ディプティックフィロシコス

フィロシコス
ブランド ディプティック
分類ウッドグリーンフルーティ
季節日中
原産国 フランス
詳細 公式サイト

ディプティックの「Philosykos(フィロシコス)」オードパルファンは、“イチジクの木”に捧げるオマージュとされる香りです。イチジクの葉の青々しいみずみずしさ(グリーン)、熟したイチジクのミルキーな甘さ(フルーティ)、そしてイチジクの木や樹皮のウッディ感が重なり合い、地中海の太陽を浴びたイチジク畑を連想させる開放的かつ奥行きのある香調に仕上がっています。ほんの少しのブラックペッパーが軽いスパイス感を与え、ホワイトシダーがウッディな骨格をさらに際立たせることで、自然の中にいるようなリラックスした気分にさせてくれます。なかには「はじめの青々しさにびっくりした」という声もある一方、「杏仁豆腐のようなほっとする甘さが病みつきになる」との評価もあり、肌や季節によって見え方が変わる奥深さが魅力です。

香りの構成

  1. トップノート
    • フィグリーフ(Fig Leaf):イチジクの葉が持つ青々しいグリーンノート。少し青臭く、ハーブにも通じる「瑞々しい葉っぱ」の香りが特徴です。森の中の草木を思わせるような清涼感と自然の息吹が感じられ、香りのはじまりを軽快に演出します。
    • ブラックペッパー(Black Pepper):スパイスの一種で、コショウ特有のピリッとした辛みや刺激を持ちます。イチジクの葉のフレッシュさに微かなシャープさを添え、「トップで強く香る日はクセを感じる」という意見もあるなど、嗅ぐタイミングによって刺激を受ける場合があります。
  2. ミドルノート
    • フィグミルク(Fig Milk):熟したイチジクの果肉や樹液を連想させる、ほんのり甘くクリーミーな印象。白い乳液(ラテックス)を含むイチジクならではの独特のミルキー感がポイントです。トップの青い香りから「ミルキーでココナッツのよう」と感じる方も多く、一部では「杏仁豆腐や桃を連想する」というレビューもあり、甘くコクのあるリラックス感を生み出します。
  3. ラストノート
    • フィグウッド(Fig Wood):イチジクの枝や幹に由来する、落ち着いた木の香り。葉や果実のフレッシュさとは対照的に、温かみと深みを伴うウッディ感があるのが特徴です。最後には果実の甘さから離れ、土を思わせるやや渋いウッディへ移行するため、「青さが抜けた後の森の落ち着きを感じられる」との声も。
    • ホワイトシダー(White Cedar):スギ科の木材から抽出されるウッディノート。シダー特有の“乾いた木材”の清潔感と軽いシャープさを持ち、イチジクの木の香りをさらに引き締めます。甘くなりすぎず、「秋冬に使うと深さをいっそう感じる」というレビューも見られます。

「イチジクの葉の青さ → ミルキーな果実の甘さ → 木の枝・幹の落ち着き」という三段階で捉えると、南国のイチジクの木のそばで過ごす清涼感と穏やかな温かみをイメージしやすくなります。「短時間で青さが引く」「5〜6時間程はやさしく香りを楽しめる」といった意見があり、濃すぎないバランスも特徴的です。

※ ディプティックは公式に三段階のピラミッド発表をしていないため、これは一般的な香料の揮発特性と調香のセオリーから導き出した推測です。

おすすめの季節と時間帯

日中

グリーン+ミルキーなトーンが涼やかかつリラックス効果大。特に暑い季節に爽やかさをもたらす一方、「乾いた季節にこの甘みが落ち着く」と秋冬を支持する声も。軽快でやわらかい香り立ちなので、日中のカジュアルシーンにもぴったり。オフィスで使う場合はつける量を調整すると良いでしょう。

男性向け、女性向け

男性
女性

イチジクの香りはユニセックスフレグランスとして人気が高く、パルファンになっても甘さと青さが絶妙に共存するため、男女問わず使いやすいという評判があります。青い葉の部分を強く感じる人と、ミルキーな甘さをより感じる人に分かれやすく、好みが一致した場合は強い愛着につながる一品と言えます。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • ウッディ系・・・ウッド
  • フレッシュ系・・・グリーン、フルーティ
イチジクの葉が放つ青々しい香りが印象的な“グリーン”要素と、熟したイチジクの果実の“フルーティ”な甘み、さらにウッディノートの骨格が合わさり、「尖りすぎず甘くなりすぎない絶妙なバランス」が実現されています。

補足分類(18の属性からの分類)

  • ウッディ
  • グリーン
  • フルーティ
スパイシー (spicy) も少し当てはまる可能性はありますが、主役は上記3要素。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

フィロシコスの香りが似合うイメージ・人物

フィロシコスをつけている人のイメージ

地中海沿いの古い図書館で働く「若手司書」

  • 20代後半、女性。青い海の見える地中海沿いの町で図書館に勤める。
  • 塩の香る風を感じながら自転車で出勤し、お昼休みに海辺を散歩。
  • ベージュやオリーブ色のリネンワンピースを好み、ローファーやサンダルで足元も軽快に。

街路樹の下でスケッチをする「美大生男子」

  • 20代前半、男性。穏やかな晴れ日にキャンバスと色鉛筆を抱え、自然をモチーフにスケッチ。
  • オーバーサイズの白シャツと、軽めのパンツスタイルで抜け感のあるコーディネート。
  • コーヒーとフルーツサラダが大好きで、休憩がてらサラダのイチジクに目をとめる瞬間がある。

インテリアショップを営む「姉妹オーナー」

  • 30代姉妹。北欧&地中海系のナチュラルな家具・雑貨を取り扱う個人ショップを経営。
  • ナチュラルウッドとグリーンを基調にした店内に、小物やファブリックをセンス良くディスプレイ。
  • 客がくつろげるよう、フレッシュな香りを意識して店内の空気を演出するのがこだわり。

森林浴を楽しむ「週末ハイカー」

  • 30代男性。平日はIT企業で働き、週末は山や森へ日帰りハイキングに出かける。
  • 軽装で行ける自然公園がお気に入り。ザックには水筒、スナック菓子、そして携帯ラジオ。
  • 香水は自然に近い香りを探していたところ、フィロシコスの“青くウッディな雰囲気”に惹かれて購入。

海外支社とのビデオ会議をこなす「在宅ワーカー」

  • 20代後半~30代前半、ジェンダーレス。自宅で海外チームと連携し、時差があるため不規則なスケジュール。
  • リラックスできる空間づくりが大好きで、デスク周りには観葉植物を並べる。
  • 香水は強いのが苦手だったが、フィロシコスの自然感に救われる。オンライン会議前にひと吹き。

ビーチで夕暮れを楽しむ「旅行ブロガー」

  • 20代半ば女性。SNSで旅先のフォトジェニックな景色を発信しながら世界を巡る。
  • 地中海リゾートに長期滞在し、夕暮れのビーチでゆったりとした時間を楽しむ。
  • 夏でも香りを楽しみたいが、くどいものは苦手なので軽めフレグランスが好み。

シェアハウスで暮らす「インテリア好き男女」

  • 20~30代混在のシェアメンバー。リビングはナチュラル系の木家具と観葉植物を配置。
  • 誰かが料理をするたび「今日は何作ってる?」と集まり、ワインやチーズを試すのが日課。
  • 共用のフレグランスとして玄関にフィロシコスを置き、来客時や外出時に軽くシュッとするのがお決まり。

週末ベランダガーデニングが趣味の「会社員男性」

  • 30代半ば。平日にはスーツを着て営業職で駆け回り、休日はベランダでミニ菜園を楽しむ。
  • トマトやハーブなど食べられる植物を育てており、朝に水をあげる時間が最高のリラックスタイム。
  • 香水はフレッシュなものを選びたかったが、これまでしっくりくるものがなく、ディプティックのフィロシコスに出会い“これだ!”と感じる。