フエギア 1833ルナ ロハ

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「Luna Roja(ルナ ロハ)」は、ワイン樽やコルク、さらに干し草を基調にした独特のウッディ感をもちながら、プラムや赤系ベリーの甘さが“ワインの中でも貴腐ワインを思わせる香り”として幅広く支持されているフレグランスです。ローズも加わることで上品な華やかさが生まれ、人によっては「蜂蜜やブランデーシロップのような濃密さ」を感じることがある反面、干し草由来のドライなスパイス感が甘さを引き締め、深みをもたらしています。
ユーザーからは「赤ワインの樽の中で熟成されたよう」「芳醇なプラムにオークの渋みが重なる」など、大人の色気漂うロマンティックな香りとして定評があります。フエギアの中でも特に人気が高い一本。
香りの構成
- コルク (Cork):最初にワイン樽やコルク栓から連想される渋みを含んだ木質感が立ち上がり、ややドライなウッディの基調を築きます。この段階で赤ワインのアルコール感や甘酸っぱさを強く感じる方も多く、なかにはブランデーを思わせる濃厚な洋酒感を捉える場合もあります。
- ローズ (Rose):ワインのような果実のニュアンスをさらにエレガントにまとめ上げる、しっとりとしたローズが存在感を放ちます。肌質次第では甘酸っぱさが際立ち「シロップがけしたプラム」や「蜂蜜のようなとろみ」を連想する声もありますが、一部の方はそこまで甘くならず、落ち着いた赤みを帯びたローズに留まると感じられる場合もあります。
- ヘイ (干し草):乾いた土っぽさとほのかなスパイシー感が加わり、フルーティな甘みを引き締めます。ローズや果実感との組み合わせによっては「蜜やラムのような甘いお酒」にも感じられますが、最終的にはこのドライなヘイが“木樽の渋み”を後押しし、香りを落ち着いた印象にまとめます。
- プラムや赤系果実のニュアンス:香り全体を通して、まるで赤ワインやポートワインを想起させる果実の濃厚さを感じることができます。ロット(エディション)や個人の肌質によっては、ワインらしい渋みが強まる場合や、逆に甘くフルーティなシロップ感が前面に出るなど、違いが大きいとも言われています。色が濃厚で衣類に付着しやすいという声もあり、量や付ける場所に注意して使う方が安心です。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
ローズや濃密な果実感が、しばしばフェミニンかつ妖艶な印象を呼び起こしますが、樽香や干し草の渋みが土台を支えるため、男女問わず手に取りやすい一面があります。甘い香りが苦手でなければ、男性がつけても「落ち着いた色気」を醸し出せるでしょう。どちらかといえばカジュアルよりも、秋冬のジャケットスタイルや夜の装いに似合う、大人のデートやプライベートで活躍するフレグランスです。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- ウッディ系・・・ウッド
- フレッシュ系・・・フルーティ
コルク(樽)や干し草を連想させるウッディ感が骨格として存在し、プラムや赤ベリーを思わせる甘酸っぱい果実感がワイン的な雰囲気を形成しています。ローズもかなり感じられますが、全体としては「濃厚な果実味」と「木質のドライさ」が大きな特徴です。
補足分類(18の属性からの分類)
- ウッディ
- フルーティ
- フローラル
樽香・干し草のウッディさ(ウッディ)が甘酸っぱいプラム系果実(フルーティ)と結びつき、ローズがフローラルの奥行きを加えます。甘みが強まるか渋みが強まるかは個人差やエディション差が大きく、ワインやブランデーを思わせるアルコール感が特徴的なフレグランスです。
ルナ ロハの香りが似合うイメージ・人物

古いワイナリーの樽庫を守る「情熱的ソムリエ」
- 30~40代男女問わず。年月を重ねたワイン樽が並ぶ地下庫で働き、ワインの品質管理に余念がない。
- 試飲の際には、葡萄のコンディションや樽の香りに深い愛着を持ち、味わいの変化を独自の感性で分析する。
- ワインの世界に情熱を注ぎながらも、人付き合いは控えめで、香りにも“樽香×果実”の奥行きを求める。
秋の夕暮れを散歩する「ワインラバーの芸術家」
- 20~30代男女問わず。アートスクールやデザインの仕事をしつつ、趣味はカフェやバーを巡りワインを楽しむ。
- 秋の落ち葉が敷き詰める公園を散策しながら、頭の中で作品の構想を膨らませる。
- 香りに関しては、果実的な色彩とウッディな深みが混ざり合う“暖かくロマンティック”なものが好み。
隠れ家的ワインバーを経営する「夜のホスト/ホステス」
- 30~40代。小さな隠れ家バーを営み、厳選したワインやカクテルをふるまう。
- レコードの音が心地よく流れる店内で、お客に“ゆっくりとした時間”を提供する。
- 自身もワインに詳しく、香りには“樽香”や“熟成”を思わせる深みを求め、ゲストを甘酸っぱさで魅了する。
スーツの裏に“赤”を隠す「ミステリアスビジネスパーソン」
- 30代男性。昼間はパリッとしたスーツを着込みクールなビジネスモードを貫く。
- しかし“赤”を基調とした裏地や小物をあえて隠し持つなど、内に秘めた情熱を表現する。
- 香りも“甘くも渋いワイン”を思わせる個性を選び、人と同じにならない“ひと癖”を意識。
秋のワイン祭りを旅する「ノマド系ライター」
- 20~40代、男女問わず。世界各地のワイン収穫祭やフードフェスを巡り、グルメブログやコラムを書いている。
- 葡萄畑の中で撮影を行い、ワイナリーの歴史や土地の風景を記事にまとめる。
- “赤系ベリー”や“樽で熟成する香り”を連想させるフレグランスを纏い、旅先の雰囲気に溶け込みたいと考えている。
赤ワインを思わせる重厚感と、熟した果実の甘酸っぱさが特に肌寒い秋冬の夜に映える香りとして好まれています。夜のくつろぎタイムや、ロマンティックなデートシーンなどで官能的なムードを演出しやすく、日中やオフィスシーンには少々甘さやアルコール感が強いため、控えめな使用がおすすめです。春夏にまといたい場合も、ワンプッシュで楽しむなど少量にすることで甘さが過度に立ち上がるのを抑えられます。