にはわずかに果実の甘さも楽しめるようになります。
- ドミナントノート
- ローズウッド (Rosewood)：ややスパイシーなウッディノートで、イチジクの青さに深みと落ち着きを与えます。自然の中でほっと一息つくような穏やかさと、樹木の乾いたタッチを感じさせるため、グリーンな空気と相性良く溶け合います。
- サブドミナント
- プチグレン (Petitgrain)：ビターオレンジの葉・小枝由来の苦く爽やかなシトラス感が加わり、ラストには透明感と緑の清涼感をもたらします。青いイチジクとローズウッドのウッディさをすっきりとまとめながら、少しスパイシーな要素を後押ししています。
- （バックに感じるオゾンやミネラル感）：香り全体にごく軽い水気や鉱物的な静けさが含まれ、晴れの日は木漏れ日の下で風が抜けるような感覚を、雨が降った日は土の湿り気をよりリアルに感じさせます。 “空気を潤す”ような瑞々しさとドライな葉の香りが交錯するため、“青くスースーする”印象を抱く人もいます。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
グリーン＆ウッディの爽やかさは男性にも馴染みやすい。甘さが控えめで、清潔感がある。イチジクの柔らかなフルーティさや青い香りを好む女性も多く、日中のカジュアルフレグランスとして人気が高い。
属性
フレグランスホイールとは？分類
- フレッシュ系・・・アロマティック、グリーン、フルーティ
イチジクの青さやプチグレンの苦味、オゾン的な清涼感が色濃い。ローズウッドやプチグレンのハーブ的な側面があり、すっきりとした香り立ち。
補足分類（18の属性からの分類）
- アロマティック
- グリーン
イチジクやプチグレンが放つ青い香りが主軸。イチジクに由来するわずかな果実感があるが、全体としては青さの方が強い。ローズウッドやハーブ系ノートが合わさり、清々しく落ち着いたアロマ感を演出。
フエギエールの香りが似合うイメージ・人物
地中海のリゾートで早朝を迎える「船上ヨガインストラクター」
- 20代後半～30代の女性。地中海のクルーズ船でヨガクラスを担当し、朝日とともに甲板でレッスンを実施。
- マットを敷いて海風を体いっぱいに受けながら、ゆっくり呼吸を整える。
- 香りは“海を想わせる透明感”と“葉をちぎったような青いハーブ感”が好きで、汗をかいてもさわやかに保ちたい。
週末は自転車で高原を巡る「リフレッシュ派のOL」
- 30代前半の女性。平日はオフィスで働き、週末にはロングライドのサイクリングで山や高原に出かける。
- コットンシャツや伸縮性のあるパンツを軽く着こなし、リュックには水筒と簡単なランチを詰めている。
- 「森や草原の青い香り」を好み、汗をかいても爽やかに対応できる“青くウッディな”フレグランスを探している。
雨上がりの都会を散歩する「ロマンティック派の男性」
- 30代前半。都心の高層ビルで働きながらも、雨が止んだ夕暮れに街を歩き、緑の残る公園を探すのが好き。
- スーツに薄手のトレンチコートを合わせ、雨上がりの湿度を含んだ空気を楽しむタイプ。
- 香りは“青い自然”や“少し土っぽい空気”を嗅ぎたいが、あまり甘すぎないシトラスがあれば嬉しい。
週末は家庭菜園でハーブを摘む「ホビー派主婦」
- 20代後半～30代女性。平日は家庭や子育てに忙しいが、週末にはベランダや小さな畑でイチジクやバジル、ハーブを育てるのが趣味。
- 手入れしたハーブを軽いサラダやドリンクに使うなど、“自然を身近に感じるライフスタイル”を楽しむ。
- 香りには“青さ”と“ウッディな落ち着き”の両立を求め、家事の合間にリフレッシュしたい。
ナチュラル系ファッションを紹介する「SNSインフルエンサー」
- 20代後半の女性。リネンやコットン素材のワンピースやトップスを、ノンシャランな着こなしでSNSに発信。
- ハーブのプランターを背景に撮影したり、“青い葉”や“ウッディ”な雑貨を使用しつつ、優しい雰囲気をアピール。
- 香りは“フィグ特有のグリーンな葉感”が映え、使う量を調整すれば毎日でもSNS映えするというのが理想。
屋外農園で野菜を収穫する「フードトラック経営者」
- 20代後半の男女どちらでも可。自分の農園で獲れた野菜をフードトラックで提供する、移動販売スタイルを実践。
- 青空の下でトラックを開き、新鮮なサラダやスムージーを作って地元客に好評。
- “フィグやハーブの青み”がある爽快な香りなら、外で汗ばむ作業中でも違和感なく使えると思っている。
公園のピクニックでラグを広げる「アクティブママ」
- 30代女性。子どもを連れて公園へ行き、芝生にラグを敷いておやつタイムをするのが週末の定番。
- 簡単なお弁当やフルーツを持参し、子どもが遊び回る姿を見守りながら、合間に読書やスマホで音楽を聴く。
- 香りには“すっきり青い”要素と“自然調のウッディ”が大切で、甘みは少なくてもリラックスしたピクニック気分が欲しい。
青々しくみずみずしいグリーンノートが、気温が上がる季節にぴったり。汗ばむ日にも爽やかに香ります。透明感のある香りで、カジュアルなシーンやオフィスワークなどでも使いやすい。シエスタのイメージ通り、昼下がりにほっと一息つきたいときに最適。